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「チームでワン・ツーを取ることができ、 この結果は素晴らしいチームのおかげ」決勝レース記者会見

2023.04.08

決勝1位 リアム・ローソン(TEAM MUGEN)
 
「このように勝つことができて非常に嬉しく思いますし、TEAM MUGENに感謝したいと思います。私的には富士で走ることも初めてですし、練習も十分ではない中、チームでワン・ツーを取ることができ、この結果は素晴らしいチームのおかげだと思っています。
予選の時は、まず富士のトラックに慣れることに集中していましたし、決勝レース中はたいへんレースペースが良かったです。ペースが良かったので、タイミングを見てピットインしようと考えました。
あのタイミングで入って、結果、野尻選手をアンダーカットすることができました。
昨夜は緊張していたようで殆ど眠れませんでした。「明日は未知の世界だ」ということしか頭に無く、不安がたくさんありました。とは言えベストを尽くすしか無い。そんな中でこの結果は、やはりチームのおかげとしか言いようがないです。シーズンは長いですし、明日は明日で良い日になるといった楽観はしていません。それでもやはりベストを尽くして頑張っていきたいと考えています」
 
決勝2位 野尻智紀(TEAM MUGEN)
 
「クルマもタイヤも変わって、鈴鹿の合同テスト後、忙しく時間のない中でもチームとセットアップについて考えてやってきた結果が、このワン・ツーに現れたと思っています。結果が実りひとまずホッとしています。
今日のレースは途中で「私のレースではないな」という感覚があり、仕方のない部分もあります。明日に向けては、今修正しなければいけないところをトライしてみて、どう変化するかを見たみたいと思います。
やはりクルマ自体は「SF19」に比べて全然違います。鈴鹿のテストから富士に向けて、どういうふうに調整するか、予測でしか無いのですが、どれだけ細かくやれるかという部分において、私達のチームは非常に優れていますし、ボク自身も細かい作業は好きなので、周りのチームよりも良い時間が過ごせたのではないかと思います。
リアム選手のピットインは、直前にボクのリアタイヤがスライドしてきたのを見逃さなかったのだと思います。リアム選手はペースが良かったので、むしろ後方を見ながら、タイヤ交換後は少しペースをキープして余力を持たせながら、迫ってきたら逃げ切れる態勢にしていました」
 
決勝3位 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
「朝の予選が終わって、色々と問題があった中でも7番手でしたので、レースに向けては自信が有りました。決勝に向けてはかなりクルマを変えて行きましたが、8分間走行で感触が良かったのでうまく対応できたと思います。明日に向けても自信はあるのですごく楽しみです。
クルマもタイヤも変わりましたけど、クルマの性能を最大限に引き出すこと、4本のタイヤのパフォーマンスを最大限使うということは同じなので、鈴鹿テストの際は探り探りデータを積み上げて来ました。ベースライン自体はそこまで変わっていないので、ベースからの組み合わせを間違えないようにやっていけばうまく纏められるので、自分としては見通しがついたかなと思っています」
 
優勝監督 田中洋克(TEAM MUGEN)
 
「テストも少なく、データも少ない中で、野尻選手もリアム選手も非常に良いペースで走れていたので、レース距離の半分でピットインの作戦を取りました。結果的にタイヤも思っていた以上に持ちましたね。リアムのペースのほうが若干手応えがありましたし、リアムからもピットへ入りたいというリクエストが有ったので先に入れました。
野尻のペースはそれほど悪くはなかったのですが、データをきちんと見返して、ペースが上がらなかった原因を探したいと思います。
リアムは非常に日本人的な作業の取り組み方をしており、勝手なイメージですけど外国人ドライバーは最初に120%で出て行ってそこから探っていく方法を取りますが、リアムは徐々に上げていく方法でクルマを作っていく。しかもとても慎重ですしそれでいて速い。とは言えアウトラップの速さなどは外国人特有のところもあります。安定した速さが期待できるドライバーですね。
(チーム内同士のチャンピオンシップ争いになりそうですが?)チームとしてもそれを望んでいますし、2台体制をうまく機能させながらお互いに取りに行く、そういうレースにしていきたいですね」
 

 
BRM Winners AwordとしてViron Japan株式会社 代表取締役 日高俊浩様より特製クロノグラフが贈呈された

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