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2026年 第3戦予選「SUPER POLE QUALIFYING Supported by YOKOHAMA」
岩佐歩夢が全セッショントップタイムでポール・ポジション獲得

2026.04.25

第3戦 予選1位
岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)

 
お昼時には、春の陽光が降り注ぎ、多くの家族連れで賑わった4月25日(土)の大分県・オートポリス。午後2時15分からは全日本スーパーフォーミュラ第3戦のノックアウト予選が行われた。今回のノックアウト予選は、横浜ゴム株式会社がタイトルスポンサーとなり「SUPER POLE QUALIFYING Supported by YOKOHAMA」 と名付けられたもので、Q1からQ3での争い。Q3まででPPを争うのは、2021年第7戦・鈴鹿サーキット以来となる。ポールシッターには、横浜ゴムから100万円の副賞が贈られるということもあり、最後まで白熱した戦いが繰り広げられた。その結果、今季2度目のPPを獲得したのは、朝のフリー走行からの好調を維持した岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)。岩佐にとっては、一昨年2024年以来、オートポリスでは2度目のPP獲得となった。これに続いたのは、開幕大会で2連勝を果たしている太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。3番手には野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)がつけている。
 
第3戦 予選1位
岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)

 
フリー走行の終了から、3時間あまり。ランチタイムは晴れていたものの、その後、オートポリスの空は雲に覆われた。それでも、気温が20℃、路面温度が32℃まで上昇する中、10分間で争われるA組のQ1が始まったのは、午後2時15分。今回、ランキングを基に、A組には笹原右京(REALIZE KONDO RACING)、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、山下 健太(KCMG)、福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)、野尻、松下信治(DELiGHTWORKS RACING)、小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC)、坪井翔(VANTELIN TAM TOM’S)、阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)、チャーリー・ブルツ(TEAM GOH)、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)が振り分けられた。ピットロード出口がオープンされると、太田を先頭に、野尻、佐藤、山下、阪口、笹原、福住、野村、松下、ブルツといった順でほとんどのドライバーがすぐにコースイン。開始から1分弱というところで坪井もコースに入った。これらのドライバーはアウトラップを走ってピットに戻るが、山下だけはもう1周、インラップも走ってからピットに戻った。これに対して、最初からニュータイヤを装着してピットに待機したのは利徠斗。アウトラップを走ったドライバーたちはピットに戻るとニュータイヤを装着。この中で佐藤がセッション開始から3分というところで、真っ先にコースに戻っている。佐藤は、アウトラップに加え、ウォームアップラップを3周走ってからタイムアタックに向かう予定だった。この佐藤に遅れること30秒ほど、残り時間が6分30秒というところからは、野尻、阪口、福住、利徠斗、松下らがコースイン。そこから1分ほど経ったところでブルツ、牧野、野村、山下。残り時間が5分となったところで最後に坪井がコースに入っていく。残り時間5分余りでコースに入ったドライバーたちは、アウトラップに加えてウォームアップラップを1周走ったら、すぐにアタックに行く予定だった。そして、セッションの残り時間が1分30秒ほどとなったところから、各ドライバーがアタックに入る。ここで真っ先にアタックしたのは、野村。しかし、野村はアタック中の第2ヘアピンで一瞬燃料系トラブルに見舞われて失速。思うようにタイムを伸ばせない。そこから野村はもう1周アタックに向かう。ここでチェッカーが提示されると、まずは山下が1分27秒756をマーク。続く牧野が1分27秒591をマークするが、坪井がそれを上回る1分27秒384を出してトップに立った。その後、坪井のタイムを上回ったドライバーはおらず、坪井はトップでQ1を通過。これに続いたのは、アウトラップに加えて2周のウォームアップを走ってからタイムアタックし1分27秒388を出した野尻だった。野尻と同じくウォームアップを2周してからアタックした阪口が1分27秒445をマークして3番手。最後の最後に1分27秒582というタイムを刻んだ佐藤、さらに牧野、福住までがQ1を突破している。一方、僅差ながらQ2に駒を進められなかったのは、山下、利徠斗、2周目のアタックでも同じトラブルが発生した野村、笹原、ブルツ、松下となっている。
 
