2011 Formula NIPPON
No.1 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
9月24日午前、スポーツランドSUGO(宮城県)で全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの第6戦の予選日・フリー走行が実施された。この走行でトップを記録したのは、No.1 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)だった。
No.41 塚越広大
前戦の鈴鹿サーキットは2日間ともに台風による悪天候で、まったく走行が出来なかった。スポーツランドSUGOは、青空に涼しげな秋の風と、前戦とは打って変わった天気だけに、少しでも周回をしてマシンを把握したいルーキードライバーたち、No.10 小林崇志(HP REAL RACING)、No.18 アレキサンドレ・インペラトーリ(SGC by KCMG)、No.33 国本雄資(Project μ/cerumo・INGING)らがグリーンシグナルと共にコースに飛びだして行く。
走行時間15分を過ぎたところで、No.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が1分8秒779とターゲットになりうるタイムでトップに立つ。これをまず上回ったのがやはりNo.1 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)で1分8秒250。そして、このSUGOで好調そうなNo.41 塚越広大が(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)1分8秒116とデ・オリベイラのトップタイムを更新する。
No.7 大嶋和也
そして、走行時間ラスト5分は各車ニュータイヤを履いての予選シミュレーションだ。ここでNo.7 大嶋和也(TEAM LeMans)が1分07秒399、No.8 石浦宏明(Team KYGNUS SUNOCO)が07秒404とついに7秒台に突入。さらにNo.41 塚越が1分07秒143と再びトップを奪う。
これで決まりかと思われたが、チェッカーラップでNo.1 デ・オリベイラが1分07秒143を叩き出し、塚越を0.045秒上回り、このセッションの1位となった。前戦鈴鹿が中止となったことでチャンピオン争いの瀬戸際に追い込まれたNo.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)は5番手で、ここまでが1分07秒台。ランキングトップのNo.36 ロッテラーは1分8秒071で6番手。ただし、ロッテラーはニュータイヤを投入しておらず、自身は予選へ十分な手応えを得ていたようだ。一方、ランキング2位のNo.37 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)はフォーミュラ・ニッポンでは初の走行となるSUGO。まだ、少々迷いがあるようで10番手と奮わなかった。
昨年のSUGOで初優勝を飾ったNo.7大嶋、そして初優勝を狙うNo.41 塚越、No.8 石浦。悲願のチャンピオンのために勝利しかないNo.32 小暮。そして、ディフェンディング・チャンピオンのNo.1 で・オリベイラ。13時40分よりスタートするノックアウト予選が楽しみだ。
No.1 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)