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第6戦予選 牧野任祐が4年ぶり自身2度目のポール・ポジション獲得!

2023.07.15

 
予選 P.P 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 
朝から終日曇りのコンディションとなった7月15日(土)の静岡県富士スピードウェイ。午後2時20分からは、全日本スーパーフォーミュラ第6戦のノックアウト予選が行われた。この予選で今季自身初、デビュー戦以来約4年ぶりとなるPPを獲得したのは牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。これに続いたのは、現在ランキング2位のリアム・ローソン(TEAM MUGEN)。牧野のチームメイトでルーキーの太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が今季自己最高位となる3番手のポジションを獲得した。さらに4番手には佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING)と、トップ4はホンダエンジンユーザーが独占。トヨタエンジンユーザーの中では、現在ランキングトップの宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)の5番手が最高位となっている。
 
フリー走行から約4時間のインターバルを経て、10分間で争われるAグループのQ1が始まったのは、午後2時20分。この時点でも気温は25℃、路面温度は29℃と、フリー走行が開始した午前9時と大きくは変わらなかった。ただし、午前中に吹いていた風は止み、空からは雨が少しパラつくコンディションとなっている。今回、このAグループに振り分けられたのは、小高一斗(KONDO RACING)、牧野、小林可夢偉(Kids com Team KCMG)、福住仁嶺(ThreeBond Racing)、ローソン、平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、今回からシリーズ復帰となった笹原右京(VANTELIN TEAM TOM’S)、阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)、松下信治(B-Max Racing Team)、今回大湯都史樹の代役参戦となった大津弘樹(TGM Grand Prix)、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)の11人。ピット出口がオープンされると、まずはユーズドタイヤを装着して、ローソン、平川、小高、牧野、笹原、阪口、山本、福住、可夢偉といった順でほとんどのドライバーがすぐにコースイン。これに続いて、松下がセッション開始から約1分半というところでコースに入る。これに対して、大津はフロントにだけニュータイヤを装着し、ピットロードで待機していた。
すでにコースに出たドライバーたちは、ほとんどアウトラップを走っただけでピットイン。小高と笹原だけは、そのままもう1周走ってからピットに戻る。この頃、セッション開始から2分半というところで大津はコースイン。フロントタイヤだけをスクラブして一旦ピットに戻った。
その後、セッション開始から3分半という早い段階で、真っ先にニュータイヤを装着してコースに入ったのは、可夢偉。その30秒ほど後には、牧野、ローソン、小高、平川、山本、阪口、笹原の順でニュータイヤに履き替えたドライバーたちがコースに入っていく。松下は残り時間が5分となったところで、また大津は残り時間が4分半となったところでコースに入っていった。
そして、セッションの残り時間が4分となったところから、まずは可夢偉がタイムアタックへ。ここで可夢偉は1分23秒219というタイムをマークすると、次のラップもアタックを続行した。この2周目のアタックではセクター2まで自己ベストを更新。しかし、セクター3のタイムが伸びず1分23秒393と、1周目のタイムを上回ることはできなかった。これに続いてアタックに入ったのは、大津。大津はチェッカーと同時に、1分22秒798と、22秒台に飛び込んでくる。これに続いて牧野が1分22秒822、山本が1分22秒804をマークしたが、大津のタイムにはわずかに届かなかった。しかし、これに続いてアタックしていたローソンが1分22秒734と、大津のタイムをわずかに100分の6秒余り更新。トップに躍り出た。その後、ローソンのタイムを上回るドライバーはおらず、ローソンはAグループのQ1をトップ通過。これに、大津、山本、牧野、福住とホンダエンジンユーザー勢がトップ5を独占する。トヨタエンジンユーザーとしては阪口が1分23秒190で6番手。唯一Q1を突破した。一方、阪口に対して、100分の数秒という僅差でQ2進出を逃したのは、可夢偉、笹原、松下ら。さらに、平川、アタックラップでコースオフし、ベストタイム抹消となった小高もQ2進出はならなかった。
 
予選 2位 リアム・ローソン(TEAM MUGEN)
 
