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2026年 第3回瑶子女王杯 初日専有走行総合トップは太田格之進

2026.07.17

第3戦・第6戦・第7戦 専有走行総合トップタイム
太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 
6月30日(火)〜7月1日(水)に行われた第2回公式合同テストから2週間余り。梅雨明け間近となった静岡県・富士スピードウェイでは、7月18日(土)〜19日(日)に「第3回瑶子女王杯 2026年全日本スーパーフォーミュラ選手権 第3・6・7戦」が開催される。それに先立つ7月17日(金)には、午前・午後と2回の専有走行が行われている。この専有走行は、午前11時から12時までの1時間、午後2時50分から午後3時40分までの50分間に加え、午後3時50分からは参加ドライバーを2組に分けての走行が各10分間行われる予定となっていたが、午後のセッションは途中からヘビーウェットとなる。そのため、組分けでの走行はキャンセルが決定。コンディション的には午前中の最後が一番良く、タイムも出ている。結果、総合トップタイムをマークしたのはポイントリーダーの太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。これにザック・オサリバン(TEAM IMPUL)、前戦・鈴鹿の優勝者である福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)と続いている。
 
前日の夕方からたびたびスコールに見舞われた富士。17日も曇り空に覆われ、湿度が高い朝を迎えた。午前11時からの走行前には、セクター3で雨が降り始め、ダンロップコーナーあたりでは完全にウェット路面となってしまう。セッション開始時点での気温は27℃、路面温度は31℃。風はほとんど吹いていなかった。そのコンディションのもと、ピットロード出口がオープンされると、半分ほどのドライバーたちの多くがウェットタイヤを履いてコースイン。ほとんどのドライバーはアウトラップでコースとマシンの状況を確認するとピットに戻る。この時点では、セクター3こそ完全なウェットだったが、ストレートからセクター2にかけては、まだほとんど路面が濡れていなかった。一方、最初からストレートを通過したのは、Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)、ロマン・スタネック(ナビクルBuzz MK RACING)、野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)ら。野尻だけはスリックタイヤでコースインしていた。序盤はスタネックや佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)が1分36秒台のタイムをマーク。その後、多くのドライバーがコースに入り、タイムも徐々に上がっていく。セッション開始から約12分というところでは太田が1分34秒664、山下健太(KCMG)が1分34秒760と、トッフ集団は1分34秒台に入ってくる。この頃から、雨はメインストレートにまで降り始め、全体的に路面の水も増え始めた。だがその後、セッションが後半に行くに従って、逆に雨脚がかなり弱まり、今度は路面の水がなくなってくる。そのため、セッションを折り返したところからは、ルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)が1分33秒981、1分33秒763とトップタイムを続けて更新。さらに、残り時間が20分を切ったところでは大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)がこれを上回る1分33秒400までタイムアップ。さらに、太田が1分33秒332と、大湯のタイムを上回ってきた。その後、一旦ピットに戻った太田は、残り時間が15分ほどとなったところで真っ先にスリックタイヤを装着。コースに戻ると、まだ滑りやすい路面ながら、じっくりとタイヤを温めていった。この間に、新品のウェットタイヤでトップタイムを更新したのは、山下。山下は、ここで1分33秒072というタイムをマークしている。しかし、タイヤが温まってきた太田は、残り時間が5分というところで1分31秒909と、一気に31秒台に突入。太田はその翌周には1分30秒014までタイムを伸ばしてきた。この頃には、他にも多くのドライバーがスリックタイヤに交換してコースに入っていたが、充分にタイヤを温めるだけの時間がなく、なかなか太田のタイムには届かない。対する太田は、チェッカー周にさらにタイムアップ。最後は1分28秒973というタイムを叩き出し、最初のセッションをトップで締め括った。これに続いたのは、ウェットタイヤで1分32秒017という自己ベストを刻んだオサリバン。3番手にもウェットタイヤで1分32秒045という自己ベストタイムを刻んだ福住と続いている。
 
第3戦・第6戦・第7戦 専有走行総合2番手
ザック・オサリバン(TEAM IMPUL)

 

3時間弱のインターバルを経て、2回目のセッションが始まったのは、午後2時50分。一旦雨が止んでいた富士スピードウェイだが、午後2時頃からは再びパラパラと雨が降り始める。しかし、セッションを前にこの雨も止んだ。午前中と同様、ほとんど風はなく、気温は26℃、路面温度は30℃。レースコントロールからはウェット宣言が出されていたが、コース上もまだほとんど乾いているような状態だったため、ピットロード出口がオープンすると、何人かのドライバーはスリックタイヤを装着してコースに入って行った。その中で、まず1分33秒073というタイムを刻んだのは、午前中トップだった太田。太田は次の周もプッシュを続行する。また、同じくスリックタイヤでコースに出た小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC)も、計測2周目には1分34秒590をマークして太田に続く。ところが、この頃にはセクター3方面で急に本降りの雨となり、太田は最終のパナソニックオートモーティブコーナーでマシンが暴れてタイムアップならず。そのままピットに戻っている。また、レインタイヤでコースに出ていた中では、野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)が序盤に1分35秒482というタイムをマーク。一旦ピットに戻った野村は、その後も着実にタイムアップ。セッション開始から20分というあたりで、1分35秒050、1分34秒780と2周続けて自己ベストをマークし、太田に続いた。レインタイヤでは最もタイムを出していたのが、野村だ。その後、開始から23分というところで、セッションは赤旗によって中断される。これは、ジュリアーノ・アレジ(KCMG)がパナソニックオートモーティブコーナーでスピン、ストップしたため。このマシンの回収が終わると、セッションは午後3時22分に再開された。ピットロード出口が再びオープンされると、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)を先頭に、太田、野尻、岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)、サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)といった順で、ほとんどのドライバーがすぐにコースイン。多くのドライバーが1分35秒台のタイムを刻む。さらに、再開から3分ほどというところでは、野村が1分34秒016と、自己ベストをさらに削ってきた。これに続いて、阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)が1分34秒641、オサリバンが1分34秒603、笹原右京(REALIZE KONDO RACING)が1分34秒650、福住が1分34秒324、チャーリー・ブルツ(TEAM GOH)が1分34秒391と、次々に1分34秒台に突入している。しかし、この頃になると、雨脚がさらに強まり、残り時間が6分というところでは全車がピットに戻る。そこから野村や松下信治(DELiGHTWORKS RACING)、オサリバン、小出峻(ThreeBond Racing)ら、何人かのドライバーたちがもう一度コースには出たが、これ以上のタイムアップはならなかった。また、午後3時から行われる予定になっていた組分けの走行は悪天候のため、キャンセルが決定。結果、午後のセッションでもトップタイムを奪ったのは、太田。これに野村、福住、ブルツ、大湯、スリックでのタイムがベストとなった可夢偉と続いている。総合では午前中のタイムで太田がトップ。これにオサリバン、福住が続く結果となった。
 
第3戦・第6戦・第7戦 専有走行総合3番手
福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)

 
明日の予選開始は午前8時15分から。現段階の天気予報では、この予選も雨絡みとなりそうだが、一体誰が第6戦、第7戦のPPを獲得するのか。太田が明日も好調をキープするのか、雨で速さを見せた野村やオサリバン、福住らが太田を抑えるのか。アタックのタイミングも含めて、見どころの多いセッションとなりそうだ。
 

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