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第3回瑶子女王杯 2026年第6戦決勝 太田格之進が今季3勝目を飾る!

2026.07.18

第6戦 決勝1位 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 
日中は晴れ間も見えたものの、午後になってから再び曇り空となった静岡県・富士スピードウェイ。ダミーグリッドでも時折パラパラと雨粒が落ちてくるコンディションの中、午後4時15分にフォーメーションラップがスタートした「第 3 回瑶⼦⼥王杯 2026 年全⽇本スーパーフォーミュラ選⼿権 第 3・6・7 戦」の第6戦・決勝レースは、大きくポジションが入れ替わる展開となった。途中、雨脚が強まってWET宣言も出される中、見事今季3勝目をもぎ取ったのは、13番グリッドから数々のオーバーテイクを見せた太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。スタートから中盤までトップを守ったザック・オサリバン(TEAM IMPUL)が2位、太田と同様、序盤からポジションアップを果たした8番グリッドスタートの牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が3位表彰台を獲得した。太田はこの結果、20ポイントを追加して72ポイント。タイヤ交換を引っ張り、最後に10位までポジションを上げた岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)は1ポイントをもぎ取ったが、38.5ポイント。太田がチャンピオンシップ争いでも大きくリードすることとなっている。
 

 
午後3時18分からレコノサンスラップが始まった第6戦のスタート進行。各車がダミーグリッドに着いてからは、グリッド前方で瑶⼦⼥王殿下のお言葉を賜るなど、スタートセレモニーが粛々と行われた。その後、午後4時15分には、いよいよフォーメーションラップがスタート。24台のマシンが1周の隊列走行を行う。そして、正規グリッドに着くと、後方ではグリーンフラッグが振られ、シグナルオールレッドからブラックアウト。41周先のゴールに向けて、一斉にスタートが切られた。このスタートで素晴らしい動き出しを見せたのは、PPのオサリバン。2番手スタートの大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING) も好ダッシュを見せ、1コーナーではオサリバンにアウトから並びかけたが、オサリバンはガッチリとポジションをキープ。大湯の後ろには、ルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)、5番グリッドからひとつポジションを上げたロマン・スタネック(ナビクルBuzz MK RACING)と続く。
 

 
その後方では、12番グリッドの野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)がエンジンストールするハプニング。野尻は最後尾までポジションを落とすこととなってしまった。オープニングラップを終えてのオーダーは、オサリバン、大湯、ブラウニング、スタネック、好スタートを切った7番手スタートの福住、同じく好スタートを切った牧野。逆に4番手スタートの小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC)は7番手までポジションを落とすこととなった。その直後、1コーナーでは牧野が福住が捉えて、5番手に浮上。その後方では、太田が100Rでアウトから小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC)をオーバーテイク。続くダンロップコーナーでは野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)も捉えて、2周を終えたところでは9番手まで浮上してくる。その同じ周のストレートでは牧野がスタネックをかわして、早くも4番手までポジションアップした。その後も、牧野、太田の勢いは変わらず。5周目には太田が阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)をかわして8番手。 7周目のストレートではいよいよ牧野がオーバーテイクシステムを使いながらブラウニングをかわして3番手に浮上。表彰台圏内に入ってくる。その同じ周には、太田が利徠斗を捉えて7番手まで上がってきた。この頃、コカコーラコーナーやダンロップコーナーでは雨が落ち始める。グランドスタンドでも合羽を着たり傘を広げる観客の姿も出てきた。午後4時30分には、レースコントロールからWET宣言も出される。そのため7周目からは、トップ集団のラップタイムも大きくドロップ。それまで1分25秒台で走っていたオサリバンのタイムが8周を終えたところで1分28秒365、9周を終えたところでは1分29秒853と3〜4秒落ちてくる。2番手以降の大湯、牧野、ブラウニング、スタネックも同様だったが、7番手の太田はその中で福住をかわして、9周を終えたところで6番手に浮上してくる。ダンプコンディションの中、金曜日のフリー走行でもスリックタイヤで精力的に走っていた太田は、11周目の最終コーナーではスタネックも捉えて5番手に浮上。その勢いのまま、14周目の1コーナーではブラウニングを捉えて、4番手まで上がってきた。
 
第6戦 決勝2位 ザック・オサリバン(TEAM IMPUL)

