SUPER FORMULAのデータが持つ可能性の追求 – 第2回データサイエンティスト育成研修 開催レポート – 10⽉に第3回データサイエンティスト育成研修開催決定!-
2024.07.24
国内最⾼峰で最速のフォーミュラカーレースシリーズである全⽇本スーパーフォーミュラ選⼿権(以下「SUPER FORMULA」)を運営する株式会社⽇本レースプロモーション(代表取締役社⻑:上野禎久、本社:東京都千代⽥区、以下「JRP」)は、7⽉22⽇(⽉)に第4戦が⾏われた富⼠スピードウェイに隣接する富⼠モータースポーツフォレスト(静岡県⼩⼭町)にて、今シーズン第2回⽬となるデータサイエンティスト育成研修を開催しました。
第2回データサイエンティスト育成研修イメージムービー
本研修はモータースポーツが⾃動⾞業界の発展のみならず、国内におけるデータサイエンティストの育成と活躍に貢献できるよう、SUPER FORMULAのデータが持つ可能性追求の⼀環として開催され、今回は初となる⼀般からの参加者を募り、教育、製薬、家電、ITなど幅広い業種から15名の参加となり、各業界からの関⼼の⾼さがうかがえました。
研修は、前回に引き続き『統計学が最強の学問である』の著者であり、東京⼤学⼤学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野助教、株式会社データビークル顧問、統計家の⻄内啓⽒が講師を務め、新しいゲストにROOKIE Racingにて開発・設計統括を務める東條⼒⽒を迎えて⾏われました。
演習では、研修⽤に結果が出るよう事前に整理されたデータセットではなく、異常値や⽋損、データの不⼗分さが含まれている実データを利⽤し、参加者にとっては未知のデータでありながらも安定して汎⽤的に求められる結果を出すことができるスキルが磨かれ、参加者からは「予備知識に不安もあったが、⾮常に楽しく学ぶことができた」「実データで加⼯が思った通りにいかない⻭痒さも⾯⽩かった」「⾃⾝の業務でデータを集める時から処理の難しさを緩和できるように設計したい」と様々な感想が寄せられました。
講師の⻄内⽒は「レースに詳しい専⾨家であっても、いきなりデータを渡されて、仮説を⽴てろと⾔われてもなかなか難しい。⼀度⽴ち⽌まって『これは何のための分析なのか』を考えてみると、多くのデータを⾒つけることができるし、新たな知⾒も得られます。今回はSUPER FORMULAのテレメトリーデータでしたが、学んだことは他の業界でも変わらない部分だと思うので、ぜひ活⽤してほしいです。」とコメント。
ゲストの東條⽒は「私も⾊々とデータは使っていますが、こういうやり⽅は⾮常に新鮮でした。最初参加者がアイディアを出しているときは『これで何がわかるのだろう』と思っていたのですが、最終的に出てきたデータを⾒ると『これは使える分析⼿法』だと⾒⽅が変わりました。今はこの⼿法を何に使おうかと考えています(笑)中には絶対に勝つために必要なデータ、蓄積しなければいけないデータもありました。私⾃⾝、新たな境地を発⾒できたと感じています。」とコメント。
JRPでは、あらゆる業界のDX推進とそれらを⽀えるデータサイエンティストの育成に貢献すべく、SUPER FORMULAのデータが持つ可能性追求の⼀環として、10⽉に第3回データサイエンティスト育成研修の開催を決定いたしました。参加募集など詳しくは後⽇、公式ウェブサイトにてご案内いたします。よりアップグレードされた研修をご期待ください。
第2回データサイエンティスト育成研修ご案内
リアルなスポーツテックから学ぶデータ分析の⼊⾨編 SUPER FORMULA のテレメトリーデータを活⽤した「第2回データサイエンティスト育成研修」参加者募集