2016 SUPER FORMULA
Round5 Okayama International Circuit
- Okayama International Circuit
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Race1予選, Race1決勝 9月10日(土) /
Race2予選, Race2決勝 9月11日(日)
岡山国際サーキット : 3.703 km
Free Practice
フリー走行トップは、No.2 国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)
上位4台がトヨタエンジンユーザーに
No.2 国本雄資
岡山国際サーキットで始まった全日本スーパーフォーミュラ選手権・第5戦。まず、9月10日(土)の午前9時から1時間にわたるフリー走行が行われた。照りつける日差しは眩しいものの、空には秋の雲が一面に広がり、過ごしやすい爽やかなコンディション。その中で、セッションは進んで行った。なお、今大会は土曜、日曜各日予選と決勝を行なうスペシャル・フォーマットが採用されるため、フリー走行はこの1回のみ。その分、どのチームもドライバーも、いつも以上にマシンのセットアップやタイヤの確認を入念に行い、予選を想定したシミュレーションに取り組むこととなった。
今シーズン2度目の開催を迎えた岡山。フリー走行の開始が近づくと、No.3 ジェームス・ロシター(KONDO RACING)、No.8 小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS)、No.34 小暮卓史(DRAGO CORSE)、No.10 塚越広大(REAL RACING)、No.20 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)らがピットロード出口に整列。また、セッションが始まると、No.4 ウィリアム・ブラー(KONDO RACING)、No.7 ナレイン・カーティケヤン(SUNOCO TEAM LEMANS)、No.18 中山雄一(KCMG)、No.40 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、No.64 中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)、No.65 ベルトラン・バゲット(NAKAJIMA RACING)らがすぐにコースイン。
こうした車両がいる一方、No.1 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)、No.2 国本雄資、No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、No.36 アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)、No.37 中嶋 一貴(VANTELIN TEAM TOM'S)、No.41 ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)らはしばらく時間を置いてからコースインを行なった。この序盤の段階で、カーティケヤンと可夢偉、そして中山の3人はニュータイヤ1セットの皮むき作業を行ない、ひと足先に予選に向けての準備を済ませている。
開始から20分を前に、上位7台が1分15秒台のタイムをマーク。その中で1分15秒561のトップタイムをマークしたのがバゲットだった。バゲットは周回を重ねるたびに15秒台を連発してタイムアップしてきた。間もなくそれをわずかに上回ったのが、ロッテラー。チームメイトの一貴もそれに続く。さらに少し間を置いて、デ・オリベイラが1分15秒155とトップタイムを塗り替えてきた。
セッションの折り返しを過ぎると、半数を超える車両がピットイン。そんな中、野尻が1分15秒031のベストタイムをマークし、トップへ。上位5台のタイム差が僅か0.2秒内、そして全19台が1秒内での激しいタイム競争を見せる中、セッションは終盤へと向かう。まず、セッションの残り時間が10分を切ったところで、ロシターが持ち越しのスクラブタイヤで1分14秒908をマーク、15秒のカベを破ると、その後は同様にスクラブタイヤを装着した各車が、チェッカーに向けて続々とタイムアップ。あっという間に14秒台前半でのタイム争いへと変わり、終了2分を前にしてデ・オリベイラが1分14秒463で再びトップに立った。だが、なおも順位は目まぐるしく変動。可夢偉が1分14秒454でトップを奪い、このままセッション終了かと思われたが、最後の最後にこのタイムを0.034秒上回った国本が、1分14秒420をマーク。トップをもぎ取り、フリー走行を終えている。以下、可夢偉、デ・オリベイラ、関口、一貴、ロッテラーと今回もトヨタエンジンユーザーが上位に並び、ホンダエンジンユーザーでは7番手のバンドーンが最上位。一方、ここまで岡山無敗の石浦は、アタック中の1コーナーでマシンバランスを崩して、4輪ドリフトを演じる場面も。タイムもライバル勢に及ばず、まさかの15番手という結果に終わり、予選に向けて不安を残すことになった。
このあと、レース1の予選は午後11時からスタート。今回は20分間の計時方式で実施されるため、いつもとは異なる展開となるのか、興味深いところだ。