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2011 Formula NIPPON

Round6Sportsland SUGO

  • Sportsland SUGO
  • 公式予選
    決  勝
  • :2011年9月24日(土)
    :2011年9月25日(日)
  • スポーツランドSUGO:3.704 km
    決勝レース:68 Laps [251.872 km]

Qualifying

早くも波乱!その中、若手が活躍!!
大嶋和也(TEAM LeMans)が今季初のポールポジション!
ランキングトップのロッテラーは2番手からのレースに

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No.7 大嶋和也

9月24日(土)、全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦の公式予選が、スポーツランドSUGO(宮城県)で行われ、No.7 大嶋和也(TEAM LeMans)が、自身2度目となるポールポジションを獲得した。

2011-09-24
Q1 13:40-14:14 天候:晴れ コース:ドライ 気温:21度 路面温度:34度
Q2 14:24-14:31 天候:晴れ コース:ドライ 気温:23度 路面温度:36度
Q3 14:41-14:59 天候:晴れ コース:ドライ 気温:21度 路面温度:33度

Q1でデ・オリベイラがコースアウトを喫す

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No.36 アンドレ・ロッテラー
 台風15号が過ぎ去り、見事な秋晴れに恵まれたこの日のSUGO。午後1時40分から、まずは16台から12台へと絞り込まれる20分間のQ1が開始された。この時点で、気温は21℃、路面温度は34℃。セッションが開始されると、間もなくNo.8 石浦宏明(Team KYGNUS SUNOCO)を除く15台がコースへと入る。ここで最初からニュータイヤを投入したのは、No.18 アレクサンドレ・インペラトーリ(SGC by KCMG)、No.31中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)、No.33 国本雄資(Project μ/cerumo・INGING)、No.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)、№62嵯峨宏紀(Le Beausset Motorsport)。その他のドライバーは、ユーズドタイヤで走行を開始する。しかし、開始から8分というところでセッションは赤旗によって中断。これはNo.1 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が1コーナーでコースアウトし、グラベルストップしたためだ。そのマシンの回収が終わり、残り時間12分05秒ということで、セッションが再開されたのは午後2時02分。その後、セッションの残り時間が6分となったあたりからは、ロッテラーらを除くほぼ全車がニュータイヤに履き替えてコースイン。タイムアタックへと向う。ここでトップタイムをマークしたのは、大嶋。No.41 塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、No.40 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、No.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)、No.8 石浦宏明(Team KYGNUS SUNOCO)No.10 小林崇志(HP REAL RACING)がそれに続く。一方、ここで敗退となったのは、インペラトーリ、No.3 アンドレア・カルダレッリ(KONDO RACING)、中嶋大祐、嵯峨の4人だった。
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No.41 塚越広大
 10分間のインターバルを経て、12台から8台に絞り込まれる7分間のQ2が始まったのは、午後2時24分。気温は23℃、路面温度は36℃と、Q1よりはいずれも若干上昇する。そんな中、セッションが始まって1分ほどしたところで中嶋一貴、ロッテラーがコースイン。これを見て、他陣営も続々コースへと入った。デ・オリベイラは、Q1でコースアウトした後、自力でピットに戻れなかったということで、レギュレーションによりその後のセッションには出走できなかった。さて、このセッションで、まず1分07秒台に突入してきたのは、ロッテラー。だが、ロッテラーのマシンはタイヤの内圧が上がり切っておらず、随所でマシンがボトミングしている状態。決して、満足の行くタイムではなかった。一方、Q1から上位に付けていたドライバーたちは、ここでも好調ぶりを維持。大嶋はここでもトップタイムを刻み、塚越、石浦、伊沢、小暮がそれに続いた。これに対して、Q2で敗退してしまったのは、国本、No.2 平手晃平(TEAM IMPUL)、小林、そして出走を許可されなかったオリベイラだった。

Q3終了間際に好調の塚越がストップ!

 さらに10分間のインターバルを挟んで、いよいよポールポジションを決定する7分間のQ3が始まったのは、午後2時41分。ここでもセッションが始まると、ロッテラーと中嶋一貴を筆頭に、ニュータイヤを履いたマシンが続々とコースイン。計測2周目にはフルアタックに入る。ここでまずQ2までの自己ベストを大きく縮め、1分07秒247をマークしたのは、ロッテラー。石浦、伊沢はこれを上回れない。だが、その直後に大嶋がトップタイムを更新。3周目も続けてアタックしていたロッテラーが、さらに自己ベストを縮めるが、大嶋のタイムにはわずかに1000分の6秒及ばなかった。これに続いて、塚越が3番手となるタイムをマークするが、その直後マシンに不具合を抱え、3コーナーでストップ。ここで、セッションは再び赤旗によって中断される。塚越のマシンの回収が終わり、残り時間2分ということで再開されたのは、午後2時57分。だが、上位陣は、この短時間でのタイム更新は望めないと判断し、ここで走行を終了。その結果、大嶋のポールは決定的となり、ロッテラー、塚越、石浦。伊沢がそれに続く。一方、赤旗前に上手くアタックを決めきれなかったNo.16 山本尚貴(TEAM 無限)、小暮、中嶋一貴の3人はセッション再開と同時にコースに入り、タイムアップを狙った。そして、山本がアウトラップを終えただけでフルアタックモードに突入すると、7番手となるタイムをマーク。中嶋一貴も自己ベストを更新するが、山本にはわずかに及ばなかった。小暮は自己ベスト更新ならず、6番手に留まっている。

