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Rd.13&14 SUGO

  • 公式予選:2009年9月26日(土)
    第13戦決勝:2009年9月26日(土)
    第14戦決勝:2009年9月27日(日)
  • スポーツランドSUGO:3.704km
    第13戦:18Laps = 66.672 km
    第14戦:23Laps = 82.192 km

Race

Rd.14 SUGO 決勝レポート

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 フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第14戦の決勝(23周)は、上空を雲が覆ったスポーツランドSUGOで、9月27日(日曜日)の午前8時40分に全17台の車両が参加して始まった。

 レッドシグナルの消灯とともに、ポールポジションのNo.16 蒲生尚弥がするすると加速し、第1コーナーへは首位で進入。No.1 中山雄一、No.4 佐々木大樹、No.9 野尻智紀が予選順位どおりでこれに続き、5番手には予選6番手のNo.18 大谷涼が浮上した。

 また、予選10番手と沈んでいたNo.17 三浦和樹は、前日のパフォーマンスを再現する素晴らしい出足を見せた。まず、スタート直後に2台を抜き去り、第1コーナーから第3コーナーまででもう1台を攻略。さらに、ハイポイントコーナーからレインボーコーナーにかけては前を行くドライバーがミス。これに乗じて“射程距離”にまで接近し、馬の背コーナーからSPインコーナーへ向かう箇所で仕掛けて、三浦は得点圏内の6番手へ浮上した。

 レース序盤、上位集団の中からは早くも蒲生と中山が抜け出し、3番手以下を引き離し始めた。蒲生がファステストラップを更新しながら突進し、中山もそれに匹敵するタイムで追撃した。ふたりの差はレース全般にわたって1秒以内に留まり、最大に開いても約1.3秒という接近戦が展開された。

 一騎討ちの状態にある先頭2台の後方では、チャンピオン争いの渦中にある佐々木が単独走行。現在ポイントスタンディングで2位の佐々木は、この第14戦に勝利して10点を手にするだけでなく、ファステストラップを記録してもう1点を手に入れなければ、10点のアドバンテージを持つ三浦を逆転してのチャンピオン獲得とはならない。さらに、その場合でも三浦が1点(6位)でも獲得してしまえば佐々木の夢は叶わない。

 その三浦はというと6番手の位置に就けて、レース序盤から野尻や大谷涼とともに4番手争いを繰り広げていた。ペースの上がらない野尻に蓋をされた格好だが、抜きどころの少ないこのサーキットでは安易に仕掛けられない。それでも、三浦の6番手を脅かすような追撃にはさらされておらず、1点獲得は安泰といった様子だった。結局、先頭2台による優勝争いや3台による4位争いを含む上位集団の順位は、2周目以降、最後まで変わることがなかった。

 優勝は第13戦に続いて蒲生で、今季3勝目を再びポールトゥウィンで達成。2位は前日に引き続いて中山。3位は第9戦以来の表彰台となった佐々木。以下、4位は野尻、5位は大谷涼。6位は三浦で、2009シーズンのFCJチャンピオンに輝いた。


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優勝:蒲生尚弥
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2位:中山雄一(東京中日スポーツ賞受賞)
「このサーキットは抜きにくいので、今日のレースではスタートに懸けていました。もっとも、先頭に出ることはできず、それでもファステストラップを狙って100%の力で走りました。また、レースの後半でもペースはさほど落ちず、蒲生選手との接近戦を楽しめました。今季、富士スピードウェイのレースでは4戦すべてで表彰台に立てました。一方、シーズン序盤は感じていた自分に対する自信も、シーズン中盤になると失いかけてしまいました。それでもこの最後の大会では、2位2回という結果を残せましたし、来季につなげられればと思います」

3位:佐々木大樹
「1周目でトップへ出ようと考えてレースに臨みましたが、2台を抜くまでには至らず、そのまま3番手で周回を重ねました。必死に走ったものの前の2台にどんどん離されてしまい、その後はどうすれば2台に近づけるのかをいろいろと考えながら走りました。結果的に最後の周回で自分のベストタイムを記録できましたが、それでも前の2台に比べると遅かった。シーズン後半戦、リズムを崩してからはなかなか立て直せず、そうした自分の弱い面を克服して、来季には臨みたいと思います」

2009シーズンFCJシリーズチャンピオン:三浦和樹
Photo 「今季は結果がよかったレースも結果が悪かったレースもありましたが、どんなときでもアドバイザーをはじめとする多くの方々に支えられたので、シリーズチャンピオンを獲得できました。本当に感謝の気持ちでいっぱいですし、嬉しい気持ちでいっぱいです。シーズン序盤はなかなか思うような結果を残せませんでしたが、ツインリンクもてぎで開催された第3大会で、優勝こそできませんでしたが2戦連続で表彰台に上がれたことと、そこで精神的に大きく成長できたことが、このチャンピオン獲得の大きなきっかけになったと思います。この最終大会は予選結果が悪かったのですが、開き直って臨みました。抜きにくいこのサーキットで、2戦ともスタート直後の周回で何台か抜きましたが、自分でも驚くくらいの状況で、自分の前に1本だけ道が開けたような不思議な感覚でした。1点が取れればチャンピオンを確実に手にできることは分かっていましたが、それでも6位よりは5位、5位よりは4位と、最後までいい結果を目指して第14戦は戦い続けました。もちろん、来季は上位カテゴリーへステップアップして戦い続けたいと思います」


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