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Rd.1&2 MOTEGI

  • 公式予選:2010年5月22日(土)
    第1戦決勝:2010年5月22日(土)
    第2戦決勝:2010年5月23日(日)
  • ツインリンクもてぎ:4.801 km
    第1戦:12Laps = 57.612 km
    第2戦:18Laps = 86.418 km

Race

Rd.2 もてぎ 決勝レポート

2010フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第2戦決勝は5月23日(日)午前8時25分より、18周で行われた。

PHoto

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決勝日の日本列島は西から天気が崩れ、全日本ロードレースの予定されていたオートポリスは大雨警報で中止を決断、鈴鹿サーキットで開催されているワールドカップカートレースもウェットコンディションでの走行を強いられている。ここツインリンクもてぎも朝からどんよりと曇り、今にも雨が降り出しそうな状況だったが、幸いFCJ決勝は終始ドライコンディションで白熱した戦いが繰り広げられた。
スタートで勢いよく飛び出したのはポールシッターの#1中山雄一(CITYKART FCJ)。ホールショットを決めるとそのまま序盤からハイペースで後続を突き放しに掛かる。
昨日の第1戦決勝に比べて気温と路面温度が下がった影響で中々タイヤに熱が入らなかったと本人は言うが、それでも他のドライバーをたった2周で2秒半置き去りにする走りを見せた。
中山の後方には3番手スタートの#2野尻智紀(HFDP/SRS-F/ARTA/コチラR)が上がってきた。
昨日のエンジンストールを帳消しにするような見事なダッシュでクルマをインに振って2番手を奪取したが、残念ながらこれはジャンプスタートと判定され、ドライビングスルーペナルティーを課せられることに。この結果6周終わりでピットインした野尻は17位に後退。
懸命に追い上げを図った野尻だったが、結局14位でレースを終えた。
代わって2位に立ったのは昨日のデビュー戦を初表彰台で飾った#7平峰一貴(HFDP/SRSスカラシップ/コチラR)。しかし既に中山との間には6秒以上のギャップができてしまっていた。
その1秒弱後方には、昨日2位の#20松井孝允(NDDP PIRE racing FCJ)。フロントロースタートながらスタートでホイールスピンをさせてしまったのが響き、平峰の先行を許した格好だ。
トップの中山は周回を重ねるごとにタイムを上げていき、この日のファステストラップとなる1分55秒081を13周目に記録すると、その後も1分 55秒2前後のペースを保って18周を走り切り、昨日に続いて開幕2連勝を飾った。2位の平峰とは実に11秒026もの大差をつけた。
2位平峰と3位松井との差は0秒692。終始接戦を繰り広げた2台だったが、平峰が最後まで松井を抑え切った。
その後方ではスタートで#13朱戴維を抜いた#19元嶋佑弥が4位、1周目のバックストレートで#17石井一也を抜いた#14大谷飛雄が7位でフィニッシュした。
その更に後ろ、8位争いは3人のドライバーが終盤まで接近戦を展開した。
8位を走行する#11立石燎汰に襲い掛かる#4平川亮。2台は何度も接触しながらの熱いバトルを展開、その間に10位を走行していた#15白石勇樹が追いつき、10周を消化するころには三つ巴の状態となった。
この8位争いに転機が訪れたのは15周目。
90度コーナーで立石のインに飛び込んだ平川のフロントタイヤが立石の右側のスパッツをヒット、変形したパーツの一部が右リヤタイヤに干渉する状態となった。
これでペースの上がらなくなった立石は16周終わりのホームストレートで平川の先行を許し、続く17周目のS字コーナーでは白石にも抜かれ、10位でレースを終えた。
次回第3戦、第4戦の舞台は富士スピードウェイ。6月12&13日決勝だ。
1.4kmのロングストレートを持つ高速サーキットで21人のヤングドライバーたちがどのようなバトルを繰り広げるかに注目だ。


優勝:中山雄一
「今回も優勝することができて嬉しく思います。昨日は初優勝しましたが、セクター3の走りで満足できない部分があったので、シミュレーションをきっちりやり、今日の決勝を走りながらアジャストしていって、最後は完璧に近い走りができるようになりました。シーズンオフにはメンタルトレーニングやフィジカルトレーニングをみっちりやって、自分の良いところや足りないところを再確認していましたが、それが今日のレースでもいかされたと思います」

2位:平峰一貴(東京中日スポーツ賞受賞)
「昨日に引き続いて表彰台に上がれたことを嬉しく思います。スタート前にアドバイザーの方から「今日も表彰台に上がっていこう」といわれたのも励みになりました。18周の長いレースでしたが体力的には全く大丈夫でした。2位という結果には決して満足はしていませんが、次の富士でも表彰台に上がれるように頑張ります。(野尻選手のジャンプスタートについて)横にいて動いたのがわかっていたので予想はしていました。でも中々ピットに入らなかったのが気がかりでしたし、序盤は後ろで詰まってしまいましたが、それが無かったとしても中山選手に追いつけたかどうかは分かりません」

3位:松井孝允
「今日はスタートに失敗してしまいました。動き出しは悪くなかったんですがその後ホイールスピンをさせてしまって。自分のミスですが、そういう状況での3 位というのは最低限の結果かなと思います。次のレースに向けての組み立てはできているので、富士では表彰台の真ん中に立ちたいです。まだ12分の2が終わっただけだと思って気合を入れていきます」


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