2011 Formula Challenge
2011フォーミュラチャレンジ・ジャパンRd.10
公式予選 10月7日(金)
フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第10戦の公式予選が10月7日(金)、鈴鹿サーキットで15時55分より30分間で行われた。
今回の予選は明日8日に行われる第10戦のグリッドを決めるもの。第11戦のグリッドは、この第10戦決勝のベストタイム順となる。
朝のフリー走行が終わってからF1のフリー走行が2回行われたため、この予選セッションはレコードライン上にF1タイヤのラバーが載った状態での走行となった。
通常こうしたラバーはグリップレベルを向上させる効果があり、実際今回の予選タイムも朝のフリー走行に比較して確実に上がってはいた。
しかしF1では昨年から今年にかけて使用するタイヤメーカーが変わったため、ドライバーが感じるグリップ感の違いや、周回を重ねるに従っての変化の度合いなど、これまでとは大きな違いがあったようで、この二つのフィーリングの違いも、各ドライバーを悩ませる要素になったようだ。
こうした影響からかタイムの出方もこれまでと異なり、殆どのドライバーが序盤から中盤までに自己ベストを記録し、後半はタイムが伸び悩むこととなった。
そうした中で今日唯一の2分03秒台を記録してトップに立ったのが#11石井一也だ。
朝のフリー走行から好調だった石井は、開始10分過ぎに2'03.964を記録すると、次の周回には2'03.914までタイムを縮めてきた。石井はここで早々とアタックを切り上げ、他のドライバーの動向をうかがう作戦に出た。
結局走行を重ねるにつれてタイムは伸び悩む傾向にあったため、石井はそのままアタックをせず、明日の第10戦のポールポジションを得た。彼にとっては今季3度目のポールだ。
2番手にはルーキーの#2山田真之亮、3番手には#9勝田貴元がつけている。
一方、ポイントリーダーの#4平川亮はタイヤの内圧の調整が上手くいかなかった模様で予選8番手に留まり、午前中トップタイムの#8元嶋佑弥もこれまで経験したラバーグリップとの違いに違和感を感じてか、序盤にタイムを出すことができず、後半自己ベストは更新したものの7番手スタートに留まった。しかしふたりとも明日の決勝でのポジションアップ、明後日を睨んでのベストラップ記録に気持ちを切り替えているようだ。
FCJ第10戦決勝は明日の朝9時30分より10周で行われる。