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2026年シーズン始動!2026年 第1回合同テスト 初日は佐藤蓮が総合トップタイム

2026.02.25

初日総合トップ 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)

 
昨年12月10日(水)〜12日(金)に行われた、合同テスト・ルーキーテストから約2ヶ月半が経った2月25日(水)〜26(木)、2026年の全日本スーパーフォーミュラ選手権が始動。今季第1回目となる合同テストが、三重県鈴鹿サーキットを舞台に行われた。事前の発表通り、このテストには昨年よりも3チーム多い16チーム、昨年より2台多い24台が参加。6名のルーキードライバーを含めた、24人のドライバーたちが開幕に向けての準備を進めていった。
 
初日となる25日は、あいにく朝から雨となり、完全なウェットコンディション。午後の最初はほとんど雨が止んでいたが、中盤からは再び雨が降り始めた。セッションは、午前10時から12時、午後2時から4時の計4時間という予定だったが、午後のセッションでは赤旗がたびたび出たこともあり30分間の延長が決定。合わせて4時間半となったが、午前中と比べて、午後の最初は路面の水が少なく、その時間帯に各ドライバーが自己ベストを大きく更新している。その結果、初日の総合トップタイムは佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)が奪っている。これに続いたのは、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。以下、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)、福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)、ルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)、岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)という結果となっている。
 
昨年のテストでは東コース路面が張り替えられた鈴鹿。今季はNIPPOコーナーの出口からシケイン立ち上がりの西コースの路面が2012年以来、14年ぶりに新舗装となった。舗装工事が完了したのは2月14日。スーパーフォーミュラの各チーム、各ドライバーにとっては、今回が新舗装での初走行となった。
 
初日総合2番手 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 
昨夜遅くから雨が降り始めた鈴鹿。しかし、冷え込みはそれほど強くなく、最初のセッションが始まった午前10時の時点で気温は15℃、路面温度は16℃。ピットロード出口がオープンされると、多くのドライバーがまずはマシンチェックのためにコースに入って行った。雨も本降りだったため、セッション序盤はなかなか1分50秒を切るドライバーはいなかったが、開始から25分というところで、まずは佐藤蓮が1分48秒372という頭ひとつ抜けたようなタイムをマークしてくる。これに続いてセッション開始から約40分というところで、野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)が1分49秒852、その数分後には坪井翔(VANTELIN TAM TOM’S)が1分49秒424、さらにセッション折り返しとなったところでは牧野が1分49秒079というタイムを刻んできた。その後、一時は雨脚が強まってくるが、その中でフラガは1分49秒281という自己ベストをマーク。しかし、そこからさらに雨が強まり、一時はほとんどのドライバーがピットに戻り、待機することとなる。そんな中、午前11時32分には、最初の赤旗が提示される。これは小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC)がヘアピンの進入でコースアウトしたため。このマシン回収が終わると、セッションは午前11時45分に再開された。ちょうどこの頃になると雨が弱くなり、路面状況も好転。再開後には、多くのドライバーが自己ベストを更新してくる。まずは注目ルーキーのブラウニングが1分49秒327、野尻が1分48秒792、福住が1分48秒893と自己ベストをマーク。続いてフラガが1分47秒629と一気にトップタイムを書き換えてくる。さらにブラウニングが1分48秒272、ザック・オサリバン(TEAM IMPUL)が1分48秒278、太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分48秒166をマークしてきた。ところがこの直後、2回目の赤旗が提示される。これは自己ベストをマークしたばかりのオサリバンが1〜2コーナーで、またほぼ同じタイミングで佐藤がデグナーでコースアウト、クラッシュしたため。この時点で残り時間が6分だったということもあり、セッションはそのまま終了となった。その結果、セッションをトップタイムで締めくくったのはフラガ。これに太田、佐藤、ブラウニング、オサリバン、野尻と続いている。
 
初日総合3番手 イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)

 
2時間のインターバルを経て、2回目のセッションが始まったのは、午後2時。この時点では、ほぼ雨が止みかけており、路面の水の量も少なくなっていた。セッション開始時の気温は15℃、路面温度が16℃と午前中と同じ。ピットロード出口がオープンされると、多くのドライバーがコースに入っていく。そこで序盤から岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)が1分48秒536、太田が1分49秒730、坪井が1分49秒983、サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)が1分48秒945と1分50秒を切ってくる。さらに、午前中のセッションでトップタイムをマークしたフラガが1分47秒709、午前中3番手の佐藤が1分47秒539と、PONOS NAKAJIMA RACINGの2台が早々に47秒台に入ってきた。しかし、開始から7分という段階でこの2台を上回ってきたのは、牧野。牧野はここで1分47秒196というタイムを出してくる。その2分後には福住も1分47秒754と、47秒台に入ってきた。その後、セッション開始から15分を過ぎると、ブラウニングが1分47秒789、さらに佐藤が1分47秒104と自己ベストを更新。ここで再び佐藤がトップに立っている。そこから数分後には、一旦止みかけていた雨が再び落ち始め、路面上の水の量も増えてくる。その影響で、開始から29分というところでは、このセッション最初の赤旗が提示。これはフラガがスプーンコーナー1つ目の進入でスピン、アウト側のスポンジパリアに接触してストップしたため。フラガのマシンの回収が終わり、セッションが再開されたのは午後2時41分。しかし、雨の量が増えたこともあり、コースに出るドライバーの数はかなり少なかった。
 
初日総合5番手 ルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)

 
その後、午後3時04分には、セッション2回目の赤旗が提示される。これはデグナーコーナーに落下物があったため。その回収が終わると、午後3時08分にセッションは再開されている。この再開後は、全体の3分の2ほどの車両がコースに入ったが、路面状況はそれほど好転しておらず、タイム更新をしたドライバーはいない。ルーキーたちは慣熟走行やピット作業の練習、移籍組どはウェットでのデータ採りなどを行なっているような状況だった。そんな中、午後3時18分には3回目の赤旗が提示される。これはブラウニングが130Rでスピン、右リヤタイヤがタイヤバリアに激突した衝撃でマシンが浮き上がり、外側のガードレールを超えてキャッチフェンスとの間にある芝に逆さ向きに落下したため。幸いドライバー本人に大きな怪我はなかったが、マシン回収とコースの整備に時間がかかり、セッションが再開されたのは、午後3時55分だった。また、この赤旗の間には、セッション終了時刻の延長が決定。チェッカー提示は午後4時半予定に変更となっている。再開後は、すでに初日のテストを打ち上げる形でコースに出ないドライバーもいたが、ルーキーはじめ複数台のマシンは走り込みを続けた。しかし、午後4時24分には4回目の赤旗が提示される。これはカッレ・ロバンペラ(KCMG)がアウトラップの1コーナーでコースオフしたため。この赤旗を持って、初日のセッションは終了している。
 
カッレ・ロバンペラ(KCMG)

 
明日は天候が回復し、晴れる予報。気温もこの時期としてはかなり高くなると見られているが、誰が速さを見せるのか。開幕前最後の走行となるだけに、明日は全チーム、全ドライバーにとって、非常に重要なテストとなる。
 

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