フォーミュラチャレンジ・ジャパン第5戦&第6戦の公式予選が7月17日、富士スピードウェイで開催された。
今回は金曜日からリヤウィングを今までよりも寝かせるセッティングに変更しての走行となり、前日のフリー走行では#7平峰一貴がトップタイムを記録するなど、前回までとは異なる展開が予想される中、8時05分より、第5戦の公式予選が開始された。
序盤からタイミングモニターの最上段に飛び込んできたのは開幕4連勝中の#1中山雄一。しかし2位以下との差はこれまでになく接近しており、上位10台以上が常にトップから1秒以内という緊迫した状況が15分間にわたって展開された。
ここまでコンスタントに上位入賞を積み重ねている平峰、#20松井孝允は勿論のこと、参戦2年目ながらここまで今ひとつ波に乗り切れなかった#2野尻智紀や、第4戦のスタート直後にクラッシュしてレースを終えた#11立石燎汰、そしてルーキーの#19元嶋佑弥らが目まぐるしく順位を入れ替えながらセッションは進行していく。
今回のセッティング変更は多くのドライバーに好感触をもたらしたようだ。
結局、第5戦の公式予選は終わってみればトップから17位のドライバーまでが1秒差以内という結果に。
それでもポールポジションは1分44秒240を記録した中山のものとなったが、第2位にはルーキーの#4平川亮が入り、初めてのフロントローから午後の決勝に臨むことに。
第3位には野尻がつけ、4位は元嶋だった。
10分間のインターバルの後に開始された第6戦の公式予選もまた接戦となった。
トップの中山はタイムを1分44秒114まで更新してまたしてもポール。開幕依頼の連続ポール記録を6に伸ばしてみせた。
その他のドライバーも軒並み第5戦のタイムを上回り、ここでも16位までがトップから1秒差以内という結果に。
そんな中、中山に次ぐ1分44秒171を記録してフロントローを獲得したのはこれまたルーキーの元嶋だった。3位には平川がつけ、4位に野尻と、終わってみればトップ4は第5戦の予選結果と同じ顔ぶれ。
どうやら今週はこの4人によるトップ争いが見られそうだ。
第5戦決勝はこのあと12時55分より15周で、第6戦決勝は明日8時15分より21周で行われる。