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2026年 開幕大会 第1戦・第2戦は太田格之進が連勝を飾る!

2026.04.05

R-2 決勝1位
太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

開幕戦から一夜明け、天候が回復した4月5日(日)の栃木県モビリティリゾートもてぎ。太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がPPを獲得したノックアウト予選に続き、午後2時45分からは第2戦の決勝レースが行われた。序盤は予選2番手からスタートした大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)がトップに立つ場面もあったが、太田は大湯が早めのピット作業に入った後、ハイペースで周回を重ねてマージンを稼ぐ。その後、ピット作業で大湯を逆転。終盤はギヤボックストラブルを抱えながらの走行となったが、そのままポジションを守り切り、開幕戦に続いて2連勝を果たした。2位にはスタートでポジションを上げた後、レースペースが良く、タイヤ交換のタイミングを遅らせた阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)が入賞。阪口にとっては、2021年第6戦・もてぎ以来、約5年ぶりの表彰台獲得となった。3位には、阪口と同じくタイヤ交換を遅らせる作戦を採った福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)が入賞。NTT docomo Business ROOKIEにとっては、チーム設立7年目にして、嬉しい初の表彰台獲得となっている。

終日、曇り空となったもてぎ。午後1時53分からは、いよいよ第2戦の決勝レースに向けて、15分間のレコノサンスラップが始まる。ここで決勝セットアップの確認やスタート練習を繰り返したドライバーたちは、ダミーグリッドへ。そこから、決勝レースに向けて、最後の準備を整えていった。そして、午後2時45分にフォーメーションラップがスタート。この時点の気温は22℃、路面温度は28℃。メインストレートには、軽く追い風が吹くコンディションとなっていた。太田を先頭に各車は1周の隊列走行を開始。しかし、予選9番手からスタートだった野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)がクラッチを繋いだ途端にエンジンストールしてしまう。これによって、野村は最後尾からスタートすることになった。その他のドライバーは問題なく走り始め、各車正規のグリッドに整列。後方でグリーンフラッグが提示されると、シグナルオールレッドからブラックアウト。37周先のゴールに向けて、各車一斉にスタートした。ここでいい動き出しを見せたのはPPの太田だったが、太田はその後の加速が少し鈍る。その太田に迫ったのは、動き出し後の加速が良かった大湯。太田は1コーナーでポジションを守ろうと踏ん張ったものの、まだタイヤが温まり切っていなかったためか少しラインがワイドになり、その隙に大湯がインから前に出ることに成功した。また、予選5番手からスタートした阪口が抜群の蹴り出しで、2コーナーでは岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)をオーバーテイク。予選4番手の野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)はスタートで大きくポジションを落とす形となったため、この時点で阪口は3番手まで浮上した。その後方では、S字でアクシデントが発生する。イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)が野尻の右リヤタイヤに接触し、野尻がハーフスピン。横を向いてコース上にストップする。フラガのサイドポンツーンには、野尻のフロントウィングが突き刺さるような形となったが、バックストレートでこのウィングは芝生に脱落。そのままレースは続行された。ダメージを負った野尻はピットイン。フロントノーズとタイヤ交換を行ってコースに戻る。またオープニングラップで牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)と接触してダメージを負ったロマン・スタネック(ナビクルBuzz MK RACING)も同じくピットイン。やはりフロントノーズを交換してコースに戻った。

R-2 決勝2位
阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO INGING)