第3戦 予選2位
太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)


 
5分間のインターバルを経て、同じく10分間で争われるB組のQ1が始まったのは、午後2時30分。今回、B組には、岩佐、ルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)、太田、小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC)、野中誠太(KCMG)、Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)、小出峻(ThreeBond Racing)、ザック・オサリバン(TEAM IMPUL)、サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)、大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)、ロマン・スタネック(ナビクルBuzz MK RACING)が振り分けられている。ピットロード出口がオープンされると、太田を先頭に、岩佐、フェネストラズ、野中、大湯、ブラウニング、小出といった順で、ほとんどのドライバーがコースに向かう。一方、ピットに待機していたのはフラガだった。ここでアウトラップに加え、インラップを走ったのは岩佐、フェネストラズ、野中、小出。アウトラップを走っただけでピットに戻ったのは、太田、大湯、ブラウニング、可夢偉、Juju、オサリバンだった。しかし、まもなくセッションは赤旗によって中断される。これは1コーナー先で小出がクラッシュしたため。午前中に行われたフリー走行で、トラブルのためにほとんど走れなかった小出は、ここでマシンの状態を確認するためにプッシュしなければならなかったが、「少し行き過ぎてしまった」ということで、コース上に留まる事ができなかった。この小出のマシン回収が終わると、セッションは午後2時43分に残り時間7分34秒で再開される。再開すると岩佐、フェネストラズ、フラガ、大湯はすぐにコースイン。岩佐とフェネストラズは、ここでもアウトラップを走るとピットに戻り、ニュータイヤに履き替える。一方、残り時間が7分を切ると、ブラウニング、スタネック、オサリバンが、残り6分となったところではJuju、野中もコースに入る。さらに、残り時間が5分30秒となったところで可夢偉、5分となったところで岩佐、フェネストラズ、続いて最後に太田がコースに向かう。そして、セッションの残り時間が2分を切ると、まずはウォームアップを1周に留めた野中からアタックラップへ。野中はチェッカーまで残り数十秒というところで1分27秒796というタイムを刻む。続いて2周ウォームアップしてからアタックした大湯が1分27秒446と、野中を上回ってくる。ここでチェッカーが提示されると、真っ先に戻ってきたのは岩佐。アウトラップに加えてウォームアップ1周ですぐアタックに入った岩佐は、1分26秒524というタイムを叩き出す。続いてアタックしていたフェネストラズは1分26秒708、太田は1分26秒680と26秒台に突入するが、岩佐には届かなかった。その後も岩佐のタイムを上回ったドライバーはおらず、岩佐はトップでQ1を突破。太田、フェネストラズ、A組の佐藤と同様アウトラップに加えて3周のウォームアップを行ってからアタックに入り、1分26秒922をマークしたフラガが4番手。さらに大湯、スタネックまでがQ1を通過している。一方、オサリバン、野中、ブラウニング、可夢偉、Juju、そして赤旗原因となりノータイムに終わった小出はQ2に駒を進める事ができなかった。
 
第3戦 予選3位
野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)


