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2011 Formula NIPPON

Round2AUTOPOLIS

  • 公式予選
    決  勝
  • :2011年6月4日(土)
    :2011年6月5日(日)
  • オートポリス:4.674 km
    決勝レース:54 Laps [252.396 km]

Free Practice

早くも波乱の雨模様!?
No.3 カルダレッリ(KONDO RACING)が雨中の最速タイム!
ポールの塚越は3番手に。デ・オリベイラと伊沢らがクラッシュ

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No.3 A.カルダレッリ

6月5日午前、オートポリス(大分県)はあいにくの雨となった。午前9時から30分間のフリー走行が行なわれた。ヘビーウェットの中、今季初参戦のNo.3 アンドレア・カルダレッリ(KONDO RACING)がトップタイムを叩き出した。

2011-06-05 □天候:雨 コース:ウェット 気温:15度 路面温度:18度

滑りやすい路面でアクシデントも続出

 昨日の予選はドライコンディションだったが、今朝は一転してかなりの雨。コースはいわゆるヘビーウェット、路面温度も17度程度とかなり低い。だが、決勝レースが雨の可能性もあるだけに、各車コースオープンと共に走行を開始する。
photo  先頭を切ったのは、昨日初ポールポジションを獲得したNo.41 塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。その直後、ピットロード出口の先でNo.62 嵯峨宏紀(Le Beausset Motorsports)がスピンし、ストレートのアウト側ウォールにマシンをぶつけてしまう。嵯峨にダメージは無いようだが、マシンはフロントウィングやリアのサスペンションが壊れてしまった。この事故処理のため、一時走行が中断した。

 9時11分に走行が再開。水煙が高く上がる難しい状況の中、No.37 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が好走をみせる。上位でも53秒台という状況で、ただ1人50秒を切る1分49秒952でトップに立つ。
 セッションの終盤になってくると、マシンが走ったことで走行ライン上の水が多少捌けたためか、各車のタイムがグッと縮まり始める。そんな20分過ぎにNo.1 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が最終セクションの60Rでコースアウト。幸いタイヤウォールギリギリのところでマシンはストップした。この直後、No.40 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が第2ヘアピン手前の高速コーナー250Rでスピンして、コースアウト。こちらはガードレールに左側面をハードヒット。サスペンションだけでなくサイドポンツーンまで傷が及んだ。ドライバーはすぐにマシンを降りたが、決勝までにマシンが修復できるか不安が残った。

決勝レースはウェットかドライか?

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No.2 平手晃平
 ラスト5分で、序盤の中嶋一貴のタイムを上回ったのは、No.2 平手晃平(TEAM IMPUL)で1分49秒263。だが、それをさらに越えたのは、今季フォーミュラ・ニッポンに参戦を開始したNo.3 カルダレッリ。48秒919と平手を抜きリーダーとなると、セッションのラストラップで1分47秒989と、2番手平手を1.2秒以上引き離す快走だった。ポールの塚越は1分49秒625で3番手と、決勝が雨でも対応できるタイムを刻んだ。
 天気予報では、午後には雨が上がり曇りという。だが、予報は予報。また、雨が上がってもコースがドライとなるとは限らない。そういう意味では、このヘビーウェットのフリー走行での結果が決勝レースを占うものとなるか微妙だ。また、ピットイン1回の義務などレース戦略でも新しい要素もある。54周の決勝レースは、14時30分スタートだ。

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フリー走行2回目 トップタイム
No.3 アンドレア・カルダレッリ(KONDO RACING)
最初の何周かは、雨の量がどれぐらいなのか、多いのか少ないのか、確かめながら走行していた。その後、セッションの終わりは、とにかくドライブし続けただけ。すべてが上手くまとまれば、速く走れるんじゃないかなっていう風に、僕らは期待していたし、トップタイムで終われて良かったよ。昨日はあまりラッキーな予選じゃなかったからね。ドライコンディションではまだまだやるべきことがあるけど、その分伸び代はあると思うんだ。このコースは、アップダウンもあるし、ダウンヒルやブラインドなど、様々なタイプのコーナーがあって、ヨーロッパのコースみたいだね。ただ、グリップの感じが、僕にとってはすごく不思議だった。そこが、ヨーロッパとの一番の違い。路面がものすごくタイヤに対して攻撃的で、レースの中では、いかにタイヤマネージメントを上手くできるかっていう点が重要になってくると思うよ。

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