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2012 Formula NIPPON

Round2TWIN RING MOTEGI

  • Twin Ring Motegi
  • 公式予選
    決  勝
  • :2012年5月12日(土)
    :2012年5月13日(日)
  • ツインリンクもてぎ:4.801 km
    決勝レース:52 Laps [249.652 km]

Qualifying

チャンピオンが貫禄のスペシャルアタック!!
ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)がポールポジションを奪取!
一貴が2位とTOM'Sが1-2体制。伊沢、デ・オリベイラ、塚越が決勝で巻き返しを狙う

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No.1 アンドレ・ロッテラー

5月12日(土)、全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦の公式予選が、ツインリンクもてぎ(栃木県)で行われ、No.1 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が、今季初のポールポジションを獲得した。

2012-05-12
Q1 11:10-11:30 天候:晴れ コース:ドライ 気温:19度 路面温度:34度
SS 14:25-15:26 天候:晴れ コース:ドライ 気温:19度 路面温度:32度

実力者が上位に名を連ねた公式予選

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No.2 中嶋一貴
 この季節にしては、冷たい風が強く吹いたツインリンクもてぎだったが、スペシャルステージ方式で行われた予選セッションは熱く、ポールポジション争いは僅差の中で進んで行った。

 まずスペシャルステージの出走順を決めるわずか20分間の公式予選(1回目)が行われたのは、午前11時10分から。天候は晴れながら、朝からもてぎには風が吹き、屋外では肌寒さを感じるコンディションとなった。ここでは、まずどのマシンもフリー走行で使用したユーズド(中古)タイヤで、マシンのバランスを確認。セッション終盤になってからフルアタックに入る。

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No.40 伊沢拓也
  ここでトップタイムをマークしたのは、No.1 アンドレ・ロッテラー。そして2番手にNo.8 ロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO)とチャンピオン経験者が並び、3番手に開幕戦鈴鹿を制したNo.2 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)。以下、ツインリンクもてぎの地元栃木県出身のNo.41 塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、チャンピオン経験者のNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)、No.39 国本雄資(Project μ/cerumo・INGING)、開幕戦ポールのNo.40 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、No.7 大嶋和也(Team LeMans)と続く。スペシャルステージでは、このセッションで下位だったドライバーから順に1周のタイムアタックを行うことになる。

明暗が分かれたデュバルとロッテラー

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No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
 約3時間のインターバルを経て、スペシャルステージが開始されたのは、午後2時25分。まずは4輪ともにスクラブ(一度走行して路面との慣らしをすること)したタイヤを装着したNo.62 嵯峨宏紀(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)がコースイン。1周のウォームアップを終えると、2周目にはアタックということで、全力でタイヤを温める。そして、アタックするが、1分36秒318と、予選1回目のタイムに届かなかった。続いて、同じく全輪スクラブタイヤのNo.18 折目遼(SGC by KCMG)とNo.10 金石年弘(HP REAL RACING)、全輪ニュータイヤのNo.3 安田裕信(KONDO RACING)と続いて行った。

 この戦いが一気に1分34秒台前半に入ったのは、5番手としてフロントだけスクラブタイヤを装着したNo.20 松田次生(TEAM IMPUL)が好タイムを叩き出したところから。続く全輪ニュータイヤのNo.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)は、松田とほぼ同タイムながら、わずかに及ばず。その次に出走した全輪スクラブのNo.16 山本尚貴(TEAM 無限)は、松田を1000分の2秒上回ってきたが、フロントだけスクラブタイヤのNo.31 中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)、全輪ニュータイヤのNo.38 平手晃平(Project μ/cerumo・INGING)、同じく全輪ニュータイヤの大嶋らは、山本と松田のタイムを破れなかった。

