2011 Formula NIPPON
No.40 伊沢拓也
9月25日午前、スポーツランドSUGOでフォーミュラ・ニッポン第6戦の決勝日フリー走行が行われた。30分間の走行で、予選5位のNo.40 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がトップタイムを叩き出した。
No.8 石浦宏明
決勝日の午前中、決勝レース用のセッティングを煮詰めるフリー走行が、9時40分から30分間行われた。昨日は秋の涼しさながら青空も広がっていたが、今日の上空は雲が多めで気温もあまり上がらない。
前戦鈴鹿は台風による悪天候で、2日間まったく走行できなかった。それを取り戻すかのように走行時間が始まると全車がコースに飛び出す。最初に1分09秒台に入ったのは、予選2位、ランキングトップのNo.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)。直後にNo.8 石浦宏明(Team KYGNUS SUNOCO)が1分09秒295を記録してトップとなり、それにポールシッターのNo.7 大嶋和也(TEAM LeMans)が続く。10分過ぎにNo.3 アンドレア・カルダレッリ(KONDO RACING)が1分09秒386の好タイムで3番手に浮上する。
セッションの半ばでは、SUGOで好調のDOCOMO TEAM DANDELION RACINGのNo.40 伊沢拓也が1分09秒699で3番手に。続いてNo.8 石浦、No.7大嶋もわずかにタイムを刻むがポジションに変わりなし。そしてNo.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)も1分09秒438で4番手に。これで伊沢は5番手に後退する。
No.7 大嶋和也
この後は上位に大きなタイムアップはなく、各車は決勝レースに向けて1分10秒前後でのセッティング走行、タイヤチェックをこなしているようだ。
このままセッションは終了になるかと思われた。だがラスト1分、No.40 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がアタック走行。このセッション初の1分8秒台になる1分08秒074を叩き出して、タイミングモニターのトップに立った。
主要選手の結果だが、ポールシッターのNo.7 大嶋は3番手、予選2位のNo.41 塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は6番手、ランキングトップのNo.36 ロッテラーは7番手、同2位のNo.37 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)は9番手。そして、No.1 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)は、なんと14番手に留まる。昨日より気温が低く、日差しも弱いだけに路面温度は思ったほど上がらなかった。午後から気温が上がるのか、それともこの程度のままなのか? フリー走行のタイムも想定内なのか、それとも…。決勝レースのスタートは14時30分だ。