「プロとしての責任でもあると思っているので、やるからには優勝を目指して頑張ります」第9戦予選記者会見
2024.11.10
第9戦 予選1位
野尻智紀(TEAM MUGEN)
「最終戦でポールポジションを獲得できたことは非常に嬉しいのですが、やはりチャンピオンの目がなくなってしまったことが心の中にあります。ただ、そんなマインドのなかでもしっかりポールポジションを獲れたことについては、目的は違えどチャンピオンを獲るために僕も含めたチーム全員がたくさん努力をしてきて、それを形として表すことができたので非常に嬉しく思います。また、僕がチャンピオンを獲った時の写真を見せてくれて『また一発やってやろう!』と声をかけてくれたファンの方がいたので、それも嬉しかったですね。
昨日の決勝ではペース自体は良かったと思うんですが、常に誰かの後ろにいた状態での走行だったので、もっとダウンフォースを得られた時にどうなるか? というのがイマイチ分かっていないなと。いつものようにクリーンエアでどうなるかが分かっていないところがあるので心配事はあります。
(決勝では)優勝しても満足しないでしょうね。でも、やるからにはひとつでも上の順位で戦わなければいけないと思っています。それがプロとしての責任でもあると思っているので、やるからには優勝を目指して頑張ります」
第9戦 予選2位
太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「原因を究明中なんですが、予選中にシケインのブレーキングでスロットルのトラブルが出てしまいました。それがなくてもポールポジションは獲れなかったと思うんですけど、飛び出したりラインを外したりしたわけではないので不幸中の幸いだったかなと思っています。
(決勝に向けて)チームタイトルもありますけど、個人的には勝って終わりたいですし、クリーンに勝負します。
(母校の生徒を招待されているが?)せっかく来てくれているので、昨日のようなレースができたら、すごく楽しんで帰ってくれると思いますし、まずは結果だと思います」
第9戦 予選3位
坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)
「予選が大事なのは重々承知のうえで、昨日はトップとの差が結構離れてしまっていたので頭を悩ませた予選でした。だいぶ進歩はしたんですけど、やっぱり“まだ足りない”ということを感じました。でも、チャンピオンを獲るということが最大の目標なので、まずは貴重な(予選ポイントの)1点を獲れたことが大きかったかなと思います。
(タイトル獲得に向けて)絶対的有利な立場にいるとは思うんですけど、気を抜いた瞬間に何が起きるか分からないですし、チェッカーを受けるまでがレースだと思っています。“あぐら”をかいた瞬間に何か起きると思うので、今日のレースは今日のレースでしっかり勝ちを目指して、“勝ってチャンピオン”で締めくくりたいですね。ただ、昨日のレースを見ても、太田(格之進)選手も野尻(智紀)選手もレースペースがすごく速そうなので、そう簡単にはいかないと分かっています。でも、トヨタ陣営としては鈴鹿で勝ちたいという思いがあるので、その思いとともに優勝目指して頑張るだけかなと思います」