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「一日を通してみんなで欠点が一つもない仕事ができた」第2戦決勝記者会見

2023.04.09

決勝1位 野尻智紀(TEAM MUGEN)
 
「昨日はチームメイトのリアム選手に続く2位ということで、スーパーフォーミュラにおける私の立場やファンの皆さんの応援を考えると、簡単に負けてはいけないなと反省し、メンタルにかなりくる物は有りましたが、今日に関してはしっかりと集中し直して、予選もパーフェクトなラップを刻め、決勝に対しても良いクルマに仕上げられましたし、ピット作業も最高の作業でした。一日を通してみんなで欠点が一つもない仕事ができました。次は鈴鹿ですが、テストの感じでは若干不安は残っていたのですが、今日色々セットアップを変えてみて鈴鹿に向けても良い走りができそうだなという感触があったので非常に楽しみですし、またこのポジションに帰ってこられるように頑張りたいと思います」
 
決勝2位 坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)
 
「昨日はレースができませんでしたので今日が開幕戦になってしまいました。クルマとタイヤが変わって情報量が必要な時にレースができなかったのは1レース分遅れをとっていることになりますので、非常に辛い開幕ではありましたが、今日は決勝レースではうまくマネージメントできて要所要所でバトルもできましたし、やれることは全てやれました。勝てはしませんでしたがひとまず2位でレースを終えることができました。昨日のクラッシュでクルマが破損してしまい、それを一生懸命直してくれたチームに感謝してますし、あとは優勝するだけなのでこの流のまま、課題を見つけてしっかりと準備していきたいと思います」
 
決勝3位 山下健太(KONDO RACING)
 
「ほんとに久しぶりに表彰台に上れて嬉しく思いますし、昨日のレースはスタートで接触があり1周もできずに、新しいクルマでの走行経験がまったくない中で、昨日の予選から変更した部分がいい方向に決まりうまく走ることができましたので、鈴鹿のテストで代役で乗ってくれた笹原右京選手や、チームの皆さんに感謝しています。(怪我から復帰後)第2戦でいきなり表彰台に上れるとは思ってもいませんでしたが、今後につながるレースができたかなと思います。これまでスーパーフォーミュラでは非常に苦労していて、何をやってもうまく行かないな・・という印象が強く、理解できないことが非常に多い。そこをいくら取り組んでも結果が出ない時期が長かった・・3年間色々やりましたが何も感度がなく、速くなることもなく・・・自分はフォーミュラに向いていないのかなと・・。今年に入ってからも事故をしてしまい、なかなか精神的にキツイ時期が長かったので・・そんな中いろんな方々に支えていただきながらでしたので、泣いてしまいました」
 
優勝チーム監督 田中洋克(TEAM MUGEN)
 
最高の結果の開幕戦があって、今日も良い結果が出ればいいなと考えていましたが、野尻選手が昨日の修正点を改善して、予選で2位のタイムを引き離してポールを獲れましたし、ただ決勝に向けては若干不安な部分もあったんですが、落ち着いたレース運びができてポール・トゥ・ウィンになり、チームとしては最高の週末になりましたね。応援いただいている皆さんのおかげです。ありがとうございました。
リアム選手のペナルティについては、状況的にダブルピットになったので前後間隔は開けたいなという思いは当然ありますが、結果として少し開けすぎたということで、もう一度きちんと反省して、対処したいと思います。
やはり、結果を出す、安定感を出すためには精度・クルマを良く作る事が必要で、そのためにはメカニックの作業や、エンジニアがクルマの状態をどう把握し、実際の動きがデータときちんと重なっているかなど、チームとして細かい所を取り組んでいますし、ドライバーもメカニックやエンジニアの作業に対しては共感していますのでどんどん精度が上がっています。ですのでこういう形(結果)になっているのかなと思っています。
 

 
BRM Winners AwordとしてViron Japan株式会社 代表取締役 日高俊浩様より特製クロノグラフが贈呈された

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