コラム【ミキティの“勇気は一瞬、後悔は一生”】vol.11 Rd.6-7 富士大会の見所は!?
2024.10.12
みなさん、こんにちは。小山美姫です!
久々のスーパーフォーミュラコラム!!
今回は、今週末に富士スピードウェイで行われるRd6.7の見所についてお話ししたいと思います。
今シーズンのスーパーフォーミュラも残すところ4レース。
タイトル争いも終盤に差し掛かってきました。そして今回の富士は今シーズン初めての1大会2レース制。2日間それぞれで予選と決勝が行われます。私の個人的な見所はズバリ…牧野選手vs野尻選手vs坪井選手!タイトル争いそのままじゃないか!と思われる方もいらっしゃると思いますが、その通りです。ダンディライアン2台の速さと強さがレース毎に増している印象の最近のスーパーフォーミュラですが、そこに絶対的なチャンピオンである野尻選手、Rd4富士を驚異的なレースペースで優勝した坪井選手がどのような戦いをするか。また、前戦の茂木で優勝まであと一歩だった太田選手、同じくポールポジションを獲得した現在ランキング4位の山下選手、F1を目指しているランキング5位の岩佐選手。Rd4富士でポールポジションを獲得した福住選手など、其々がどのように絡んでいくか。注目のドライバーは大勢いて挙げきれませんが…(笑)
今回は10月開催となり、7月に行われた富士大会とは気温と路面温度が下がります。その結果、ダウンフォースが増えてタイヤのグリップも増す傾向にある為、ラップタイムが向上します。当然そのコンディションに合わせたセットアップも重要となり、暑いコンディションが続いたここ数戦とは、勢力図が異なってくる可能性もありますね。また土曜日のレースで何かを掴む事が出来れば、日曜日のレースに反映させる事が出来るので、土曜日と日曜日の勢力図の違いにも注目ですし、1レース終わったあとに考えたセットアップや戦略を、翌日のレースですぐ試せることが2レース制の良さでもあり、チームやドライバーにとっても大きな収穫が得られることと思います。
是非注目して見てください!
written by 小山美姫
フォーミュラカーレースをメインに様々なカテゴリーで活躍する現役ドライバー。国内だけでなく、海外のカテゴリーにも参戦する国際派。22年はフォーミュラ・リージョナルジャパンでチャンピオンを獲得し、SUPER FORMULA参戦を目標に意欲的に活動中。