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「鈴鹿で勝てたことが嬉しい」第2戦決勝公式会見

2025.03.09

第2戦決勝 優勝 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 
「昨日のレースはピットで落としてしまって、仕方ないといえば仕方ないんですけど、ピット作業に入る前にエンジンが止まってしまったりとか、そういうのがなければもう少しポイントも獲れたと思いますし、内容的にはものすごく悔しい内容でした。そんななかで今日、なんとかリベンジすることができたので、シーズンを考えても良かったですし、個人的にも鈴鹿で勝てたことが嬉しいですね。
(ピット戦略について)無限と僕らはすごい悩むシチュエーションというか、近くにいることによって作戦の幅がある意味狭まるし、スタートでどちらが前にいくかで展開がすべて変わるという感じでした。決め打ちができない状況で、いろいろ決めていたことがあったんですけど、そのシチュエーションのバリエーションがありすぎて、1周目ピットインというのが大変だなという印象ですね。でも、ああなった以上、僕も引っ張るしかないかなと思っていましたし、岩佐選手も2周目に反応して入るだろうなと思っていたので……なんとなく描いていた展開だったのかなと思います。
次のもてぎは、時期が全然違いますけど、優勝したサーキットですし、個人的にもすごく好きなサーキットなので、2レースをしっかり獲れるように、また次に向けて有意義な時間を作りたいなと思います」
 
第2戦決勝 2位 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)

 
「結果に対しては大満足です。正直、今週は表彰台を狙えるというような状況ではまったくなかったので、表彰台に乗れたことに驚いています。昨日も予選がダメで、(決勝では)展開に助けられて4位にはなれましたけど、今日も一時は5番手に落ちる展開でしたし、“(ピットイン)引っ張り”組の2番手で走っていて、牧野(任祐)選手のペースが尋常じゃなく速かったので、その部分は足りていないところがたくさんあったかなと思っています。ただ、ここ(鈴鹿)は厳しい2レースになると予想していたので『耐えたな』という感じで非常に嬉しいです。
(ピット戦略については)昨日のレースを踏まえて、ある程度決めていた部分はありました。(早めに)動く人たちはいるだろうなと思ったので、誰が動いたらカバーするとかしないとかを含めて(戦略を)考えていましたけど、前の3台ぐらいが一斉に入った……そうしたら少数の方にいくのがセオリーなので(自分はピットのタイミングを)引っ張りました。
練習、予選と(ホンダ勢に)結構圧倒されてしまったなという感じでしたけど、このままでは終われないし、王者としてダサイ走りはできないので、しっかり食らいついていきたい。それに、もう一回チャンピオンを獲らないといけないと思うので、1戦1戦大事にしっかり頑張っていきたいと思います」
 
第2戦決勝 3位 岩佐歩夢(DOCOMO TEAM DANDELIION RACING)

 
「昨日は昨日でいろいろなミスがあって獲りこぼしましたけど、今日は今日で純粋にペースがなく、苦しいレースになってしまいました。そのなかでもしっかり表彰台という、今日持っていたポテンシャルのなかでは最低限の結果を獲ることはできたのかなと捉えています。ただ、マシンもドライバーもパフォーマンスとしてはまだまだ細かいところで足らない部分があるので、また次戦以降に向けて、いろいろ分析して、さらに速く強くならないといけないなと感じています。
(ピット戦略について)1-2体制で、後ろの野尻(智紀)選手がピットに入ったことによるアンダーカットに対してのカバーだったので、いま振り返ってみて、引っ張った方がよかったかと言われると、あの状況からすると間違えではなかったと思います。
勝てないレースが続いていて悔しいですし、すごくもどかしいですけど、自分たちはしっかり勝つために常日頃考えていろいろ準備してきていますし、その結果、しっかりと優勝に向けて近づいているのは間違いないので、そこはポジティブに捉えて、次戦以降しっかりまたポールポジションを獲って優勝できるように常に全力を尽くすだけかなと思います」
 
第2戦決勝 優勝チームプリンシパル 村岡潔監督(VANTELIN TEAM TOM’S)

 
「勝てて不満はなにもないですけど、人間は欲深いですから、(自分のチームの)ふたりを表彰台に乗せてやりたかったですね。昨日も今日もそうですけど、(記者会見に出席しているほかのチームの)ふたりも素晴らしいドライバーですから、こういうドライバーと戦って1位になれたことは幸せですし、今日が牧野(任祐)選手、昨日は太田(格之進)選手とダンディライアンがトップを獲れたので、それは『ありがたい』のひとことですね。
太田選手のペナルティ判断については結果を待つしかないので、それが出るまでは全開でいくと。ただ、結果が出たら、それがすべてですから、それをどうこうというのはなくて、次の糧にするということ。それを活かして、次に活躍して、ここ(決勝TOP3記者会見)にいる3人にならないとトップのドライバーにはなれないということじゃないかなと思います。
牧野選手も昨日ツラかったと思うんですけど、一晩寝て、ここへ戻ってきているということは素晴らしいし、太田選手もくじけずになんとか5秒以上開けようとしたアプローチも本当に素晴らしかったですし、それを阻止した坪井翔選手、岩佐歩夢選手……最もイヤなドライバーですけど、それは素晴らしいことだと思いますし、ありがたい体験をさせてもらったので感謝でいっぱいです」
 

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