「しっかり強さも証明できたかなというところで非常に気持ちがいいです」第1戦公式会見
2025.03.08
第1戦決勝 優勝 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「今までは前に出て逃げるという展開が多かったんですけれども、今日はオーバーテイクをして勝てたというところで、速さだけじゃなくて、鈴鹿ではしっかり強さも証明できたかなというところで非常に気持ちがいいです。
セーフティカー(SC)が出て(ピットに入り)、そこで岩佐(歩夢)選手と一騎打ちになるなと感じましたし、ペース的にも岩佐選手は速いだろうなと思っていたので、チャンスはSCが明けてタイヤが温まり切る前が一番あるだろうと。実際、SCが明けた1周目に岩佐選手がスライドする場面があったので、そこがチャンスだなと考えてOTS(オーバーテイクシステム)を積極的に使っていったという感じですね。そこからは僕的には逃げられるかなと思ったんですけど、岩佐選手もかなり速くて、スリップストリームが効くなかでなかなか逃げられなくて、最後までプレッシャーをかけられ……なかなかタフなレースでした」
第1戦決勝 2位 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)
「クルマ自体は間違いなくポテンシャルが高かったと思います。ただ、昨年から誰かの後ろで走った時のポテンシャルはポジティブな印象がなかったので、2番手に落ちてしまった後、あまり勝負しにいけないのかなと。タイヤ的にもデグラデーションがほぼなかったですし、その状況だと厳しいのかなというのはあったんですけど、諦めずに攻めた結果、ポテンシャル高く、勝負にもち込むことができました。
(セーフティカー明けの)リスタートからの流れで、ワンチャンスを相手に与えてしまったのがすべての敗因なので、そこに関しては悔しさが残りますし、大きな反省点だと思っています。ただ、ポジティブに捉えれば、勝てるポテンシャルは大いにあったので、この後すぐに明日に向けて切り替えて、ポール・トゥ・ウインを狙っていきたいと思います」
第1戦決勝 3位 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)
「(昨年までは表彰台に)乗れそうでなかなか乗れなかったということが続いていたなかで、開幕戦から表彰台に乗れたというのは自分としてもチームとしても非常にポジティブですし、去年の年末からのポテンシャルを引き続き発揮できたことは非常に良かったかなと思います。
(セーフティカー明けの)リスタートのタイミングがいつもより変則的で、結構(前車と)ツマっている状況だったので『ここしかチャンスがない』と思って、OTS(オーバーテイクシステム)を使って(3番手の坪井翔選手)を抜きにいきました。太田(格之進)選手がトゥ(スリップストリーム)を貸してくれたので『ありがとう』と思いながら抜いていきました。
今日はコンディション的にはウチのチームとしては不利な状況ではあったんですけど、明日は昨日のフリー走行と同じようなコンディションになることが予想されるので、明日はもっと上の順位でレースができたらと思います」
優勝チームプリンシパル 村岡潔(DOCOMO TEAM DANDEL)ION RACING
「嬉しい以外のなにもないです。毎回、勝った時に(優勝の感想を)聞かれるんですけど、やっぱり今、一番嬉しいですね。前(の優勝)の時よりも今日勝ったのが一番嬉しいです。暴れん坊のふたりですから、暴れてくれると思っていたとおりの展開で、私もすごく楽しみました。
ああいう状況(全車同時)でのピットインでは(ピット作業が1台ずつしかできないため)2台目はどうしても遅れてしまいますけど、牧野(任祐)選手はエンジンストールしてしまいました。それは本人の問題ではなくて、クルマ側の問題で止まってしまって、それは不運でしたね。ただ、1台目に(ピットを)出たドライバーたちがバトルして良い結果を残してくれたので、それはお客さんも含めて楽しめましたし、チームもイコールコンディションで戦ったので、素晴らしいレースになったと思います。今日は(会見に参加している)3人がヒーローだと思います」