 
一方、トップを走るオサリバンが10周を終えると、タイヤ交換のウィンドウが開く。相変わらず雨がパラつくコンディションだったが、11周を終えたところでは、チャーリー・ブルツ(TEAM GOH)と松下信治(DELiGHTWORKS RACING)がピットイン。その翌周には佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)、14周を終えたところでは山下健太(KCMG)もピットに滑り込んだ。だが、トップ集団はまだまだ動かず。この頃からは天候が回復し、再びトップ集団のタイムが1分25秒台に戻ってきた。オサリバンは大湯との差をジワジワと広げ、15周を終えたところでは3秒214のマージンを稼ぐ。さらに18周を終えた時点では、その差を4秒346まで開いた。一方、オサリバンに引き離され始めた大湯に迫ったのは、牧野。18周を終えた所でコンマ397秒という所まで大湯に迫った牧野は、100Rでアウトから大湯に並びかける。だが、ここは大湯がポジションを死守。逆転を許さなかった。その後、上位集団で動きが出たのは、20周終了時。牧野攻略のチャンスを狙いながら4番手につけていた太田だったが、なかなか機会が訪れなかったことからここでピットイン。タイヤ交換を終えてコースに戻る。
 

 
この動きを見て、22周を終えた所では大湯がピットイン。この時、すでにタイヤが温まっていた太田は、ピットアウト直後の大湯を1コーナーで捉えた。さらに、23周を終えた所では、トップのオサリバンがピットイン。オサリバンは太田の前でコースに戻るが、太田がダンロップコーナーまでには真後ろに迫った。対するオサリバンはここでポジションを死守。太田の先行を許さなかったが、次のストレートでの勢いは太田が格段に優っており、オサリバンをオーバーテイクしていく。これで太田はタイヤ交換組のトップに立っている。この頃のラップタイムは太田とオサリバンがまだタイヤ交換を行っていなかった牧野を上回っており、牧野と2台との差はどんどん縮まっていく。28周を終えた所で牧野と太田が35秒040、牧野とオサリバンが35秒770となっていた。今回のロスタイムは、ピットロード通過の32秒プラス作業時間。そのため、29周を終えた所でピットロードに滑り込み、タイヤ交換を行った牧野は太田とオサリバンの後ろ、タイヤ交換組の3番手でコースに戻ることになっただけでなく、アウトラップのダンロップコーナーでは大湯の先行も許す。大湯がアウトから並びかけて前に出るというギリギリのバトルだった。しかし、牧野はタイヤが温まると逆に勢いを増し、次のストレートでは大湯を再逆転。実質の3番手に再浮上した。また、前半トップを走っていたことでオーバーテイクシステムを温存していたオサリバンは、31周目の1コーナーをはじめ、度々太田に迫るがなかなか攻略することは叶わなかった。終盤は逆に、太田にジワジワと引き離されていく。それとは逆に、大湯をかわした後の牧野はペースアップ。一時は9秒余りあったオサリバンとの差をぐんぐんと縮めていった。
 
第6戦 決勝3位 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 
そして、タイヤ交換を引っ張っていたドライバーたちが1台、また1台とピットに入り、ファイナルラップ手前まで見た目上のトップを走っていた小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC)が最後にピットに入ると、いよいよ計時モニター上でも太田がトップに浮上。最終盤は再び雨がパラついていたが、太田は集中を切らさずに走り切り、トップチェッカーを受けた。これで太田は今季3勝目を獲得したことになる。1秒592という差で2位に入賞したのはオサリバン。オサリバンにとっては、スーパーフォーミュラで初の表彰台獲得となった。そして、最後はオサリバンまで2秒555差に迫った牧野が3位となっている。これに続いたのは大湯、レースペースが良くタイヤ交換作業も非常に速かった小出峻(ThreeBond Racing)、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)、阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、ブラウニング、野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)、岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)。予選でマシンのグリップ不足に苦しみ、22番手スタートだった岩佐も、大きくポジションを上げ、最後は1ポイントをもぎ取ってレースを終えている。
 

 
明日は中止になった第3戦・オートポリスの代替戦となるタイヤ無交換のスプリントレースが午前中に行われ、午後からは第7戦の決勝が行われるが、また新たな勝者が生まれるのか? あるいは太田が好調ぶりを維持するのか? 1日で2回、様々なドラマが見られることになる。
 

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