「このままSUGOで(自身)10年ぶりぐらいの優勝を飾りたい」 第3戦東北大会 予選記者会見
2024.06.22
予選1位 野尻智紀(TEAM MUGEN)
「前回(第2戦オートポリス)の予選で岩佐(歩夢)選手にかなり差をつけられてしまったという印象があって、ものすごく悔しくて、このインターバル中も結構心が折れていました。レースに向き合いたくても向き合えないメンタルくらい凹んでいたんですよ。でも、レースが近づいてきて気持ちも少しずつ入って、チームのスタッフと会話もして、そこからメンタルも1個1個積み上げるかたちで今日を迎えたんですけど……走り始めがすごく良くなかったので、そこでまた(心が)折れかけました。でも、なんとかチームのやっていることを信じて“自分なら大丈夫”と言い聞かせて(今日の予選に)臨みました。
なぜか不思議と、今までで一番にちかいくらいいい走りができたかなという気もしますし、自分のなかで追い込まれたことがひとつ起爆剤となったような気もするので、今日は非常にいい走りができましたし、マシンパフォーマンスをしっかり引き出せたなという充実感みたいなものも久しぶりに感じています。
(スポーツランドSUGOは)初優勝しているので思い入れはすごくあるんですけど、なかなか(その後)優勝できていないんですよね。今日いい流れに乗れたので、このままSUGOで(自身)10年ぶりぐらい(2014年以来)の優勝を飾りたいなと思っています」
予選2位 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)
「Q1の時点で僕が感じたのは、Aグループの野尻(智紀)選手のトップタイムとあまりタイムが変わらなかったことが結構引っかかっていました。Bグループの方が路面のコンディション的にもいいはずだったので、そこであまりタイム差がないということを僕はネガティブに捉えていました。クルマのフィーリングは悪くないんですけど、そんなに良くもないかなという感じだったので、エンジニアと話してQ2に向けて変更したことが結構いいカタチでハマりました。ただ、それを自分がコース上で使い切れなかったところがあるのでかなり悔しいです。そこがトップとのコンマ1秒という見えるところの差なので、正直、悔しくて、“あぁすればよかった”“こうできたんじゃないか”というところがあります。
ただ、フリー走行から、前回のオートポリス戦同様にいいステップを踏んでひとつひとつツメてこられましたし、初めてのサーキットでも予選でこういった成績を2戦連続でしっかりと出せているというのはポジティブに思っています。明日はコンディションが違うので、そこに関してはいろいろと悩まないといけないと思うんですけど、しっかりとここから先の時間を有効活用して準備していきたいと思います。
チームとして5~6年優勝がない(2018年以来)みたいなので、無限として久しぶりにSUGOの優勝を獲りたいと思います。」
予選3位 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)
「やっぱりTEAM MUGENは強いですし、予選1-2というところで速いですよね。タイム差もあったので正直、厳しい予選だったかなと思っています。Q1からQ2でしっかりタイムを上げられたのは良かったんですけど、トップ2にはちょっと遠いのかなという感じがあるので、残念な3位ですね。ただ、開幕戦がひどすぎたので、そこから考えると前回も予選6位と徐々に尻上がりな感じで予選が戦えていますし、前回は表彰台争いもできましたし、今回は順位的にはトップ争いできる場所にこられたので、ステップ・バイ・ステップでしっかり成長できているのかなと。トムスに移籍して3戦目になりますけど、いいカタチでコミュニケーションが取れ始めているのかなと感じているのでそこはポジティブですけど、でもまだトップ2との大きな差を感じているので、しっかりそのへんを分析してもう少し速くなれるように頑張りたいと思います。
明日は3番手からならチャンスは全然あると思いますし、このチャンスを無駄にしちゃいけないと思うので、もちろん優勝を目標として頑張りたいと思いますけど、やっぱりノーポイントというのは一番やっちゃいけないことなので、しっかり地に足を付けてレースをしたいですね。そのなかで優勝できれば……しばらく優勝していないのでそろそろ勝ちたいです」