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No.37 中嶋一貴
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No.1 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ

 ドライバーズランキングのトップ、ロッテラーは2番手。彼を追うランキング2位の中嶋一貴は7番手、同3位のデ・オリベイラは11番手。決勝では後方から追い上げをはかることになった。
 セッションがすべて終了した後、山本は決勝スタート7グリッド降格のペナルティーを受けた。これは、塚越のマシンが停止した後に提示された赤旗中に、他のマシンを追い越してしまったことが理由。残り2分という短い時間の中で果敢なアタックを見せた山本は、残念ながら14番手からスタートすることになった。また、これにより、中嶋一貴からカルダレッリまでの7台は、1つずつグリッドポジションを上げ、そこからスタートすることになっている。

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公式予選ダイジェスト [VIDEO LIBRARY]

記者会見

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No.36 アンドレ・ロッテラー ・ No.7 大嶋和也 ・ No.41 塚越広大

走りはじめから調子が良かった
ポールポジション
No.7 大嶋和也(Team LeMans)
photo もてぎではまったく速く走れず、何とかしなきゃということでチームと相談し、かなりセッティングを変更して鈴鹿に行きました。でも(イベントがキャンセルされた)鈴鹿では走ることができなかったので、SUGOに向けてチームは実績もあるし、去年の状態で行くかっていう話が出ていたもののチームと相談して、新しいセットで行きたいということで、今回来ました。ちょっと不安もありましたが、走りはじめから調子が良くて、そんなにセッティングも変更しないまま予選に入り、ポールポジションが獲れたので、チームにいいクルマ作ってくれたことに感謝しています。
ポールポジションは、うれしいです。去年オートポリス(のポール)は(他ドライバーのペナルティによって獲得しているので)微妙な感じでしたが、今回は一応実力で獲ったので。あとはTeam LeMansに来てやっと手にしたポールということでうれしいです。
今回のセットで何を変えたかですか? ここに合っている方向っていうことぐらいで、詳しくは言えないですよ(笑)。フリー走行ではユーズドタイヤで決勝に向けての走り込みもやっていたので、明日もマージンがあると思います!
明日の目標はモチロン優勝することだよ
予選2位
No.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)
今日は「OKデー」だったといえるかな。朝のフリー走行ではニュータイヤを使わずセーブし、Q1の最初から装着することにしたんだ。ところがコースインして驚いたよ。だって期待していたほどのグリップがなかったんだ。とってもストレスを感じたね。アタックの時間が短いから、あれこれできるはずもないしね。とはいえ、ラッキーにも僕らはうまく方向性を修正することができたんだ。でもアタックラップはあまりいいものじゃなかったね。
Q2はOKだったけど、手ごたえあるものじゃなかったから満足はしてないよ。やっぱりいいグリップを感じることができず、うまく調整もできずに終わってしまった。それでQ3で再度調整して、ようやくいい感じのクルマに仕上がったんだ。グリップも得られたしね。ところがどうだろう、またもやポールポジションを獲り損ねてしまったよ。富士でももてぎでもこんな感じでJP(デ・オリベイラ)にポールを獲られちゃったようにね。のろわれてるのかなぁ、なんて思ってしまうね。とはいえ、明日の決勝ではフロントローという良い位置からスタートができるわけだし、それにチャンピオンシップを戦うライバルたちはみな後方にいるわけでしょう? 正直なところ、今日の僕は自分自身のことだけでも忙しくて、(タイトル争い中の)他のドライバーのことを考えることもなかったけれど、明日のポジションを考えるとアドバンテージはあるな、って思える。だからといって明日のレースでも何も変わることなく、いつもどおりに戦うだけ。明日の目標はモチロン優勝することだよ!
3番手から挽回できるようにガンバります
予選3位
No.41 塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
午前中のセッションでクルマがすごくよく、それをもとに予選に挑みました。得に大きな問題もなく、自分がうまく乗れればいいところに行けるだろうと思っていました。最終的にはもう少し最後の詰めとして何かいい方法があったのかなぁという思いはあります。最後は自分のアタックラップが終わったあとすぐに、クルマの後方から煙が出てきまして…。もう少し走れたら(ピットに)帰ろうかと思っていたんですが、全然途中でパワーもなくなり止るしかなかったので…。かといって、もう一度アタックできていたとしてもニュータイヤのいいところは1周だけなので、3番手からあしたまた挽回できるようにガンバります。

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