「自分の今までのレース人生のなかでも一番嬉しい」第5戦 予選公式会見
2024.08.24
予選 1位 山下健太(KONDO RACING)
「7年前にスーパーフォーミュラ(SF)に初めて出て、4戦目くらいでポールポジションを獲って“SFも楽だな”と勘違いしたのがすごく懐かしいです。その勘違いがあって、それから7年間、テストでは1番はあったんですけど、(何かを)つかんでも裏切られるというか、そういうのを7年間繰り返してきたなという感じで(ここまで)長かったですね。ただ今年の初めから、過去7年間参戦してきたなかでも調子が良くて、さらに自分のなかでSUGOでつかまえたものがあったので、そこをベースにエンジニアさんに考えてもらって今回のレースに臨みました。それが走り始めからかなり良くて、Q1では思ったほど伸びなかったんですけど、Q2に向けてのアジャストが結果的に良くてポールポジションを獲れて本当に嬉しいです。自分の今までのレース人生のなかでも一番嬉しくて、明日はどうでもいいやって感じです(笑)。
自分としてはポールポジションを目指して予選タイムを意識してやってきたところがあるので、本当に勝ったような気持ちでいます、レースはやっていないんですけど(笑)。明日はある意味、ノープレッシャーでいけるかなと思っているので楽しみですし、このままいって勝てたらラッキーだなと。レインコンディションだった場合、トップスタートはかなり有利になるので、いっぱい水飛沫を上げて後ろの人を見えないようにして、そのまま勝ちたいと思います」
予選 2位 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「悔しいですね。Q1では2番手と結構タイム差があったので、(僕が)調子がいいのは分かっていただいていたと思うんですけど、チームメイトの牧野(任祐)選手もトップで、お互いに意識し合っている部分もあって、それがお互いの首を絞めたというか、必要以上にプレッシャーを感じたのかもしれません。ただ、クルマは最高でした。大きなミスというわけではないんですけど、少し“コンサバ”になったコーナーと、少しアグレッシブになりすぎたコーナーがあって、Q1からの伸び率が少なかったなというところでいくと悔しい結果ですね。クルマ的には絶対にポールポジションを獲れたと思うので、チームには感謝しています。
僕はシーズン序盤から『チャンピオンを獲る』という話をしているんですが、前回の富士でレースができなかったりとか、ここ最近うまくいかなくてポイントも獲れていないレースが続いていたので、明日はなにがなんでも勝とうかなと思います。ただ最近、スタートがうまくいっていなくて、雨のスタートもどうやってやるのがいいかあまりちゃんと分かっていないし、(雨の)SUGOでは苦しんだので、チームと明日の雨のセットについて話し合いたいと思います」
予選 3位 大湯都史樹(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
「ひとことで言うと悔しい予選だったんですが、今回サーキットに入る前から、この前の富士のようにトップ3にいるというところをまた見せたいなという思いでチームとやってきたので、それがまず予選で形になったというのはギリギリ良かったかなと。ただ、また僅差でトップを獲り逃しましたし、自分としてはクルマも含めて、ポールポジションを獲れているだろうという確信をもって(フィニッシュラインに)帰ってきたので、3番手と聞いて、悔しいという思いしかないですね。予選のQ1までで課題としていたところがあって、それは修正できたんですけど、まだまだ足りない部分もあったのかなと思うので、また少しツメる作業をして、明日のレースに臨みたいなと思っています。
(立川祐路監督からは)『また3位かよ」と。立川監督も悔しがっていましたし、だからこそポールポジションを届けたいなという思いがあったんですけど、一歩及ばずという感じでした。ただ、立川監督とも『明日は優勝する』という約束をしてきているので、明日、頑張ります。
僕は正直、あまりチャンピオンシップのことを考えていなくて、1戦1戦レベルを上げていくことを意識してやっていて、この予選でも間違いなく進歩していることが結果になりました。明日は優勝してポイントを獲れればいいんですけど、それはあくまでも結果なので、過程を大事にしたいなと思っています」