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2012 Formula Challenge

Round5/6/7FUJI SPEEDWAY

Race

2012フォーミュラチャレンジ・ジャパンRd.7
決勝レース 9月2日(日)

#10松下信治が3連勝を飾る

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フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ) 第7 戦の決勝レースが9 月2 日( 日)、富士スピードウェイで行われた。

天候は朝から小雨が降ったり止んだりを繰り返しており、FCJ 決勝の直前に開催されたポルシェGT3 カップの時点では路面はハーフウェット。しかし、FCJ のスタート時間が近づくにつれ日が差し始め、路面は次第に乾いてゆく。 こういった場合、タイヤの選択が非常に難しくなるのだが、まだまだ濡れた箇所が多く、一旦はウェットタイヤ使用が決定される。ところが日差しは強さを増し、路面は急速に乾き始めた。このままレースをスタートすれば、ウェットタイヤを傷めるか、スタート後ピットインしてスリックタイヤへの交換を余儀なくされる可能性が高い。このため、12 時15 分の段階でスリックタイヤへの変更が決定、全車がスリックタイヤを履いて、12 時25 分、コースインを開始した。 路面は急速に乾きつつあったものの、全17 台がグリッドに整列した時点ではイン側はまだ若干濡れており、グリッドの奇数列と偶数列で有利、不利が分かれそうな状況。
実際、スタートしてみるときれいにホールショットを決めたポールシッターの#10 松下信治の後方で2 番手スタートの#8 清原章太と3 番手スタートの#4 平川亮が並走状態になったが、イン側のラインをがっちり固めて1 コーナーに入った#8 清原がなんとか2 位のポジションを死守してオープニングラップを終えた。

追走する#4 平川は3 周目の1 コーナーで#8 清原のインに飛び込むが、立ち上がりでラインをクロスさせてきた#8 清原に抜き返されて再び3 位に。その後は#8 清原が徐々に#4 平川を引き離して1 秒前後にギャップを広げていく。 更に#4 平川の後方には4 位の#12 高星明誠が次第に接近してきた。時折ラインを左右に振って牽制するそぶりをみせる#12 高星だったが、この3 台の膠着状態はファイナルラップまで続き、最後は再び#8 清原との差を縮めてテールに食らいついた#4 平川と、そのすぐ背後に迫った#12 高星の3 台が最終コーナーからスリップストリームを使い合いながらホームストレートに戻ってきた。
しかし結局この3 台の順位は動かず、2 位#8 清原、3 位#4 平川、4 位#12高星のままでレースは終了。
こうした戦いを尻目にトップの#10 松下はファステストラップを更新しながら後続との差を広げ、最後は17 秒以上の大差をつけてフィニッシュ。見事今週末を3連勝で飾り、シリーズポイントでもトップの#4 平川に3 ポイント差まで迫った。

このレースではセカンドグループ以降でもコースのあちこちで激しいバトルが展開され、接触やペナルティも相次いだ。
そうした中、唯一の女性ドライバーである#16 三浦愛は16 番手スタートながら一時は9 位まで順位を上げ、その後も抜きつ抜かれつのバトルを繰り返しながら12 位でフィニッシュした。
また、今回スポット参戦の#20 石川京侍はスタート直後の1 コーナーで#11 坪井翔と接触、ノーズを破損して長時間ピットにとどまることになったうえ、ドライブスルーペナルティを課せられて11 周遅れの17 位に終わった。

次の舞台は鈴鹿サーキット。
F1日本グランプリのサポートイベントとして大観衆の前でその走りを披露することとなる。

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優勝:松下信治(東京中日スポーツ賞 受賞)
今回お世話になったメカニックの皆さんやホンダさんに深く感謝しています。3レース全部勝てたことは、これからの流れを変える大きなターニングポイントになりました。次の鈴鹿サーキットは得意なコースの一つなので、全力で頑張って5連勝したいです。
平川選手とのポイント差が近づいたので、タイトルはもちろん狙っていきます。お互いに良いレースができたら、と思います。


2位:清原章太
大きくコンディションの変わる難しいレースになりましたが、メカニックの皆さん、ホンダさん、その他大勢の関係者の皆さんに温かく見守っていただいて、ありがとうございました。松下選手にスタートからぐいぐい離されて、悔しいレースになりました。路面の違いはもちろんありましたが、自分にも原因があって出遅れてしまい、松下選手には離され、平川選手に並びかけられてしまいました。同じHFDPから出ている選手に3回勝たれた、という意味でも悔しい気持ちで一杯です。 次からはSRS-Fで一番走り込んでいる鈴鹿なので、優勝という結果につながるよう頑張ります。

3位:平川 亮
トヨタのホームコースである富士スピードウェイでホンダの選手に3連勝されてしまい、トヨタの関係者の皆さんには申し訳ない気持ちで一杯です。次の鈴鹿では今回の問題点を解決してレースに臨みます。今回の結果はもうしょうがないので、気持ちを切り替えて残り5戦を戦います。





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