2026年第2戦 開幕戦を制した太田格之進がポール・ポジションを獲得
2026.04.05
R-2 予選1位
太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

深夜まで降り続いた雨が上がり、午前8時頃からは一旦晴れ間が広がった4月5日(日)の栃木県・モビリティリゾートもてぎ。その後、曇り空となった午前10時10分からは、全日本スーパーフォーミュラ選手権・第2戦のノックアウト予選が行われた。この予選で今季自身初のPPを獲得したのは、昨日の開幕戦で優勝を飾った太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。2番手には、大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、3番手には岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)と続いている。
雨は完全に上がっていたものの、曇りがちだったこともあり、路面には所々うっすらとウェットパッチが残っている状況となったもてぎ。午前10時にはウェット宣言が出され、午前10時10分からは10分間で争われるAグルーブのQ1が始まる。今回、ランキングをもとにAグループに振り分けられたのは、岩佐、笹原右京(REALIZE KONDO RACING)、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、山下 健太(KCMG)、Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)、小出峻(ThreeBond Racing)、福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)、小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC)、坪井翔(VANTELIN TAM TOM’S)、大湯、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)、ロマン・スタネック(ナビクルBuzz MK RACING)の12人。セッション開始時点で、気温は20℃、路面温度は31℃まで上昇し、ほとんど風はない状況となった。そんな中、ピット出口がオープンされると、牧野を先頭に、岩佐、坪井、フラガ、山下、大湯といった順で、ほとんどのドライバーがすぐにコースイン。小出だけは、1分ほど待ってからコースに入って行った。今日のQ1では、アウトラップでピットに戻ったドライバーは皆無。全車が最初からタイヤのウォームアップに入っていく。ウェットパッチが残っている状況だったため、路面には滑りやすい部分もあり、各ドライバーのタイムはなかなか上がってこなかった。しかし、残り時間が1分となったあたりから、いよいよ多くのドライバーがアタックに入る。そして、チェッカーと同時に続々と自己ベストを叩き出し、順位も目まぐるしく変わっていった。その中で、最後の最後に1分31秒341というタイムをマークしてトップに立ったのは福住。この直前に1分31秒517というベストを出した山下が2番手で続く。開幕戦でPPを奪った岩佐は3番手。これに坪井、大湯、小出と続き、ここまでがQ1を突破する。一方、僅差でQ2進出を逃したのは、フラガと利徠斗。さらに、牧野、スタネック、笹原、JujuもQ2に駒を進めることはできなかった。
R-2 予選2位
大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO INGING)

5分間のインターバルを経て、10分間で争われるBグループのQ1が始まったのは、午前10時25分。今回、Bグループには、ルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)、太田、小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC)、野中誠太(KCMG)、野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)、ザック・オサリバン(TEAM IMPUL)、松下信治(DELiGHTWORKS RACING)、サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)、阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)、チャーリー・ブルツ(TEAM GOH)、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)の12台が振り分けられた。Aグループと同様、ピットロード出口がオープンされると、太田を先頭に、野尻、フェネストラズ、佐藤、野中、阪口といった順で、ドライバーたちが続々コースイン。可夢偉、オサリバン、松下の3人は少し待ってからコースに入って行った。こちらのグルーブでも、野中が1回ピットに入った以外、他のドライバーたちは最初から走行を続け、タイヤを温めて行く。そんな中、ブルツが2つ目の立体交差立ち上がりでコースオフする場面もあったが、ブルツはすぐに再スタートしている。その他のドライバーたちは、残り時間が4分を切ったあたりから2周あるいは3周連続のアタックに入っていった。そして、セッションの残り時間が1分30秒となったあたりで、太田が1分31秒158をマークしてトップに浮上。その後、このタイムを破ったドライバーはおらず、太田がトップでQ1を締め括った。これに続いたのは、チェッカー周に自己ベストを出してきた野尻。さらに、佐藤、阪口、最後の最後に自己ベストを刻んだ野村。同じく最後にタイムを上げたオサリバンと続き、ここまでがQ1を通過。一方、オサリバンに対してわずか1000分の7秒差だったフェネストラズ、松下、可夢偉、野中、最後の周はアタックを中断してピットに戻ってしまったブラウニング、途中コースオフがあったブルツは、Q2に駒を進めることができなかった。
R-2 予選3位
岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)

10分間のインターバルを経て、いよいよPPを決定づける10分間のQ2が始まったのは、午前10時45分。セッションが始まるとまもなく、太田、岩佐、佐藤、山下、大湯といった順でほとんどのドライバーたちがニュータイヤでコースに向かう。一方、坪井だけはピットで待機。セッション開始から2分ほど経ったところでピットを後にした。坪井は、他のドライバーたちより、タイヤのウォームアップが1周少なくなる計算だ。Q1と同様、Q2でも一旦コースに出たドライバーたちはピットに戻らず、タイヤをじっくりと温めていった。この頃になると、路面は完全にドライアップ。セッションを折り返したあたりからは、アタックに入るドライバーもちらほらと現れる。その中で、セッションの残り時間が2分40秒ほどとなったあたりで、まず1分30秒799というタイムをマークしてトップに立ったのは、太田。これに続いて、岩佐が1分30秒637と、太田を上回ってくる。太田は、翌周もそのままアタックを続行。対する岩佐は1周のクールダウンラップを挟み、チェッカー目前というところから2度目のアタックに入る作戦を採った。連続アタックに入った太田は、2周目に1分30秒369までタイムアップし、再びトップに浮上する。その後、他のドライバーたちがアタックに入ったが、最後まで太田のこのタイムを破ったドライバーはおらず、太田は今季初PPを獲得。チェッカー周に一発だけのタイムアタックを決めた大湯が、一気にタイムアップして2番手に入ってくる。岩佐は最後のアタックでは自己ベストを更新することができず、逆転はならず。3番手という結果になった。以下、野尻、阪口、最後の最後にタイムを上げた小出、福住、山下、2戦連続のQ2進出を果たしたルーキーの野村、オサリバン、佐藤と続き、コースインのタイミングをずらした坪井は12番手でQ2を終えることとなった。
ここから午後の決勝では、どのような展開になるのか。太田がPPから2連勝を果たすのか。2023年第5戦・SUGOでのPP獲得以来、約2年半ぶりのフロントロウからスタートする大湯が逆転を果たすのか。あるいは岩佐が開幕戦の悔しさを晴らすのか。第2戦の決勝はドライコンディションになると見られており、タイヤ交換の義務付けがある。そのあたりの戦略も含めて見所が多い1戦となりそうだ。
