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第2戦 フリー走行1回目 牧野任祐がトップタイム

2024.05.18

3月に行われた開幕戦から2ヶ月余り。5月18〜19日に、いよいよ全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦九州大会が行われる。今回の舞台は、大分県オートポリス。初日となる18日は、全国的に高気圧にすっぽりと包まれ、オートポリスも朝から美しい好天に恵まれた。そんな中、午前9時15分からは90分間に渡るフリー走行が行われたが、チェッカー目前にトップタイムをマークしたのは、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。これにオートポリス初走行の岩佐歩夢(TEAM MUGEN)、昨年のポールシッターである坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)と続いている。
 
FP.1 トップタイム 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELIION RACING)

 
5月らしい青空が広がったオートポリス。午前9時15分からは予選を前に、フリー走行が開始される。この時点で気温は22℃、路面温度は30℃まで上昇し、ほぼ無風。昨年の同じセッションと比べれば気温が7℃、路面温度が11℃も高く、日なたでは汗ばむようなコンディションとなった。そんな中、コースがオープンされると、岩佐、野尻智紀(TEAM MUGEN)、牧野、太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、小高一斗(KONDO RACING)、今回突然のスポット参戦となったベン・バーニコート(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、福住仁嶺(Kids com Team KCMG)、小林可夢偉(Kids com Team KCMG)といった順で3分の2近いドライバーたちはすぐにコースイン。その多くがアウトラップを終えるとピットに戻り、タイヤ交換練習などを行う。一方、この時点では、山下健太(KONDO RACING)、大嶋和也(docomo business ROOKIE)、坪井、笹原右京(VANTELIN TEAM TOM’S)、大湯都史樹(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)らはピットで待機。しばらく待ってからコースに入った。

このセッションの序盤、まず1分29秒494と、最初に30秒を切って来たのは、岩佐。牧野や笹原も29秒台に入ってくる。さらに、セッション開始から13分というところでは、坪井が1分28秒390と、28秒台に入ってきた。さらに、開始から17分というところでは、大嶋和也(docomo business ROOKIE)が1分28秒098とトップタイムを書き換えてくる。さらに、国本雄資(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)や山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)、阪口晴南(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、三宅淳詞(ThreeBond Racing)も28秒台に突入してきた。
 
FP.1 2番手 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

 

その後、開始から43分というところで、セッションは赤旗によって中断される。これはJuju(TGM Grand Prix)が日立Astemoコーナーのイン側にマシンを止めたため。Jujuのマシンはリフトポンプの不具合から、エンジンがストップしてしまった。

このマシン回収が終わると、午前10時03分にセッションは再開。この頃になると、メインストレートは軽い向かい風となる。そして、この再開後まもなく、一気に1分27秒088をマークしてトップに立ったのは岩佐。これに続いて、山下も1分27秒930と、27秒台に突入。その後も、各ドライバーはピットイン、アウトを繰り返しながら、ま新セットアップの煮詰めを進めていった。
 
FP.1 3番手 坪井 翔(VANTELIN TEAM TOM’S)

 
そして、セッションの残り時間が10分となったあたりからは、予選のアタックシミュレーションを行うドライバーも。ここで野尻が1分27秒309まで一気にタイムアップ。大嶋が1分27秒818、さらに残り時間が5分を切ったところでは可夢偉が1分27秒576と自己ベストをマークしてくる。さらに、チェッカー目前となったところで、坪井が1分27秒215、笹原が1分27秒618と上位に進出。しかし、ほぼチェッカーと同時に、1分26秒903と唯一26秒台に突入してトップに立ったのは、牧野だった。その後にアタックしていたドライバーも、このタイムには届かず。牧野は幸先のいいトップタイムで最初のセッションを終えた。これに続いたのは、岩佐、坪井、野尻、山本、太田、福住、山下、笹原、阪口。セッション最後にようやくコースに戻れたJujuは、ニュータイヤでのアタックが叶わず自己ベストタイムは1分35秒235に留まっている。

注目のノックアウト予選が始まるのは、午後2時から。このまま牧野が好調を維持するのか。あるいは他のドライバーがPPを獲得するのか。非常に気になるところだ。
 

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