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「自力で優勝するためには、もう少し何か変えていかないと足りないなという感じ」第8戦 東北大会決勝会見

2026.08.09

第8戦 決勝1位 福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)

 
「フリー走行から順調に走ってはいたのですが、予選はQ3に残れず7番手でした。30分の(朝のフリー走行)の段階だと、そこそこペースはありそうかなという手応えはあったのですが、それを踏まえても上位が速いことも分かっていたので、展開や戦略とかで、いけても表彰台かなと考えていました。まさか、こういうかたちで優勝がめぐってくるとは思っていなかったので、ルーキーレーシングにとって2勝目というのはすごくありがたいですし、(チームの)みなさんにとってすごく嬉しい結果ではあるのかなと。でも個人的には、最後に岩佐(歩夢)選手に追い詰められましたし、セーフティカー(SC)の影響で前に出て優勝したというだけなので、正直、素直には喜べないですね。自力で優勝するためには、もう少し何か変えていかないと足りないなという感じはあるので、優勝はできましたけど、今後に向けてすごく課題が残ったレースだったかなと感じています。
SCが出るまでは全力でプッシュするという感じだったので、そこまでは走りだけに集中していました。いざSCが入って、その時、僕と岩佐選手が同時に(ピットに)入ったんですけれども、無事に作業を終えて岩佐選手の前で戻って『実質、今トップだよ』と言われた時はどういうこと? って思いました。先に入ったクルマもいますし、結構、離れたところにイゴール選手とかほかの選手もいたので、“どうして、そうなったんだろうな”というふうに、その時は分からず、とりあえず自分のタイヤを温めることに集中したという感じでした。SC中に状況を説明してもらって、“ちょっとフェアじゃないな”と思いましたけど……そういう感じで把握していました。
優勝できたことでチャンピオンシップポイントが何位か分からないんですけど、ポイント差を埋められたのは非常に良かったなと思います。ただ、太田(格之進)選手のパフォーマンスは今、グリッド上だと断トツに速いと感じますし、今日、普通にレースをやっていれば優勝したのはイゴール(オオムラ・フラガ)選手だと思っています。そのイゴール選手も前回の富士からすごく好調で、チャンピオンシップポイントも上位に上がってきているので、僕のなかでは今のままだとまた前回の富士みたいに苦戦してしまうなと思っています。なので、富士で得たものと今回のSUGOで得たものをしっかりと分析して準備しないと、次戦の富士も苦しくなるんじゃないかなと予想しています。そうならないように、次戦に向けて2カ月ほど空くので、その分いろいろな準備ができるので、富士で得たものと今回のSUGOで得たものをしっかりと分析して次戦に備えていきたいなと思います
 
第8戦 決勝2位 岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)

