2012 Formula NIPPON
No.31 中嶋大祐
9月23日、第6戦スポーツランドSUGOの決勝日を迎えた。午前10時10分から30分間のフリー走行が行われた。宮城県地方は昨夜半から雨。朝方は小雨で降ったり止んだりだったが、走行の始まる10時頃から雨が本格的に降り出す。当然、路面はウェット。気温は19度、路面温度は22度だった。
No.20 松田次生 午後の決勝レースも雨の予報だけに、コースオープンと共にほとんどのマシンがコースに出て行く。ほとんどがレインタイヤで走行を始める中、初参戦のNo.15 佐藤琢磨(TEAM 無限)など何台かは、スリックタイヤでコースイン。どうやらタイヤの皮むきを行うためのようだ。ただ流石に控えめなスピードで1周しただけでピットに戻っていった。
セッション序盤は滑りやすいコンディションが得意なドライバーがペースアップ。No.1 アンドレ・ロッテラーとNo.2 中嶋一貴のPETRONAS TEAM TOM'SコンビやNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が1分30秒台から29秒台でトップを入れ替えていく。7分過ぎにロッテラーが1分27秒701を出し、ここからが本格的走行となっていく。
10分を過ぎてNo.20 松田次生(TEAM IMPUL)が1分27秒475でトップ。これにNo.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)が続き2番手に。松田はさらに1分26秒651までタイムアップ。琢磨もようやくコンディションを掴んだか、9番手まで浮上してきた。
No.8 ロイック・デュバル 走行もラスト10分。雨に強いNo.8 ロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO)が1分26秒307でトップに立つ。だが、すぐに小暮が抜き、またデュバルがとトップが目まぐるしく変わる。そうするとレインマイスター、ロッテラーが1分25秒576と大幅にトップタイムを更新。しかし、このタイムも小暮が25秒011と削ってしまう。まだまだタイムアップは止まらず。ラスト5分でデュバルが1分24秒938を出すと、次の周で24秒900に。このタイムを、今度は松田が。1分24秒676と更新し、再びリーダー。松田は終了目前に、さらに24秒512までタイムアップ。
これでトップ決定かと思われたが、チェッカーラップでNo.31 中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)が1分24秒381を叩き出して、セッションのトップタイムを奪い取った。
2番手は松田。以後、デュバル、小暮、一貴、No.7 大嶋和也(Team LeMans)の順となった。決勝をフロントロウ(最前列)からスタートするNo.40 伊沢拓也とNo.41 塚越広大のDOCOMO TEAM DANDELION RACINGコンビは、10、11番手に留まった。デ・オリベイラは13番手、佐藤は一時7番手まで上がったが、最終的に16番手となった。