「『ステイアウト』という指示があって、素直にそれを受け入れて、そのおかげで優勝できた」
2026年 第4戦 決勝会見
2026.05.23
第4戦 決勝1位 サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)

「昨年も優勝したことがありましたけど、その時は赤旗終了での優勝だったのでそんなに気分がいいわけではありませんでしたが、今日は本当の優勝だと思っているので、本当に嬉しいです。今日はコンディションが難しくて、とてもハードなレースでした。このようなハイダウンフォースで非常にハイパワーのマシンを、雨のなか路面が濡れている状況でスリックタイヤを操るのはとても難しい。そのなかで我慢して(スリックタイヤで走り続けて)本当に良かった。今回、チームから『ステイアウト』という指示があって、素直にそれを受け入れて、そのおかげで優勝することができてとても嬉しいです。
レースをスタートする時はまさか、ここ(決勝トップ3記者会見)にいるとは思っていませんでした。僕のスタートの位置からすると、ギャンブルや運も必要ですし、何ができるか……セーフティカーが出た場合、それを利用して、そのチャンスを逃さないようにしたいと考えていました。2周前にセーフティカーが入っていたら違う結果になっていたかもしれませんが、おそらくセーフティカーも安全を考えて少し長めだったことによって、このような結果を出すことができたのかなと。あとはこの1年、スタートがあまりうまくいっていなかったんですけど、今日はいいスタートを切ることができました。今日の戦略は完璧だったと思います。
今はまだチャンピオンシップのことを考えることよりも、まずは目の前のレースで優勝することが重要だと思っています。ただ、ここ数年、チームタイトルを獲得していないので、チーム全体が一丸となって、チームとドライバーのチャンピオンを獲得するために、一生懸命ベストを尽くしていきたいと思っています」
第4戦 決勝2位 松下信治(DELiGHTWORKS RACING)

「今日のレースに関しては本当にいい内容だったと思います。ファーストスティント(スタート)で隣に太田(格之進)選手がいて、彼がすごい勢いで抜いていったんですが、その後ろの後ろぐらいについていって2台ぐらいパスして“ヨシヨシ”と思っていました。クルマのパフォーマンスもすごく良かったですね。ただ、ピットで10秒とかそれ以上かかって、それで15、16番手まで落ちてしまいました。ただ、“(それが)僕らの実力なのかな”と思って、“15番手でも何か得るものがあるだろう”というふうに切り替えたことが運を引き寄せたのかなと今、思っています。
ストラテジーに関してはトムスさんとかとは違って、僕らのチームにはロジックなんて存在しなくて……もう勘です(苦笑)。エンジニアも“こうなったらこうする”みたいなシミュレーションができていなくて『どうする!? どうする!?』って言ってて、(ピット入口を通過する)直前になってエンジニアが『ボックス、ボックス』って言ったんですけど、もう遅かったんで(ピットに)入れなかったというのが事実です(笑)。
今日は本当に自信に繋がったレースでした。予選もあと少しでQ1を通れたかなというところだったんですが、前でコースアウト車両とかもあって……という言い訳が今日あったので、明日はまずはQ1通過という目標を掲げています。そこでQ2に行けるともう一回新品タイヤを履けるんですよ。そうするとまたデータも増えていい循環になっていくので、それをやりたいなと思っています。 僕は基本的にはレースが強い方ではあるので、上位にいければいくほどポイントを獲れるので、明日頑張りたいと思います」
第4戦 決勝3位 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)

「今日は運が良かったというだけで、実力的には4脱(4輪脱輪=走路外走行)したという事実だけが残るので、あまり良くない週末でした。ただ、“運も実力のうち”という言葉があるぐらいですし、レースって最後まで何が起きるか分からないので、ストラテジーも含めて、しっかり生き残ったから、この結果を得られたと思っています。とはいえ、途中まで結構ペースが良くて何台も抜いていくようなシチュエーションになって、8周目以降、何台もピットに入って前が開いたのに、そこから思ったよりペースが上がらなくて……そのレースペースに関しては明日に向けて課題が残ってしまいました。
ピットに入るタイミングでセーフティカーが出て、サッシャ(フェネストラズ)と同時に入らなくてはいけなくなったので、後ろで止まっている時間が長かったんですけど、幸い順位はさほどロスすることなくピットアウトできたかなと。リスタート後も2台を抜くことができたし、そういう意味ではたくさんオーバーテイクできましたし、やるべきことはしっかりやった3位なので、まだまだ先の話になりますけど、チャンピオンシップを考えると、そこは良かったかなと思います。
チームは本当にいろいろな情報を集めながら作戦ミスなくやってくれるので、そこは本当に絶対的に信頼を置いています。ここ数戦というか、オートポリスの予選も含めてですけど、速さはあるんだけど、うまくかみ合わせられないことがあったので“流れが悪いな”ってずっと思っていたんですけど、ここで流れがきたと思うので、しっかり波に乗って、自分でまた壊すことなく、明日はしっかり実力で勝てるように頑張りたいなと思います」

