2014 SUPER FORMULA
Round6 Sportsland Sugo
- Sportsland Sugo
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公式予選 9月27日(土) /
決勝レース 9月28日(日) [68 Laps : 251.872 km]
スポーツランドSUGO : 3.704 km
Free Practice
レコード目前!フリー走行はロッテラーがトップ
デュバルが2番手。3番手の山本は痛恨のクラッシュ…。小暮は4番手に。
No.36 アンドレ・ロッテラー
9月26日、宮城県のスポーツランドSUGOで全日本選手権スーパーフォーミュラ第6戦の予選日フリー走行が、午前9時ちょうどより1時間で行われた。サーキットの上空は青空と雲が半分半分。路面はドライ。気温は21度、路面温度は27度。今季のニューマシン、SF14にとっては昨日のテスト走行が初めてのSUGO。このフリー走行は、予選に向けてのセットアップをする重要な時間だ。
各車少しでも多く走りたい中、まっ先にコースに出たのはNo.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S SF14)。いつもは遅めのコースインをするタイプだが、この走行では開始5分、2周目に1分08秒380を出し、19台のターゲットとなった。この後、No.2 中山友貴(TEAM 無限 SF14)が1分07秒242、No.1 山本尚貴(TEAM 無限 SF14)が秒単位でトップタイムを更新していく。ここからが本格的な走行と思われた8分過ぎ。2周目に入ったNo.34 伊沢拓也(DRAGO CORSE SF14)が1コーナー手前でスローダウンし、マシンをコース外へ出してストップ。マシントラブルによりわずか1周でこの走行を終えることになった。34号車の回収のため赤旗となり、走行は10分後に再開となった。
走行再開後に、No.8 ロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO SF14)が1分06秒781でトップに立つ。しかし、すぐにロッテラーが1分06秒244で更新。これを山本が1分06秒115とさらに更新。セッション中盤を前に、1分05秒台が近づいてきていた。
だが、開始27分でNo.20 ナレイン・カーティケヤン(Lenovo TEAM IMPUL SF14)が、S字コーナー先でコースアウト。エンジンがストップしたため、2度目の赤旗が出た。20号車には大きなトラブルが無かったようで、オフィシャルがコース内に戻して押し掛け。カーティケヤンは自走でピットに戻った。
No.8 ロイック・デュバル
9時38分に走行は再開。残り22分でコースレコードを上回るタイムが出ることが期待された。だが、この時点のトップタイムだった山本が2コーナーからバランスを崩す。まだタイヤが温まっていなかったなかで無理をしたのか、3コーナー先でスピンしてクラッシュ。フロントを大きく壊してしまった。これでこの走行、3度目の赤旗となった。
1号車の回収後、9時47分に走行が再開。残り13分となり、マシンを壊した山本を除く上位陣は1、2周走行後ピットインしてニュータイヤに替え、ラスト6分での予選シミュレーションに入る。まずNo.38 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)が3番手に浮上。そして、No.3 ジェームス・ロシター(フジ・コーポレーション KONDO SF14)が1分06秒231で2番手に。次周もアタックを行うがSPインコーナーでコースアウト。ただ、このまま残り3分のセッションは続き、ここでロッテラーが1分05秒846のトップタイムを叩き出す。2010年にデュバルが出したコースレコード1分05秒843に0.003秒まで迫った。このデュバルも2番手の1分06秒074を記録。No.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING SF14)も1分06秒293で山本、ロシターに次ぐ4番手に。これで走行が終了し、トップタイムはロッテラーとなった。ランキングトップのNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL SF14)は6番手だった。
予選は午後1時10分から。予想通りにロッテラー、デュバルを中心にランキング上位陣が好タイムを記録。復活気配の小暮も加わり、おもしろい予選となりそうだが、クラッシュした山本車の修復が間に合うかも気になるところだ。
No.1 山本尚貴
- まだ進歩させる必要がある
フリー走行1回目 トップタイム
昨日の状態から進歩させるため、今日は少しクルマのセットアップを変更して走った。でも、それで良くなっているかどうかは判断できないね。路面も変わっているから。セッション自体も赤旗が何度も出たから完璧とは言えなかった。もちろん問題はなかったけど、ドライブしづらい状況ではあったよ。
No.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S SF14)
走ってみて、1周のアタックに対しては速さがあると思った。だけど、まだ進歩させる必要があるね。もう少しフロントのグリップを上げて、安定感も増したいんだ。最後のアタックは、SPコーナーのところで黄旗が出ていたから、そこでアクセルを戻さなくちゃならなかった。だから、ホントはもっとタイムが出ると思う。それにしても、ここで走るのはエキサイティングだよ。本当に速くて素晴らしいんだ。