第6戦 予選1位
福住仁嶺(Kids com Team KCMG)
 
「昨日の状態では今回の予選でポールポジションを獲れるかなと思ったんですけど、今日いざ走ってみると、Q1で僕なりにかなりまとめてのタイムでトップからコンマ６～７秒くらい離れていて、今回は厳しいなと思っていました。でもその後、チームとクルマのことを考えて進めた方向性が良かったのか、このようにポールポジションが獲れたので、まずはチームのみなさんに感謝したいですね。
前回、前々回の富士ではトップを走っていて、ペース的に、普通に順調にピット作業できていたら、もしかしたら勝てた可能性もあったレースでした。（でも、そこで勝てずに）僕たち全員悔しい思いで今回の富士大会に来ていて、僕自身もどうすればチームのみなさんにあまりプレッシャーをかけないようにできるのかとかいろいろ考えてもいますし、とにかくみんなが落ち着いて、楽しくレースがしたいなと思っています。
２レース制の時に調子がいいというのは非常にポイントを稼げるチャンスだと思いますし、まだ初優勝できていないので、とにかくそこだけに集中して頑張りたいと思います」
 

第6戦 予選2位
太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 
「Q1は僕的には余裕で通れるかなという算段だったんですけど、１コーナーのブレーキングで失敗して、それでフラットスポットもできてしまい、Q1を通れたのが奇跡なくらい心労もありながら走っていたので、そこでなんとか（Q1を）通れたのがひとつ良かったのかなと。Q2に向けてはクルマを少しアジャストして、僕自身の走りもQ1からアジャストできて、かなりまとめられたかなと思います。ミスはなかったし、クルマもすごく良かったので走りやすかったんですけど、（ポールポジションのタイムに）ギリギリ足りず、何回目!? っていうぐらいの２位なので、そろそろポールポジションが獲りたいですね。でも、（午後のレースで）勝てる位置なので失敗しなければいけると思いますし、福住選手が勝っても盛り上がると思いますけど、僕が勝っても盛り上がると思うので……野尻選手は（勝たなくて）大丈夫です（笑）。なので、どちらかが勝てば……いや、僕が勝ちたい。頑張ります。
（ファンの応援は）パワーになっていますし、さすがにここで勝たないとストーリーが完結しないので、勝ちます！」
 
第6戦 予選3位
野尻智紀(TEAM MUGEN)
 
「チャンピオンシップに向けては非常にいい位置を確保できたかなと思います。前回の富士の大会では僅差ながらも予選で７番手に沈んでしまったので、今週もそういう状況になるかと思いましたが、なんとか少しリカバリーできて、この（予選トップ３）会見に来られたのは嬉しいですね。
決勝に向けては、ふたりに比べるとストーリー（的な内容）は圧倒的に薄いなと感じているので（苦笑）……、今日、娘が運動会をやっているので負けずに頑張りたいなというくらいで、それぐらいのストーリーしか持ち合わせていませんが、チームを応援してくださる方のために、家族のためにも自分の人生のためにも、すべてを賭けて、ベストを尽くしたいなと思います。
チャンピオンシップを獲るうえで油断も許されないですし、妥協も許されないんですが、キャリアを積んでくると、へんな“慣れ”みたいなものが出てくるというのをすごく感じていて、そういった部分を少しでも自分から排除しないといけないなと、ここ数戦思っているところです。なので、なるべく自分を追い込むというか、やるべきことをしっかりとやり切るというところを、当たり前のことですけど、もう一度そこに立ち返っていかないとタイトルは遠いなと思ったので、そういったことを心がけてやっています」