2012 Formula NIPPON
No.1 アンドレ・ロッテラー
5月15日、第4戦富士スピードウェイの決勝日を迎えた。サーキットのある静岡県御殿場市、小山町付近は深夜から早朝にかけて雨。走行1時間ほど前には雨が上がるが、昨日に続き午前のフリー走行の路面はウェットコンディション。状況は決して良くないが、午後の決勝も雨ということも考えられるだけに、雨のセッティングの確認をすべくほとんどのマシンが開始時間と同時にコースに入った。
スタートからしばらくは走行マシンの背後に高く水煙が上がる状況だったが、18台が走行をするうちに徐々に走行ラインの水が捌けてくる。開始8分で1分40秒台に入ったのは、No.41 塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)で1分40秒966。これに昨日初ポールを掴んだNo.2 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が続く。そして、No.1 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が塚越のタイムを更新し、1分40秒356でトップとなる。彼ら以外で、この水のかなり多い路面の中、上位タイムを記録したのはNo.3 安田裕信(KONDO RACING)、No.8 ロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO)、NAKAJIMA RACINGのNo.31 中嶋大祐、No.32 小暮卓史らだった。
No.20 松田次生、No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
20分経過でNo.20 松田次生(TEAM IMPUL)が1分39秒137でトップに。この頃からストレートでの水煙もほとんど無くなり、各車のタイムがジワジワと上がってくる。松田のタイムを上回ったのは、やはり昨年の王者ロッテラー。昨日はQ2敗退の屈辱で予選9位(スターティンググリッドは8番)だけに、決勝へ向けての意気込みが感じられる。ロッテラーは終了間際にスリック(晴用)タイヤに変更し、さらにタイムを更新。ただ一人37秒台に入る1分37秒952を叩き出して、最上位のままこの走行を終えた。2番手にも最後にスリックを履いた松田が1分38秒596。3番手には昨日の予選Q1でコースアウトし、最後尾スタートになってしまったNo.40 伊沢拓也が1分38秒741で続いた。以下、No.7 大嶋和也(Team LeMans)、No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)、塚越と並び、ポールポジションの中嶋一貴は8番手、1分39秒386だった。
セッションの半ばを過ぎると、路面の水も走行ラインを中心にだいぶ乾いてくる。20分経過でNo.20 松田次生(TEAM IMPUL)がついに40秒を切り、1分39秒137を記録してトップに。この頃からストレートでの水煙もほとんど無くなり、各車のタイムがジワジワと上がってくる。松田のタイムを上回ったのは、やはり昨年の王者ロッテラー。昨日はQ2敗退の屈辱で予選9位(スターティンググリッドは8番)だけに、決勝へ向けての意気込みが感じられる。
ロッテラーは終了間際にスリック(晴用)タイヤに変更し、さらにタイムを更新。ただ一人37秒台に入る1分37秒952を叩き出して、最上位のままこの走行を終えた。2番手にも最後にスリックを履いた松田が1分38秒596。3番手には昨日の予選Q1でコースアウトし、最後尾スタートになってしまったNo.40 伊沢拓也が1分38秒741で続いた。以下、No.7 大嶋和也(Team LeMans)、No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)、塚越と並び、ポールポジションの中嶋一貴は8番手、1分39秒386だった。
天気予報では昨日も曇りだった。だが、何度となく雨が空からこぼれ、路面をウェットに変えた。今日も曇りの予報だが、同じ状況になることは十分にありうる。チームとしては晴れ、雨、レース中に変わるなどどうなっても対応できるようにしなくてはならないだろう。決勝直前、最中のチーム、ドライバーの判断も重要になってくるだろう。決勝レースのスタートは14時ちょうど。55周、約250kmのレースはいかなる展開をみせるのか? 非常に楽しみだ。