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コラム【ミキティの”勇気は一瞬、後悔は一生”】vol.1リアム選手と〇〇友達でした

2023.04.07

今年からSUPE FORMULAアンバサダーに就任致しました、小山美姫です!

このような立場は初めてですが、学びながら、モータースポーツを盛り上げるために幅広く、視野広く、沢山の方の目線に合うよう、頑張っていきたいと思います!

前置きはさておき(笑)、いよいよSUPER FORMULA開幕戦ですね!昔も、アンバサダーに就任した今も、毎年レースを見ていたので、ワクワクする気持ちに変わりはありません。数年前には、併催されているN-ONE OWNER’S CUPにも参戦させて頂いていたので、間近でみてきました。自分の目指すところでもあるので、近くで携われて、今の自分にとってありがたい環境です!

 

早速ですが、「小山美姫の開幕戦見どころ」

注目選手は、ベテラン選手になりますでしょうか?わたしが注目しているのは14号車大嶋 和也選手と 12号車福住 仁嶺選手です。理由は…両選手のチームは1台体制。普段から他チームに比べデータ収集が少ない中で戦っていますが、SF23初の富士走行となる今週末、通常よりハンデが少ない状態で戦えるのではないでしょうか?2台体制のチームに対して、どこまで肉薄できるか注目です。
そしてルーキーであり最年少でもある、15号車リアム・ローソン選手!私がイギリスに滞在している時の家が現在F1で活躍している角田裕毅選手の近所だったんです。角田選手の家にリアム選手がよく遊びに来ていたことから、リアム選手と角田選手と3人でレンタルカート対決をしていました。続きが気になる方は、私のインスタライブの時などに質問してください(笑)。リアム選手が日本でレースを行うのは初めてだと思いますが、私にとっては馴染みのあるドライバーの一人です!

私が一番注目したいのは、車のエアロが変わり、どのようなフィーリングの違いがあるのか?それによってどんなメリットとデメリットがでてくるかなど、そしてその影響が、予選での一発と決勝でのロングにどのように響くのか。順位に関わらず、土日を通してしっかりと伺っていきたいです。

そしてもう一つは、タイヤが変わった事ですね!よく「グリップ」というワードを聞くと思いますが、タイヤ競争の無いワンメイクの競技でもタイヤはとても大事です。速く走るには、タイヤが『命』です。「タイヤが全て」=「いかにグリップを引き出せるか」という風に捉えてもらえるといいと思います。「氷の上を“普通のシューズ”と“スパイク”どちらが前に進みますか?」というシンプルな問題が、色々な要素が交わると複雑になります。同じ日の同じ時間に走っているはずなのに、滑ってしまいコントロールするので精一杯なドライバーと、とハンドルの修正打がほとんどないドライバーというような違いになります。路面温度、気温、風向き、前のセッションで走っている他のカテゴリーの車両、日陰、日向などなど…様々な要素が混ざり合って、コンディションが作られます。そして、コンディションに合わせてセットアップやドライビングを煮詰めても、二度と同じ状況が現れないというのがまた難しいところですね。

 

勝負の世界なのでどうしても上位の人達が注目されがちですが、SUPER FORMULAに参戦されているドライバー方はみんなトップレベルの選手なので、順位に関わらず全てのドライバーの状況を分かりやすく皆様にお伝えできるように心掛けていきたいと思います。

最後になりますが「ズバリ!小山美姫の本気予想 予選トップ3」!!

1位:65号車 佐藤 蓮選手

2位:38号車 坪井 翔選手

3位:7号車 小林 可夢偉選手

 

開幕戦なので根拠はありません!(笑)あくまでもドライバーとしての直感です。そして先日の鈴鹿での合同テストに参加できず走るチャンスがなかった、太田 格之進選手山下 健太選手も頑張ってほしいという願いを込めて応援しています!

今シーズンを戦う22名それぞれの選手の活躍を期待して、開幕戦から楽しみましょう!

 

written by 小山美姫
フォーミュラカーレースをメインに様々なカテゴリーで活躍する現役ドライバー。国内だけでなく、海外のカテゴリーにも参戦する国際派。22年はフォーミュラ・リージョナルジャパンでチャンピオンを獲得し、SUPER FORMULA参戦を目標に意欲的に活動中。

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