「1年間の締めくくりとして、チームとして最善の結果を持ち帰れるように」第8戦決勝記者会見
2024.11.09
第8戦決勝 優勝
太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「クルマの調子がすごく良くて、吉田(則光)エンジニアと濱野(祐二)エンジニアが作ってくれたクルマが完璧だったなと、それに尽きるかなと思います。僕としては最初のSC(セーフティカー導入)前で10秒ぐらい離せていたので、どれだけの差をつけられるかというところに挑戦したいなという気持ちがあったんですが、それが結局SCによって差がなくなってしまったので、そこは残念でしたね。でも、そこから切り替えて、ファステストを狙って差を大きく広げてゴールしたいなという気持ちで最後までプッシュしました。クルマのバランスはすごく一貫性があったですし、まったく不安なく、SCが入っても抜かれることはないだろうなと思いながらレースをしていました。
(後ろで展開されていたチャンピオン争いについては)今日の順位だと、僕にできることはしっかりトップでゴールしてチームランキングで上にいることが一番重要だと思っていました。今日は特に何かオーダー的なものは作動しなかったですが、明日に向けては、1年間の締めくくりとして、チームとして最善の結果を持ち帰れるように僕も協力したいですし、また来年に向けてもいい終わり方ができるように頑張りたいと思います」
第8戦決勝 2位
坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)
「冬の鈴鹿(でのレースが)タフになることは予想できていたんですが、予選が始まってみたら“H車”ばかりが前にいってしまったので、やっぱりツライなと思っていました。でも、決勝はペースが良ければ順位を上げるチャンスがあると思っていましたし、5番手からなら表彰台争いもできるかなと思っていたので、なんとか食らいついていきたいなと思っていました。チャンピオンシップを考えると、牧野(任祐)選手が前にいたのでそこを抜くというのが今日の一番の目標としているポイントでした。自力での2位ではないですけど、タイヤ交換も速かったですし、そのおかげで2位になれたので、やれることはしっかりできたし、明日につながるレースになったかなとは思います。ただ、予選も決勝も太田(格之進)選手がとても速くて、もうちょっとどうにかしないと明日も厳しい戦いになってしまうと思うので、トップになるには何をしたらいいかを考えていきたいと思います。
(DOCOMO TEAM DANDELION RACINGチームに)包まれている感じがすごいんですけど、僕としては“一匹狼”で頑張るしかないので頑張ります!」
第8戦決勝 3位
牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「結果的には一番のライバルである坪井(翔)選手の後ろになってしまったので悔しい結果になりました。戦略的にもミニマムで(ピットに)入るというのはなんとなく決めていたんですが、特に前半が厳しくて、逆にタイヤを変えてから中盤線にかけては悪くはなかったかなと。ここ最近、特に前半スティントで苦戦する場面が多かったので、今回もそれが出てしまいましたね。予選もそうですし、もう少しレベルアップしていかなければならないなと感じています。今日のQ1→Q2でも(セットアップを)大幅に変えたりしていたんですけど、チームメイトの太田(格之進)選手がかなり速いので、明日に向けていいところはマネさせてもらって、明日もまた頑張ります。
(タイトル獲得は)全然あきらめていないですし、レースは最後まで何があるか分からないということを身をもって体験しているので、もちろん最後まで全開でプッシュしていきたいと思っています。僕の先輩はそれをモットーにして、僕はそれを身近で一番感じているので、明日もそれを最後までやるだけかなと思っています」
第8戦決勝 優勝監督
村岡潔チームプリンシパル
「(今日の1-3という結果は)上出来としか言いようがないですね。欲を出すとキリがないんですけれども、できれば坪井(翔)選手以外の人がここにいたら、明日お客さんが一番盛り上がったと思うんですけど(笑)。でも、坪井選手がここにいるので、それはそれで盛り上がるでしょうし、太田(格之進)選手も牧野(任祐)選手も明日の予選にミスなく集中するという気持ちが高くなっていると思います。この位置で戦えるようにここまで戦ってくれたふたりのドライバーに感謝しますし、イヤな思いをさせてくれる坪井選手にも感謝しています。
今日はタイヤ交換でもミスがありましたし、(明日は)ミスなくクルマを仕上げて、ドライバーに思い存分力を出してもらえれば、必ずチャンピオンを獲れると思っています」