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2016 SUPER FORMULA

Round1 Suzuka Circuit

  • Suzuka Circuit
  • 公式予選 4月23日(土) / 決勝レース 4月24日(日)  [43 Laps : 249.701 km]
    鈴鹿サーキット : 5.807 km

Free Practice

Result Review

小暮卓史が開幕公式初セッションでトップタイムをマーク
可夢偉、国本が続き、注目のバンドーンは7番手

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No.34 小暮卓史

SF14マシンによるシーズン3年目に突入した2016 全日本スーパーフォオミュラ選手権。その開幕戦が4月23日、三重県・鈴鹿サーキットにおいて開幕を迎えた。今シーズンよりタイヤ供給がヨコハマへとシフトし、どのような新たな動きが見えるのか、注目の初戦となる。初日の土曜日は午前9時30分からシーズン初の公式セッションとなるフリー走行が1時間に渡って行われ、No.34 小暮卓史(DRAGO CORSE)がトップタイムを刻んだ。

2016-04-23 天候:曇り コース:ドライ  気温:22度―23度 路面温度27度―28度

薄曇りの空がサーキット上空を包む中、気温20度、路面温度23度からスタートしたフリー走行。参戦台数19台のうち、約半数がすぐさまコースインしてタイヤに熱を入れはじめた。徐々にペースを上げていく段階で、午前9時36分頃にNo.34 小暮卓史(DRAGO CORSE)が2コーナー先のS字カーブ手前でスピン、縁石に乗り上げてしまう。またほぼ同じタイミングでNo.3 ジェームス・ロシター(KONDO RACING)がスプーンカーブでスピン、2台の車両を回収するために赤旗中断となる。なお、その後ピットに戻った2台には大きなダメージはなく、6分後に再開したセッションでコースに戻っている。

路面温度がまだ充分に上がらず、不安定なコンディションが影響してか、再開後5分も経たないうちに今度はNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がスプーンカーブ進入でスピン、そしてデグナーカーブ2つ目では自己ベストラップをマーク、さらにセクター1でそこまでの総合トップとなる区間タイムを刻んでいたNo.18 中山雄一(KCMG)がコースアウト。2度目の赤旗が提示された。

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No.8 小林可夢偉

その後、午前9時57分に再開されたセッションでは、岡山の公式合同テストから持ち越した、ほぼニュータイヤに近いようなスクラブタイヤを装着してコースに向うクルマも現れ、各車は次第にペースアップ。まず、今シーズンから参戦するルーキー、No.41 ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分40秒台のカベを破って1分39秒610をマーク。だがその直後に同郷・ベルギーの先輩であるNo.65 ベルトラン・バゲット(NAKAJIMA RACING)が1分39秒610の僅差で上回ると、そのチームメイトNo.64 中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)も自己ベストタイムを更新、2番手に浮上した。

セッションは残り時間15分になると、No.37 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM'S)がやはり新品同様のスクラブタイヤで39秒台前半のタイムを最初に刻んでトップに浮上。その後、一貴がマークした1分39秒482のタイムをターゲットにすべく、各車は最後の調整作業のためにピットイン、No.3 ジェームス・ロシター(KONDO RACING)、No.4 ウィリアム・ブラー(KONDO RACING)、No.16 山本尚貴(TEAM 無限)とNo.20 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)の4台以外はニュータイヤを装着してコースインする。残り時間は6分強。続々と車両がコースインして午後からのノックアウト予選に向けて最終確認に入る中、真っ先にNo.2 国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)が1分38秒台へ突入。だがその直後、No.8 小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS)がこれを僅か0.021秒差で上回り、チェッカードフラッグが振られた。これで可夢偉のトップが確定したかと思いきや、その後メインストレートを通過した小暮が1分38秒818をマーク、トップを奪取してセッションが終了している。

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No.2 国本雄資

後半は路面が良くなって、最後にタイムが出た

フリー走行1回目 トップタイム
No.34 小暮卓史(DRAGO CORSE SF14)

今日は、最初は難しかったですね。路面が滑りやすくてピーキーで。でも、後半はどんどん路面が良くなってきて、マッチングも良くなって、最後にタイムが出たという感じです。乗っている感じでは「タイムが出たのかな?」と思っていたんですけど、戻ってきたら(トップタイムが)出ていたんで、良かったかなと思います。
いいクルマを仕上げてくれたエンジニアさんやスタッフのみんなに感謝ですね。最初のスピンの時ですか? 起きてましたよ(笑)。まぁ、寝ていたと言われても仕方ないですけど(苦笑)。でも、最後にトップタイムだったので、これで怒られないじゃないですか。チャラですよ(笑)。予選では、今の流れで、よりいい状態で走れるように、さらにクルマを詰めて行きたいです。ここまできたら、久々にPP行きたいですね。みんなもまだ温存しているでしょうけど、頑張ります。