 
B組のQ1で赤旗による中断があったため、10分間で争われるQ2が始まったのは、当初の予定よりも11分遅れの午後3時01分。この時点で気温は19℃、路面温度は30℃と少し下がった。そして、ピットロード出口がオープンすると、牧野、太田、岩佐、野尻、フェネストラズ、阪口、大湯、福住、佐藤といった順で9台のマシンがすぐにコースイン。開始から1分というところでは坪井、1分30秒というところでスタネックがコースに入る。アウトラップを走ったドライバーたちの中では、牧野、太田、野尻、阪口、大湯、福住らがピットインしてニュータイヤに交換。岩佐とフェネストラズはアウトラップに加えてインラップも走ってからピットに戻ってタイヤ交換を行う。坪井もアウトラップを走り終えるとピットに戻り、タイヤ交換を行なった。ちょうどこの頃、セッションの残り時間が7分となったところで、最初からピットに待機していたフラガがコースへ。続いて佐藤もコースに入る。PONOS NAKAJIMA RACINGの2台は、ここでもアウトラップに加えて、3周のウォームアップを走ってからアタックに向かう予定だった。続いて、残り時間が6分30秒となったところで、野尻、大湯、福住、阪口らがコースイン。こちらはアウトラップに加えて2周のウォームアップを走ってからアタックに向かう。さらに、残り時間が5分を切ると、岩佐、フェネストラズ、坪井、牧野。そして、残り時間が4分20秒ほどとなったところで、太田が最後にコースに入っていく。岩佐以降のドライバーたちは、アウトラップと1周のウォームアップですぐアタックに入る予定だった。そして、残り時間が1分となったあたりで、岩佐が真っ先にアタックに入る。ここでも岩佐は抜群の速さを見せて、チェッカーを受けると同時に1分26秒419というタイムを叩き出した。続くフェネストラズは1分26秒565、第1ヘアピンでミスしてしまったという坪井は1分26秒664。さらに、野尻が1分26秒519、阪口が1分26秒563と次々に1分26秒台をマークしてくるが、誰も岩佐を上回る事ができなかった。結果、岩佐はQ1に続いてQ2もトップ通過。これに野尻、阪口、フェネストラズ、太田が続き、この5人がQ2を突破した。太田と100分の8秒差で6番手に終わったのは坪井。さらに、坪井と100分の2秒差の佐藤、佐藤と100分の1秒余り差の牧野、フラガ、福住、1分26秒台には届かなかった大湯、スタネックは残念ながらQ3進出を果たす事ができなかった。
 
10分間のインターバルを経て、いよいよPPを決定する7分間のQ3が始まったのは、午後3時21分。ピットロード出口がオープンされると、阪口がユーズドタイヤですぐにコースに入る。アウトラップを走った阪口はピットに戻るとニュータイヤへの交換を行なった。阪口はQ1、Q2と違い、ここではアウトラップに加え、1周のウォームアップを行ってすぐにアタックに行く予定を立てていた。また、セッション開始から40秒ほどというところで野尻がコースイン。野尻はQ1、Q2と同様、アウトラップの後、2周のウォームアップをしてからアタックに行くプランだった。その他のドライバーは最初からピットで待機。残り時間が4分40秒となったあたりで、岩佐、フェネストラズがコースに入る。これに続いたのは阪口。太田は残り時間が4分というところまで待ってからコースに向かった。この中でセッションの残り時間が1分となったあたりから真っ先にアタックに入ったのは、岩佐。続いて、フェネストラズ、阪口、野尻、太田の順でアタックラップに入った。そして、チェッカー。各セクターで5人のドライバーが最速タイムを競っていたが、最初にコントロールラインを切った岩佐が1分25秒866と、この日初めて1分25秒台に突入してくる。続いてアタックしたフェネストラズは1分26秒211、阪口は1分26秒498。さらに、野尻が1分26秒144と岩佐に迫るが、上回るところまでは行かなかった。そして、最後にコースを攻めた太田は、最終コーナーでワイドになりながらも最後までアクセルを踏み続けるが、コントロールラインを切った時のタイムは1分26秒139。野尻を1000分の5秒上回ったが、岩佐には届かなかった。その結果、岩佐は今季2度目のPPを獲得。太田、野尻が続き、ホンダエンジンユーザー勢がトップ3を独占した。これにフェネストラズ、Q3でアタックまでのアプローチを変更した阪口と続いている。
 

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