 そこから争いのレベルは、さらに上がる。そのきっかけとなったのは、11番目に出走した伊沢。全輪ニュータイヤを装着した伊沢は、このタイムアタックで1分33秒816と、真っ先に33秒台に突入。これが、その後に走行する予定の6人のドライバーにとっては、ひとつのターゲットタイムになった。しかし、続いてコースに入った全輪スクラブタイヤの国本とオリベイラ、フロントだけスクラブタイヤの塚越は、残念ながら伊沢のタイムを破ることができない。ようやく、伊沢のタイムをわずかに100分の4秒ほど上回ってきたのは、全輪スクラブタイヤを着けた中嶋一貴だった。これに続くデュバルは、全輪ニュータイヤでコースに入り、セクター2まではほぼ一貴と同タイム。しかし、V字コーナーのブレーキングでミス。走り終わった時点での順位は、5位という結果になってしまった。

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No.8 ロイック・デュバル
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No.41 塚越広大

 いよいよ最後にコースインしたのは、全輪スクラブタイヤを選んだロッテラー。ロッテラーは、アタックに入ると前半セクターだけで一貴に対してコンマ5秒もの差をつける。後半セクションでも、その差をキープしたまま周回。本人も「パーフェクトだったよ!!」という会心の走りで、昨年の最終戦以来、約半年ぶり、今季初のポールポジションを獲得した。

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No.1 アンドレ・ロッテラー

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第2戦 公式予選ダイジェスト [VIDEO LIBRARY]

記者会見

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No.2 中嶋一貴/No.1 アンドレ・ロッテラー/No.40 伊沢拓也

すべてがスムーズに進んだ。決勝もいいレースができる
ポールポジション
No.1 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)
photo  今日はいい一日だったね。今回はスペシャルステージでのアタックが興味深かったよ。どんなタイヤを使うのが一番いいのか、スクラブする(表面を慣らす)のは全輪か、フロントだけか、新しいものでいくか…迷ったね。何かと忙しい一日だった。
 結局、タイヤはスクラブしたよ。マシンはベースが良かった分、そんなにセットを変えることもしなかった。午前の公式予選(1回目)で手応えを感じていたけど、スペシャルステージのときは風が強くて、タイヤの使い方も微妙な感じで、アタックするコンディションとしてはちょっと難しい状態だった。タイヤを上手く使えたらいいタイムが出るとは思っていたので、運よくそれができた。
 ポールポジションを獲れたのでうれしいよ。チームがいい仕事をしてくれたおかげだ。開幕戦は戦略を含め、うまくいかなかったけれど、(5位に終わった)鈴鹿に比べてマシンのポテンシャルが上がっているし、ミスもなかった。すべてがスムーズに進んだね。だから決勝もいいレースができると思っているよ。
アンドレが100%なら、僕は90%くらいだった
予選2位
No.2 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)
 走り始めからマシンは悪く、セットもあまり変更しませんでした。行き過ぎればタイムを落とすし、行かなきゃタイムも出ないという難しい綱渡りみたいでしたね。 午前の予選でもセクタータイムはすごくよくて、(総体的に)タイムが出そうな感じでしたが、緊張してミスもあったし、まとめきれなかった。アンドレが力を100%キチンと出せたのに対し、僕は90%くらいだった感じがあります。
でもフロントローにいるので、ポジティブな結果。スタートは重要になると思いますが、鈴鹿同様のいいレースをしたいですね。
いい予選だったが、意外とうれしくない
予選3位
No.40 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 コンディションが微妙で、どういう状態に合わせて行こうか考えつつ、実際アタックに出ても、朝のユーズドタイヤの走り出しが一番走りやすかったと思いました。決勝レースもこういうコンディションならば、乗りにくいし、ミスも結構出る状況かもしれませんね。 僕自身はいい予選と思っているんですが、前回ポールポジションを獲ったあとの3位ともなると、意外とそんなにうれしくないんだなと(笑)。ただ、前回の決勝レースは悪かったので、今回はしっかりと走れるよう、決勝に向けてもう少し煮詰めていきたいです。

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