 
「ペース的にはトップではなかったと思います。第一スティントを引っ張っていたなかで、福住(仁嶺)選手においていかれそうなペースだったので、いいパフォーマンスではなかったかなと思います。それに関しては予選からそのような状況で、スピードパフォーマンスが一貫してトップにいないことは課題だと思いますし、今、我々のパフォーマンスは基本的にコンディションに対してすごくセンシティブというか……それは暑い寒いだけじゃなく、いろいろなコンディションの変化でパフォーマンスの上下がすごく激しい印象があるので、そのへんをなくしていかないと、今のスーパーフォーミュラはレースの週末でも大会ごとにコンディションが大きく変わっていくので、常に上位で戦うことが厳しくなっていくと思っています。ただ、今日に関しては9番手からいいスタートを切って、コース上でも1台オーバーテイクして、戦略でもできることをやった結果がこの2位だと思うので、僕自身はすごく嬉しい2位ですし、チームみんなでもぎ獲った2位なんじゃないかなと感じています。
戦略に関しては僕は何も考えていないというか、エンジニアやチーム側の指示をフォローしていただけです。基本的に早めに(ピットに)入ることはあまりないかなという状況で、早めに入ると前方で早めに入ったマシンの後ろになることは間違いなかったので、優勝だったり表彰台を狙いにいくんだったら、あのような展開しかなかったかなと思います。
セーフティカー(SC)に関してはラッキーでしたね。自分がピットアウトした後のインフォメーションは『福住選手の前のマシンがすべてバックマーカーで、SCの後ろにトップ集団がいる状況』だと聞いていました。僕のなかでは送り出しがどうなるかはっきりと分かりませんでしたが、僕の認識だったり、エンジニアも無線で言っていたんですけど、送り出しのルールというか、決まっていることとしてはおそらく1回のみというふうになっていたと思うので、それが1回のみではなく、2回目、3回目と送り出しがあったことには驚きました。自分が想像していたSC中の展開ではなかったですね。
我々の今のパフォーマンスについては基本的にはいろいろアジャストしていく能力はあるんですけど、細かいコンディションチェンジだったり変化に対してのセンシティブさ、そこは明確な課題なので、そこに関しては次の富士で改善しなければいけないと思っています。富士は前回かなり苦戦したサーキットのひとつでもありますし、最終戦の鈴鹿に向けても、今のままだと、これまでの鈴鹿のようなパフォーマンスは出ないんじゃないかという危機感があるので、2カ月のギャップを有効活用して、できることを全力ですべてやり切って(次のレースに)入っていきたいと思います」
 
第8戦 決勝3位 イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)

 
「今日の結果は複雑というか、かなり悔しいですね。僕らとしては完璧なレースをこなしていたと思います。ファーストスティントで前の太田(格之進)選手のタイヤがタレてきて、みんながピットに入った後、僕は(コースに)残りましたが、そこからのペースもすごく良くて、多分彼らがタイヤを替えた後の一旦落ち着いたペースとほぼ変わらない感じで周回できていました。その後、チームも多分“過去イチ”ぐらいの完璧なタイヤ交換をやってくれて、セーフティカー(SC)が出た後に、野尻(智紀)選手がギリギリSCライン(を超えるかどうか)のところで前に出ることができて、これでトップでリスタートできるんじゃないかなと思っていました。なのに、SCの送り出しで、気づいたら3番手だったと。SUGOは前にクルマがいるとペースが伸びづらいし、単独だったらどれくらいのペースがあったのかは分からないんですけど、でも最後まで上位ふたりに追いついていって近距離でゴールできたので、パフォーマンスとしては悪くなかったと思います。
朝のフリープラクティスからすると、僕のペースがあまり良くなかったため、本当はほぼミニマムで(ピットに)入ろうかなと思っていました。でも、いざレースがスタートすると、意外と前の2台に追いつくことができていましたし、後ろの牧野(任祐)選手と徐々に差が広がる一方だったので、少し引っ張る方向に(作戦を)変えて様子を見ようと思っていました。でも、想定以上に前の2台が早いタイミングでピットに入ったので、とりあえず1~2周して様子を見ようかなと。その間、思った以上にペースが良かったので、それをキープしつつ引っ張ったという感じです。
(SC中の位置関係について)僕は詳細はよく分からないんですけど、チームからの無線は『あり得ない』という感じで、『僕らが絶対トップだったはずだ』という感じでした。多分、抗議はチームから出ると思うんですけど、しっかり動いていかないと、あまり変わらないまま、このままの動きで続いてしまうかもしれないと思っています。僕らとしてはドライバーズミーティングなどでいろいろ訴えていることはあるんですけど、改善しているということはあまりないので、ちゃんと抗議を出して、しっかり対応してもらいたいなと思っています。
昨日のフリープラクティス1だと走り出しは少し微妙だったんですけど、いろいろとパフォーマンスを引き出すことはできていましたし、前回の富士でも調子が良かったので、ここで得たデータも次に活かせるものはあるんじゃないかなと思っています。なので、僕らチームとしてできることはいつもどおり最大限やりきって、次のレースに挑みたいです」
 

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