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コラム【ミキティの“勇気は一瞬、後悔は一生”】vol.9 注目は…!!?

2023.12.30

皆さんこんにちは、SUPER FORMULAアンバサダーの小山美姫です。

 

 

SUPER FORMULAアンバサダーの小山美姫

 

2023年も残り数日!

レーシングドライバーはこの時期特にナーバスな気持ちで過ごしている事と思います(笑)

 

さて、毎年年末に行われる合同テスト&ルーキーテストが、12月6-8日に行われました!

今回私はSUPER FORMULAアンバサダーとしてではなく、プライベートで観に行っていたので、好きなところから好きなように観察していました!

といっても、コースサイドに居ただけですが(笑)

 

今年は注目の話題が沢山ありましたね!!

 

FORMULA2チャンピオンのテオ・プルシュール選手

 

 

17歳の女子高生ドライバーJuju選手などの参加や、ホンダからトヨタへ移籍した選手、来年から使用される統一ダンパーがこのテストから使用開始になるなど、平日にも関わらずたくさんのファンの方が観戦にいらしており、注目度の高さを感じました。SUPER FORMULAの人気が増々上がってきている印象を受けます。

 

 

私的には、統一ダンパーが各チームにもたらす変化が一番の注目点かと思い、3日間通しての勢力図を注視して見ていました。今のSUPER FORMULAの車両には、1台につき6-8個のダンパーが装着されています。フロントとリアにそれぞれコーナーダンパー2本ずつ計4本。ピッチのみを制御するフロントとリアのサードエレメント2本。また今年まではそれに加えてイナーターと呼ばれる、バネやダンパーが発生させた周波数をすばやく減衰させる役割のあるダンパーがフロント・リアで2本ずつ使用されていました。これら8本は各チームの腕の見せ所として、高性能なダンパーを使うチームや、独自で開発を行い使用するチームなど、唯一ワンメイクではない部分でありました。コスト削減の観点からも、来年からは6本のダンパーが統一化されます。ダンパーはマシンセットにおいて重要なパーツであるので、勢力図の変化は起きるだろうと予測できますね。

 

ダンパーの写真

 

実際、テスト終わりのドライバーからは、統一ダンパーにして悪くなった、良くなった、様々な声が聞こえてきました。また勢力図もシーズン中とは違う結果になっていましたね。ただ、この寒い時期のテストは、路面グリップも高く、ダウンフォースもたくさん得られることから、あまり参考にならないと毎年言われがちです。今年は前例と比較すると気温も暖かく、冬のテストにしてはタイム差がより少なく、僅差であるような印象も受けましたね。

いつもと何か違うような雰囲気を私は感じました。

来シーズンどのようなレースになるか、今からとても楽しみです!

 

 

年末年始の5日間(12/31〜1/4)はSUPER FORMULAのレースコンテンツを無料で視聴できる「年末年始もSFgoキャンペーン」が開催されますので、ぜひこの機会に合同テストの様子もご覧ください!

 

皆さん、良いお年を!

 

written by 小山美姫

フォーミュラカーレースをメインに様々なカテゴリーで活躍する現役ドライバー。国内だけでなく、海外のカテゴリーにも参戦する国際派。22年はフォーミュラ・リージョナルジャパンでチャンピオンを獲得し、SUPER FORMULA参戦を目標に意欲的に活動中。

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