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2014 SUPER FORMULA

Round3 Fuji Speedway

  • Fuji Speedway
  • 公式予選 7月12日(土) / 決勝レース 7月13日(日)  
    富士スピードウェイ : 4.563 km

Free Practice

Result Review

フリー走行最速は中嶋一貴!1分24秒325でトップタイム
2番手に今季初参戦のカルダレッリ、3番手はデ・オリベイラ。山本尚貴が8番手。

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No.37 中嶋一貴

 台風一過の好天に恵まれた7月12日の富士スピードウェイで、全日本選手権スーパーフォーミュラ第3戦の予選日フリー走行が行われた。直前のレースが遅れたため、予定より15分遅れの午前9時30分から1時間のフリー走行が行われた。昨日の午後に1時間行われたテスト走行に続き、No.37 中嶋一貴(PETRONAS TOM'S SF14)がトップタイムを記録。今季初ポールポジションを狙う好調な走りを見せた。Honda勢ではNo.1 山本尚貴(TEAM 無限 SF14)がトップから0.625秒差で7番手に付けた。

2014-07-12 09:30-10:30 天候:晴れ コース:ドライ 気温:27度 路面温度:37度

 昨日同様に日差しが強く気温は同じ程度だが、時折日が陰り風もあったため路面温度は昨日より低めだった。
 走行の序盤は、好調なP.MU/CERUMO・INGINGの2人が好調な走りを見せる。まずは、開始7分ほどでNo.38 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)が1分25秒826を出し、これに昨日ほとんど走れなかったNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM INPUL SF14)が1分25秒887で続く。その直後、No.39 国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING SF14)が1分25秒740でトップに。ここに絡んできたのは、No.8 アンドレア・カルダレッリ(Team KYGNUS SUNOCO SF14)。ロイック・デュバルの欠場で今季初参戦したカルダレッリは1分25秒458として最上位に上がる。これを再度国本が1分25秒424で前に出る。
 だがマシンのセットが決まり出すセッションも半ば、27分に中嶋一貴が1分25秒215でトップに立つと、次の周では1分25秒160まで刻んでくる。ここでデ・オリベイラがコカ・コーラ コースアウトしてヒヤリとさせるが、何とか再スタートできた。

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No.8 アンドレア・カルダレッリ

 ラスト16分。No.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S SF14)が、ついに1分24秒台に入れる。1分24秒981を記録し、最速の座を奪う。このころからロッテラーを除く各車は一度ピットに戻り、ニュータイヤに履き替えて、ラスト7分での予選想定のアタックに入る。ただ1人、そのまま走行したロッテラーは1分24秒800までトップタイムを短縮して、ピットに入り、一足早く走行を終えた。

 ラスト2分となって一発アタックを決めたのは、やはり中嶋一貴。1分24秒325とロッテラーのトップタイムを書き換えて見せた。これに迫ったのは、スピンから復帰したデ・オリベイラで1分24秒577を記録して2番手となる。しかし、最後の最後にカルダレッリが1分24秒564を出し、デ・オリベイラを上回って2番手となった。  Honda勢では山本尚貴とNo.40 野尻智紀とNo.41 武藤英紀がコンスタントに7番手前後に付ける。最終的には山本が1分24秒950で7番手。野尻が8番手になった。  この走行では、トップの一貴から17番手のNo.10 塚越広大(HP SF14)までが1.5秒以内というハードな状況。予選も緊張感あるものとなりそうだ。

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No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ

とにかく予選でも気を緩めずに行きたい

フリー走行1回目 トップタイム
No.37 中嶋一貴(PETRONAS TOM'S SF14)

 今日は昨日と風向きが違っていたんですけど、それでもバランスが変わり過ぎることなく、昨日に引き続いてセットアップをした感じでした。ダンロップコーナーは追い風になっていたので、すこしブレーキで失敗してしまったりということもありました。空力のバランスや全体的なレベルに関しても、ちょっとしたメカニカルに関しても、やったことがいい方向には出たと思いますし、結果としてはポジティブですね。
 アタックは1周目でもイケそうでしたが、昨日の感じから、タイヤをちょっとゆっくり温めて、そこから2周アタックに行きました。昨日と違って、2周目はタイヤが上がりませんでしたけど。でも、タイヤの落ち具合も見ることができました。
 昨日、今朝とポールポジションに一番近いところにはいると思いますし、このままいい流れで行きたいと思う。けれど、JP(デ・オリベイラ)も昨日走っていなくてそれなりのところに来ているし、アンドレ(ロッテラー)もニュータイヤを入れたタイミングが少し違っていましたし。
 まぁ、チャンピオンシップに関係ないので、アンドレア(スポット参戦のカルダレッリ)のことはあまり気にしなくてもいいかなとは思いますけど、それでも彼のクルマは速いですし、彼自身富士が得意なので、ロイックがいるのと同じぐらいの感じですしね。とにかく予選でも気を緩めずに行きたいと思います。