5分間のインターバルを経て、BグループのQ1が始まったのは、午後2時35分。今回は、野尻智紀(TEAM MUGEN)、山下健太(KONDO RACING)、太田、大嶋和也(docomo business ROOKIE)、国本雄資(Kids com Team KCMG)、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、宮田、坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)、ラウル・ハイマン(B-Max Racing Team)、ジェム・ブリュックバシェ(TGM Grand Prix)、佐藤の11人がこのBグループに割り当てられた。AグループのQ1と同様、セッションが始まると、まずは各車ユーズドタイヤを装着し、野尻、関口、山下、太田、佐藤、宮田、坪井、ハイマン、国本、大嶋の順で、ほとんどのドライバーがコースイン。佐藤と宮田以外はアウトラップを終えるとすぐにピットに戻る。これに対して、佐藤と宮田は、もう1周走ってからピットへと戻った。一方、チームメイトの大津と同様、ここでフロントタイヤにだけニュータイヤを装着し、コースインのタイミングを待っていたのはブリュックバシェ。ところが、いざコースに向かおうかというタイミングで、ブリュックバシェのマシンはエンジンが始動せず、一度ガレージに戻される。結果、ブリュックバシェは、フロントのスクラブを行うことができず、最初から4本ともにニュータイヤを装着してアタックに向かうことになった。
その後、セッション開始から3分という早い段階で、まずニュータイヤでコースに入ったのは、野尻。その1分後には、国本、大嶋、ブリュックバシェ、山下、宮田、坪井、佐藤、ハイマン、関口といった順で書くドライバーがコースに入った。
この中で、セッションの残り時間が1分20秒となったあたりから、真っ先にアタックに入ったのは野尻。野尻は完全なクリアラップを取って、チェッカーと同時に1分22秒797というタイムを刻む。これに続いてアタックしていた多くのドライバーは、この野尻のタイムを上回ることができない。しかし、最後の最後にアタックしていた太田が1分22秒528を叩き出し、一気にトップ浮上。そのまま首位でQ1を通過した。これに続いたのは、野尻、宮田、佐藤、山下、坪井。ここまでがQ1を通過している。一方、坪井と100分の3秒差だった関口をはじめ、国本、大嶋、ブリュックバシェ、ハイマンはQ2に駒を進めることができなかった。
 
10分間のインターバルを経て、いよいよPPを決定づける7分間のQ2が始まったのは、午後2時55分。ここでもセッションが始まるとすぐに、野尻、大津、福住がコースイン。大津だけは、Q1と同様、フロントタイヤをスクラブすると一旦ピットに戻ってリヤタイヤを履き替えるという作戦を取った。さらに、セッション開始から1分を前に、宮田、ローソン、牧野、太田、山下、佐藤、山本、坪井といった順でニュータイヤを装着してコースイン。阪口が最後にコースへと向かった。ここから各ドライバーはトラフィックをマネージメントしながら、タイヤを思い思いにウォームアップ。福住を先頭に、宮田、野尻、ローソン、太田、山下、山本、坪井、佐藤、太田、大津、阪口の順でアタックラップに入っていく。
まずアタックに入った福住は、1コーナーでブレーキをロックさせ、オーバーラン。このラップを終えるとピットに入り、まともにアタックラップを刻めなかった。続いてアタックした宮田は、1分22秒457をマーク。これに続いた野尻は、宮田のタイムを上回れない。しかし、野尻に続いていたローソンは、ここで1分22秒242を叩き出し、トップに立った。この後、太田が1分22秒331、佐藤が1分22秒428といずれも宮田のタイムは上回ってくるが、ローソンにはわずかに届かず。これでローソンが自身初のPPを決めるのかと思われた。だが、最後に牧野がこれを逆転。牧野は1分22秒063と、ローソンのタイムを約コンマ2秒上回るタイムを叩き出した。その結果、牧野は今季初、自身2度目のPPを獲得。これはデビュー戦以来、約4年ぶりの快挙となった。これに続いたのは、現在ランキング2位のローソン。ルーキーの太田が3番手と、今季自己最高位のグリッドを獲得している。以下、佐藤、ランキングトップの宮田、山本、ランキング3位の野尻、山下と続いた。
 
予選3位 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 
予選5位 ランキングトップ 宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)
 
明日の決勝では、この中から誰が勝利を掴むのか。予報では明日の富士は晴れて気温も今日より高くなると言われているが、そのあたりも決勝ペースやタイヤ交換のストラテジーに大きく影響してくるはず。まずは決勝に向けての仕上がり具合を占うことになる、明日午前中のフリー走行に注目だ。
 

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