SUPER FORMULAは今年も「SUPER FORMULA NEXT50プロジェクト」の重要な柱の一つとして2022年から進めてきた、カーボンニュートラルとエンターテインメント性の向上に向けた車両開発を進めてまいります。

2022年は年間７回、SUPER FORMULAを開催する全国５つのサーキットにて、総走行距離1万㎞（約60レース分）を超える開発テストを実施し、その結果として、新型車両『SF23』を今シーズンより投入いたしました。『SF23』は麻由来の天然素材等を使用することで、原材料ならびに製造過程でのCO2排出量を約75%抑制した「Bcomp社」のバイオコンポジット素材を採用、また33％（*DRYタイヤの再生可能原料比率）のリサイクル素材と再生可能原料の採用を達成したレーシングタイヤを導入するなど、カーボンニュートラルに貢献するクルマづくりを進めてまいりました。2023年は2回、合計3日間の開発テストを下記の通り実施いたします。

【2023年 開発テスト実施スケジュール】

・第1回：9月11日(月)・12日(火) モビリティリゾートもてぎ
・第2回：11月21日(火) モビリティリゾートもてぎ

また開発ドライバーについては、プロジェクト当初からこの開発テストを支えてきた塚越広大選手に加え、今シーズンSUPER GTシリーズ GT500クラスに“#3 Niterra MOTUL Z”で参戦している高星明誠選手が新たに担います。高星選手は過去2020年、2021年にSUPER FORMULAにスポット参戦経験があり、SUPER FORMULA LIGHTSの次期車両の国内シェイクダウンを務めるなど、クルマづくりに対する知識と経験が豊富な人材です。

なお高星選手は、8月19日(土)・20日(日)にモビリティリゾートもてぎで開催されるSUPER FORMULA Rd.7に来場し、土曜日のフリー走行にはSFgoのゲスト解説、また日曜日の決勝レースには場内放送のゲスト解説として、レースを共に盛り上げますので、ぜひご注目ください。

今回の高星選手の起用にあたりご協力いただいた日産モータースポーツ & カスタマイズ株式会社（NISMO）様に、この場を借りて御礼申し上げます。SUPER FORMULAは、モータースポーツの発展に向けて、今後もメーカーやカテゴリーの垣根を越えて、様々なチャレンジを実施してまいります。

【開発ドライバー プロフィール】

◼︎塚越広大選手（White Tiger SF23：通称「白寅」ドライバー）

2004年鈴鹿レーシングスクール･フォーミュラ主席卒業。全日本F3やユーロF3などで活躍後、2009年フォーミュラ・ニッポンとSUPER GTに参戦を開始。両カテゴリーとも最上位はシリーズランキング2位。2022年からSF NEXT50開発ドライバーを務める傍ら、2023年からは「ThreeBond Racing」のドライビング・アドバイザーも兼任。

◼︎高星明誠選手（Red Tiger SF23：通称「赤寅」ドライバー）

ニッサン・ドライバー・デベロップメント・プログラム(NDDP)出身。2013年に全日本F3選手権のF3-Nクラスでシリーズタイトルを獲得後、2015年にGT300クラスでSUPER GTデビュー。現在2023年GT500クラスでランキングトップ。SUPER FORMULAには2020年「Buzz Racing Team with B-MAX」、2021年「carenex TEAM IMPUL」からスポット参戦。