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　第2戦の予選日、9時ちょうどから1時間の予定で公式練習走行が行われた。
舞台となるツインリンクもてぎは気持ちの良い快晴。路面はドライ、気温は16〜18度とまさにレース日和となり、各車が11時10分からの公式予選、そして午後のスペシャルステージに向け、セットアップの走行を積極的に行った。


No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ　まず1分33秒台にタイムを入れたのが、チャンピオン経験者の外国人3人だった。そして、開始から15分。計時モニターのトップに立つのはNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ（TEAM IMPUL）で1分33秒525、そしてNo.8 ロイック・デュバル（Team KYGNUS SUNOCO）が1分33秒788、No.1 アンドレ・ロッテラー（PETRONAS TEAM TOM'S）が1分33秒875と続く。これに開幕戦ポールポジションのNo.40 伊沢拓也（DOCOMO TEAM DANDELION RACING）、2007、08年の2連覇チャンピオンNo.20 松田次生（TEAM IMPUL）、No.41 塚越広大（DOCOMO TEAM DANDELION RACING）が4〜6番手となる。
　セッションの中盤、20分を過ぎるとNo.7 大嶋和也（Team LeMans）が1分34秒572で5番手、そしてここまでセッティング走行に終始していた開幕戦の勝者No.2 中嶋一貴（PETRONAS TEAM TOM'S）が最初のアタックで1分33秒951とトップ3に次ぐ33秒台で4番手に飛び込む。40分を過ぎたところで9番手に付けていたNo.32 小暮卓史（NAKAJIMA RACING）がS字コーナーでコースアウト。一端、オフィシャルにコース外に出されたが、5分ほどでコースに復帰した。


No.2 中嶋一貴 　そしてラスト15分にロッテラーが1分33秒422までタイムを刻み、デ・オリベイラを抜いてトップになる。ラスト10分を過ぎるとほとんどマシンがピットに納まり、最後のシミュレーションに備える。ここでNo.16 山本尚貴がポンとタイムを上げ、1分34秒295で6番手に。ラスト3分で全車がコースに入り、スペシャルステージと同じ一発アタックを想定した走行を行ったようだ。だが、ここでタイムアップしたのは大嶋のみ。伊沢を抜いて5番手に戻る。デ・オリベイラは最終のアタックでコースアウトを喫し、タイム更新はならず。

　結局、ロッテラーのトップタイムを上回る者は、最後まで現れず。このセッションは昨年のチャンピオンであるアンドレ・ロッテラーが最速タイムを掴んだ。2番手のデ・オリベイラ、そしてデュバル、一貴までが1分33秒台で0.5秒内に収まる僅差だ。そして5番手が大嶋で、ここまでトヨタエンジンのユーザーが占める。Hondaユーザー最上位は6番手の伊沢で、山本が7番手と続く。開幕戦2位の塚越は10番手と奮わなかった

フリー走行　トップタイム

No.1 アンドレ・ロッテラー（PETRONAS TEAM TOM’S）

今朝はまずクルマの状態をチェックして、あとはスペシャルステージに向けてのシミュレーションをしていたんだけど、ちょっと複雑だよね。スペシャルステージには、前後スクラブ（新品の表面を削った）したタイヤで出た方がいいのか、フロントだけスクラブした方がいいのか？　それともフレッシュタイヤで行った方がいいのか？　そういうことを試していたんだけど、あまり時間がなかった。クルマのバランスについても、判断が難しい。今朝はとても風が強くて、路面の状況も良くなかったからね。多分、みんな同じような状況に悩まされていたんじゃないかな。だから、予選の状況がどうなるかは分からない。その時に上手くタイヤを活かせれば、いいチャンスがあると思うよ。