2025年第9戦富士大会決勝 天候が回復せず赤旗終了 優勝はサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)
2025.10.11
午前中に行われたノックアウト予選から約4時間。10月11日(土)の午後3時から、全日本スーパーフォーミュラ選手権 第9戦の決勝レースがスタートした。終日雨が降り続いたこともあり、このレースに関して、競技団はセーフティーカースタートを選択。しかし、走行が始まってから、雨脚はより強まったため、6周目には赤旗が提示される。そのため、各車6周を終えたところでダミーグリッドに停止。再開の時を待つ。その後、次第に雨脚が弱まり、霧も晴れてきたため、午後3時38分には再開10分前が告知され、午後3時48分にはレースが再開された。そこから各車は、再びセーフティーカーの先導でレースを開始。しかし、セーフティーカーランが続く中、雨脚が強弱を繰り返しただけでなく、午後4時を過ぎると各コーナーで霧が出て、視界が確保できなくなった。そこで、午後4時08分には、再び赤旗が提示される。各ドライバーは14周を終えたところで、メインストレート上にマシンをストップ。その後、午後4時20分からは、ブリーフィングルームにチーム代表者が集められて、ミーティングが行われた。その結果、第9戦の決勝レースは、ここで終了が決定。PPスタートのサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)がそのまま優勝、坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)が2位、野尻智紀(TEAM MUGEN)が3位表彰台を獲得することとなった。以下、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)、大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)、阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、山下健太(KONDO RACING)までが入賞。ただし、レース自体は成立したが、規定周回数に達していないため、各ドライバーに与えられるのは、ハーフポイントとなった。その結果、坪井は予選・決勝を合わせて9.5ポイントを獲得。トータルで104.5ポイントとなり、ランキングトップの座を堅持した。これに続いているのは、予選後にエンジン積み替えを行って10グリッド降格となり、最後尾スタートとなった岩佐歩夢(TEAM MUGEN)。岩佐は第9戦をノーポイントで終えることとなり、90ポイントに留まっている。これに続いているのは、2ポイントを加算して89ポイントとなった太田。さらに、4ポイントを追加して78ポイントとなった牧野。第9戦の予選・決勝で6.5ポイント加算となり、63.5ポイントとなった野尻と続いている。
明日、10月12日(日)には、雨が止み、天候も回復方向となる見込みとなっている。本日の第9戦から一転、第10戦は実際のレースが展開される見込みだが、最後に笑うのは誰なのか。午前10時10分から行われるノックアウト予選から、また違う展開となりそうだ。
第9戦 優勝 サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)
第9戦 2位 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)
第9戦 3位 野尻智紀(TEAM MUGEN)