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2026年 第1回合同テスト ドライ・コンディションの2日目は福住仁嶺が総合トップタイム

2026.02.26

2日目総合トップ 福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)

 
終日ウェットコンディションとなったから初日から一転、好天に恵まれた2月26日(木)の三重県・鈴鹿サーキット。ぐんぐんと気温も上がり、春の陽気となる中、全日本スーパーフォーミュラ選手権、第1回公式合同テストの2日目が行われた。この2日目のセッションで総合トップタイムをマークしたのは、福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)。これにイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)、岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)、新チームを立ち上げた松下信治(DELiGHTWORKS RACING)と続いている。
 
2日目総合トップ 福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)

 
朝は空に雲が広がっていた鈴鹿。風もあまり吹いていなかったため、セッション3開始時の午前10時は、まだ路面に多くのウェットパッチが残っている状況だった。この状況をみて、競技運営団からはチームに対してウェットタイヤの使用許可が出されている。そして、気温15℃、路面温度19℃というコンディションのもと、走行が始まる。まずは各車ともにレインタイヤを装着してコースイン。マシンの状態を確認していく。ルーキーたちは最初から積極的に走行していたが、ベテラン勢は、確認を終えるとピットイン。路面状況が好転するのを待った。そして、開始から約30分ほどとなったあたりからは、各ドライバーがスリックタイヤに履き替えて本格的な走行に入る。今回のテストで各ドライバーに供給されているスリックのニュータイヤは6セット。昨年からの持ち越しは認められていないので、どのドライバーも最初からニュータイヤでの走行となった。その中で、まず好調ぶりを見せたのは、ディフェンディングチャンピオンとして今シーズンを迎える岩佐。岩佐は、まず1分37秒810と、真っ先に37秒台に入ってくる。これに続いて、阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)が1分37秒866、福住が1分37秒982と、やはり37秒台に入ってきた。坪井翔(VANTELIN TAM TOM’S)も1分37秒946までタイムアップしてくる。走り始めから仕上がりの良さを見せた岩佐はその後もトップタイムを更新。開始から40分という時点で、1分37秒341までタイムアップしてくると、その20分後には1分36秒870とただ一人36秒台に入ってきた。その後も開始から1時間15分というところで、岩佐は1分36秒561とベストタイムを更新。頭ひとつ抜けたような速さを見せていた。一方、タイム的に岩佐には及ばなかったものの、セッション序盤から速さを見せたのは、ルーキーの野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)。野村はセッション開始から40分余りというところで1分37秒939、その数分後には1分37秒827、さらにセッションが折り返したところでは1分37秒222をマーク。この時点では2番手に浮上し、ルーキーとは思えないような堂々とした走りを見せている。
 
2日目総合2番手 イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)

 
その後、セッションは午前11時17分、赤旗によって中断される。これは佐藤が130R付近でストップしたためだったが、佐藤はまもなく自走でピットに戻ってくる。しかし、再開はなかなかされなかった。実は佐藤がストップする前に、ロマン・スタネック(Buzz MK RACING)がコースオフ。大量の砂がヘアピンから西コースにかけて出ていたため、コース清掃に時間を要した。この清掃が終わって、セッションが再開したのは、午前11時45分。ここからは多くのドライバーが2セット目のニュータイヤを使用して、アタックシミュレーションに入る。このアタックで、まずは坪井が1分37秒207までタイムアップ。続いて、野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)が1分37秒065と、坪井を上回ってくる。また、松下が1分37秒382と、自己ベストを大きく更新。ここでチェッカーが提示され、その後にアタックしていたドライバーたちも続々コントロールラインを切る。そのアタックで阪口が1分37秒150、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分37秒362、太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分37秒653をマーク。さらに福住が1分36秒891と、岩佐に続き、1分36秒台に入ってきた。しかし、岩佐がマークしていたタイムには届かず、セッション3は岩佐がトップのまま終了。福住が2番手。最後の最後に1分37秒048までタイムを上げた大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)が3番手。以下、野尻、阪口、坪井、ザック・オサリバン(TEAM IMPUL)、野村、牧野、松下と続いている。
 
2日目総合3番手 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)

