皆さん、こんにちは！SUPER FORMULAアンバサダーの三浦愛です。7月に入り真夏の暑さを感じる今日この頃… いかがお過ごしでしょうか？いよいよ2023シーズンも後半戦に突入！ということで、各チームがSF23への理解も深まりつつある中、前戦SUGO大会の決勝上位勢を見ると、これまでとは少し違った様子を伺えたのではないでしょうか？
Rd.5 SUGO結果は…①宮田莉朋選手　②野尻智紀選手　③牧野任祐選手　④大嶋和也選手　⑤リアム・ローソン選手　⑥小林可夢偉選手 でした！

TEAM MUGENと野尻選手・リアム選手の強さは過去に散々触れてきたので今回は置いておいて…

ル・マンに帯同し世界の刺激を受け帰国した直後、速さに加え強さを纏った宮田選手の今季2勝目は、誰もが納得する圧巻の走りとレース運びでしたね。後半戦もライバル達の気になる存在となりチャンピオン候補の大本命であることは間違いなし！

そして、3位表彰台の牧野選手は予選・決勝ともにコンスタントに上位につけていることから、まだ目立つレースはしていないけれど手堅いなぁという印象。

また、決勝レース終盤で大嶋選手、小林選手が見せてくれたお互いを信頼しているからこその迫力のバトルも見応えがありましたよね！大嶋選手と小林選手は決勝ジャンプアップ組という点で言うと、ロングランのパフォーマンスが高いタイヤを労わるクルマづくりが出来ているようにも見えますね。大嶋選手、小林選手のSUGO大会入賞からも見ても、各チームがSF23のスイートスポットを掴み始めている様子が伺えます。

SUGO大会の翌週に行われた2日間の公式テスト（富士スピードウェイ）の結果からも、第6戦の富士大会はこれまでとは違った表彰台の顔ぶれが見られるのでは！？と期待したくなる内容でした。スーパーフォーミュラにおいては近年まれに見るシーズン途中の公式テストでしたが、有意義なテストだったと言う関係者の声が多く聞かれました。

そんな中、何かを見つけたような！？ナカジマレーシングの2台が好タイムでテストを終えていましたね。ということで、三浦愛が富士大会で注目したいチームはTCS NAKAJIMA RACINGです！とても単純な私です（笑）

前半戦は下位に沈んでしまったドライバーや、あと一歩というところにいたチームがこの公式テストを経てどう進化するのか。富士大会の楽しみが増えました！1つ懸念点があるとすれば、テストが行われた二日間はとても涼しかったということ。第6戦レースウィークの気温や路面温度などコンディションが気になるところではありますが、間違いなく各チームにとって多くの収穫があった公式テスト。オーバーテイクも多く見られる富士スピードウェイで、ランキングも意識し始める後半戦は、より一層緊迫したレース展開になりそうな予感…♪

第6戦から参戦が決まった笹原右京選手の活躍にも期待したいところですね。皆さんもシーズン後半戦がはじまる一戦を楽しんでください！

 

 

written by 三浦 愛
全日本F3選手権で女性史上初のクラス優勝を果たすなど、女性レーシングドライバーとして活躍。一方、2023年に自身のチーム「Team M」を設立し若手育成も視野に入れるなど、モータースポーツ界に貢献する。SUPER FORMULAでは2022年までピットレポーターを務めるなど、色々な視野(EYE)を持つまさに「アンバサダー」。