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「昨日スタートラインに戻って、今日リードを広げて最終戦に挑むことができます」第7戦 決勝記者会見

2024.10.13

第7戦 決勝1位
坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)

 
「予選が鬼門だと思っていたので、まずはポールポジションを獲れたことで今日のレースに向けてはすごくポジティブでした。決勝はみんな昨日のレースを踏まえてレベルアップしているし、僕もレベルアップしていったつもりなんですけど、足りない部分が見えてきたこともあって、ちょっと苦しいレースだったかなという印象でした。ただ、前からスタートできたことと、前を走っているとクリーンエアで走れること、そしてセーフティカーが何回か入ってくれたおかげもあって、かなり展開に助けられたかなという印象が強くあります。富士はレースペースがいいと思っていましたけど、今日のレースは明らかに福住選手の方が速そうでしたし、ちょっと足りない部分が見えてきたので、またそれはそれで課題と捉えて、鈴鹿に向けて、しっかり考えていきたいなと思います。
この富士を獲らないと(チャンピオン争いから)ドロップアウトすると思っていましたが、昨日スタートラインに戻って、今日リードを広げて最終戦に挑むことができます。ライバル勢も手強いですし、富士は調子良かったからこういうふうに獲れましたけど、鈴鹿はそうとは限らない。(さらに鈴鹿での)開幕戦はノーポイントに終わっているので、鈴鹿に向けてどうしなければいけないのかをしっかり考えないと簡単にひっくり返ってしまうポイント差だと思っています。気を引き締めて、また鈴鹿に向けて頑張りたいなと思います」
 
第7戦 決勝2位
福住仁嶺(Kids com Team KCMG)

 
「(2位という結果は率直に)悔しいですね。でも今回、予選も悪くないポジションでしたし、こうやって勝てるチャンスがめぐってきました。後半、タイヤの状態としては楽な感じではなかったんですけど、坪井選手のミスが少しずつ見えてきて、チャンスかもと思ったタイミングでセーフティカー(SC)が出てしまって……展開的にはあまりタイミングが良くなかったんですけど、それでもスタートが良くなりましたし、4番手に落ちてから2位まで戻ってこれたところも非常に良かった点かなと思いました。
今日はチームのみんなも頑張ってくれて、ピット作業もうまくいきました。その後、SCが出たアウトラップで牧野選手にすごい煽りをくらって精神的には結構キツかったですけど、僕の場合はギリギリ佐藤(蓮)選手の前に出られたので良かったです。
(最終ラウンドの)鈴鹿は個人的には相性が悪くないサーキットですし、今年やってきたことがどれだけ鈴鹿で通用するのかというところで非常に楽しみな部分が多いですね。チームとして、昨日は(小林)可夢偉選手が表彰台にのれて、今日は僕が(表彰台に)のれて、2戦連続で流れとしてはいいと思うので、この勢いのまま、もっともっと強いチームにしていきたいなと思います」
 
第7戦 決勝3位
牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 
「セーフティカー(SC)の“わり”を一番くったかなと思っています。そのなかで頑張って仁嶺を追いかけて、そう思ったら佐藤(蓮)選手が(ピットから)出てきて、個人的には僕の方が前に出ていたんじゃないかと思っていたんですけど、(順位を)戻しました。その後、もう一回抜き返したので、最低限やれることはやったかなと思いますけど、あのままSCが入らずにレースが続いていたらどうだったかなというのはすごく思います。
 エンジニアの杉崎(公俊)さんと“今日はガンガン攻めよう”というコンセプトでやっていたので、攻めすぎた結果、1周目にまるまるOTS(オーバーテイクシステム)を使って、そのままストレートも使って、気付いたら残り100秒しかなくて、“これはマズイ”と……そうやって攻めた結果が3位なのかどうか分からないですけど、このレース内容のなかで自分が持っているものは出し切ったかなと思います。
 最終戦の鈴鹿2連戦はチームとしては得意としているサーキットでもありますし、全然まだ(チャンピオンの)可能性はあると思っています。チームランキングもドライバーランキングもどちらも追いかける側なので、今日の前半のレースのようにミニマムで入るとか必死にOTSを使いまくるとか、とにかくガンガン攻めて、悔いなくシーズンを終えられるようにしたいなと思います」
 
第7戦優勝監督
舘信秀(VANTELIN TEAM TOM’S)

 
「ポールポジションも久しぶりで、スタートも良くて、ずっと1位をキープしているというのはレースが長いですね(笑)。今までは抜いていくシーンが多かったので、すごく力が入っていたんですけど、今日のレースはそういう意味ではすごく長く感じました。完璧ですね。『坪井くん、ありがとう!』です。本当にありがとう。
(最終ラウンドの鈴鹿に向けて)申し訳ないですけど、この強さがそのまま続くような気がしますね」
 

 

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