 
2時間のインターバルを経て、今回のテストの打ち上げとなるセッション4が始まったのは、午後2時。このセッションは午後3時50分に一旦チェッカーが提示され、午後4時からの10分間は2グループに分けたドライバーのうちAグループが、午後4時15分から10分間はBグループが走行するということになっていた。すでに青空が広がり、春の陽気となっていたため、このセッション開始時の気温は20℃、路面温度は32℃まで上昇。この時期としては、かなり暖かなコンディションとなった。ピットロード出口がオープンされると、多くのドライバーが続々とコースイン。このセッション4では開始から30分間、オーバーテイクシステムの使用が許可されていたため、多くのドライバーが早々に好タイムをマークしてくる。開始からわずか5分というところでは、坪井がユーズドタイヤで1分36秒856をマーク。サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)や牧野、野尻、野村、岩佐、福住らも1分37秒前半のタイムを出してくる。開始から23分というところでは、阪口が1分36秒979と36秒台に突入。オーバーテイクシステムの使用時間が終了した後、開始から37分というところでは、岩佐が1分36秒552と、自身が出した午前中のトップタイムを更新してきた。これに続いて野尻もユーズドタイヤで1分36秒701をマークしてきている。さらに、セッションを折り返した午後3時06分頃、一気にタイムを上げたのが松下。松下はここで1分36秒555と、この時点での2番手に浮上してくる。さらに、その10分ほど後には、フラガが1分36秒910、さらにその数分後には阪口が1分36秒643と、いずれも36秒台に入ってきた。残り時間が30分ほどとなったところでは、坪井もニュータイヤで1分36秒673までタイムアップ。福住も1分36秒995と36秒台に入ってくる。岩佐も1分36秒540と自身が午前中にマークしたトップタイムをわずかに更新した。しかし、ここでニュータイヤを投入し、岩佐のタイムを上回ってきたのはフラガ。フラガは午後3時36分頃、1分36秒345というタイムを叩き出す。
 
この2分後、セッションは赤旗で中断される。これは小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC)が最終コーナー立ち上がりでハーフスピン、コース上に斜めを向いてストップしたため。このマシン回収が終わると、セッションは午後3時43分に再開された。そこからチェッカーまで7分間ということで、何人かのドライバーはここからタイムアタックに入る。そして、佐藤がチェッカー目前に1分36秒370と、フラガに続くタイムをマーク。このままPONOS NAKAJIMA RACINGが1-2で終了かとも思われた。しかし、チェッカーが提示されたところで、一気にトップタイムを書き換えたのが福住。福住はここで1分36秒290というタイムを叩き出している。
 
2日目総合5番手 松下信治(DELiGHTWORKS RACING)


そこから10分間のインターバルを経て、グループ分けによる走行が始まったのは、午後4時。まずはAグルーブの走行が始まる。今回、抽選でAグループに振り分けられたのは、岩佐、笹原右京(REALIZE KONDO RACING)、牧野、可夢偉、山下 健太(KCMG)、小出峻(ThreeBond Racing)、オサリバン、フェネストラズ、大湯、野村、チャーリー・ブルツ(TEAM GOH)、フラガの12人。野村はセッション4が始まってまもなくギヤボックストラブルに見舞われ、その後の走行は叶わなかった。このグルーブごとの走行でもコースには出ていない。その他のドライバーたちは、残り7分となったあたりから最後の締めくくりとしてのアタックに入るが、自己ベストタイムを更新したのは、岩佐、大湯、フェネストラズ、山下、小出、ブルツの6人となっている。Aグループの走行が終わると、5分間のインターバルを経て、Bグループが午後4時15分から10分間走行。Bグループには、ルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)、太田、Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)、福住、野尻、松下、小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC)、坪井、阪口、佐藤、カッレ・ロバンペラ(KCMG)、スタネックの12人が振り分けられた。こちらのグループではアタックしたドライバーもいれば、最初からずっと連続周回をしたドライバーもいたが、最後にベストタイムを更新したのは、松下、阪口、太田、ブラウニング、Jujuの5人。最後の最後に、利徠斗がアタックを行い、セクター3まで自己ベストを上回ってきていたが、シケイン立ち上がりでコースオフを喫し、タイム更新はならなかった。
 
その結果、2日目のセッションを総合トップで締め括ったのは、福住。2番手にフラガ、3番手に佐藤。以下、岩佐、松下、阪口と続いている。ルーキートップは野村。これにブラウニングが続いている。
 
次回、スーパーフォーミュラが走るのは、4月3日〜5日の開幕大会。舞台は栃木県・モビリティリゾートもてぎとなる。チームやドライバーにとっては、テストなしのぶっつけ本番となるが、初日のフリー走行から速さを見せて、2レース制のこの大会でスタートダッシュを果たすのは誰なのか。今からレースウィークが待ち遠しい。
 

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