オープニングラップを終えてトップの大湯と2番手の太田の差は0秒958。2周目を終えると、その差は1秒159と少し開いた。しかし、2周目目の最終コーナーではまたしてもハプニングが起こる。小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC)がスピンし、グラベルストップ。エンジンも止めてしまい、本人はコクピットを降りた。そのため、コース上にはセーフティーカーが導入される。これで各車のギャップはリセットされることとなった。この時のオーダーは、大湯、太田、阪口、岩佐、スタートでポジションを上げた山下 健太(KCMG)、小出峻(ThreeBond Racing)、ザック・オサリバン(TEAM IMPUL)、フラガ、福住、サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)となっていた。
利徠斗のマシン回収が終わり、レースがリスタートしたのは6周を終了したところから。前周のバックストレート後半から加速を開始した大湯に、太田は迫っていく。7周を終えたところで2台の差は0秒120。太田はオーバーテイクシステムを長時間稼働させながら、1コーナー、3コーナーで大湯に揺さぶりをかけた。しかし、大湯もここは激しくブロック。太田の先行を許さない。結局、大湯はポジションを死守し、トップのまま走行を続けた。その後方では、福住が9周目の1〜2コーナーでフラガをオーバーテイク。8番手にポジションを上げてくる。
その2周後、トップの大湯は10周を終えると、真っ先にピットイン。小出、松下信治(DELiGHTWORKS RACING)、野村、牧野、チャーリー・ブルツ(TEAM GOH)も同じくミニマム周回で、義務付けられたタイヤ交換のためにピットロードに滑り込んだ。これで、見た目上のトップに立った太田は、ペースアップ。1分32秒722、1分32秒833、1分32秒775と32秒台のラップタイムを連発して行く。一方、先にピットに入った大湯は、タイヤ交換してから数周、1分32秒816、1分32秒571、1分32秒818と、32秒台のラップを刻んだが、その後はラップペースが1分33秒台に落ちてしまい、次第に太田とのギャップが開いて行くこととなった。
その後方では、3番手を走っていた岩佐が14周を終えたところでピットイン。これを見て、岩佐の後ろを走っていた山下が15周を終えたところでやはりピットイン。2台はいずれも大湯の後ろでコースに戻るが、ここでのポジションの入れ替わりはなし。この2台がピットに入ったことで、見た目上のトップである太田、2番手の阪口に続いたのは、福住となった。
そして、太田は20周を終えたところでピットイン。この前の周、太田とタイヤ交換組のトップにいた大湯の差は、32秒186まで開いていた。そのため、太田はタイヤ交換作業を終えると、余裕を持って大湯の前でコースに戻る。大湯はペースアップに苦しんでおり、アウトラップの太田を追い詰めることができなかった。これで太田に代わり、見た目上のトップに立ったのは阪口。阪口も前が開けると、1分32秒台のタイムを連発し、25周を終えるとピットイン。右フロントタイヤの交換に少し手間取ったが、太田と大湯の間でコースに戻ることに成功する。ここでさらにタイヤ交換を引っ張ったのが福住。福住も見た目上のトップに立つと、自己ベストを含む1分32秒台のタイムを連発し、30周まで引っ張ってからピットに入った。そして、阪口と大湯の間でコースに戻ることに成功。実質的な3番手に浮上した。この頃、大湯は後方から迫ってきたザック・オサリバン(TEAM IMPUL)に対して防戦一方となっていたが、そこに岩佐、山下、小出、フラガら追いつき、一つの集団となっていた。

第3戦 決勝3位
福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)

その状況を見て、最後までタイヤ交換を引っ張ったのが、予選21番手からスタートしたルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)。ブラウニング陣営は、2度目のセーフティーカー導入に期待しながらタイヤ交換を引っ張っていたが、決勝ペースが良く終盤に入っても1分31秒台後半から1分32秒台前半のタイムで周回を重ねていた。その間に大湯との差が大きく開いたため、ファイナルラップになってようやくピットイン。タイヤ交換を終えると、4番手。大湯の前でコースに戻ることに成功した。
一方、最終盤に入ると阪口に対して4秒余りのギャップを築いていた太田のペースが鈍る。太田は最初、シフトダウンに問題を抱えたが、続いてシフトアップにも問題を感じたため、ファイナルラップはほとんど4速と5速だけを使っての走行。ラップタイムも1分34秒台まで落とすこととなった。しかし、何とか最後までポジションを守り切り、トップでチェッカーを受ける。阪口は最後も1分31秒667と31秒で走って太田の背後に迫ったが、わずか0秒958及ばず、2位でゴールすることとなった。この2台には少し離される形となったが、福住も最後まで1分32秒台のペースをキープし、3位でチェッカー。表彰台を獲得した。そして、4位にはブラウニング。以下、大湯、オサリバン、ファイナルラップの90度コーナー立ち上がりで岩佐をとらえた山下、岩佐、小出、松下までが入賞している。

次戦は、4月25日(土)〜26日(日)。大分県・オートポリスを舞台に行われるが、一体誰が勝利の美酒を味わうことになるのか。予選から目が離せない展開となりそうだ。


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