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2013 Formula Challenge

Round1FUJI SPEEDWAY

Race

2013フォーミュラチャレンジ・ジャパンRd.2
決勝レース 3月31日(日)

フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第2戦の決勝は3月31日(日)、富士スピードウェイで行われた。

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この日の富士スピードウェイは、前夜半から雨が降ったりやんだりを繰り返す難しいコンディションとなっており、その影響で第2戦決勝もスタートからフィニッシュまで波乱の相次ぐ荒れたレースとなった。
朝の時点で一旦雨はやんだため、使用タイヤをウェット、ドライのどちらにするかは正午の時点で判断することとされ、結局全車ウェットタイヤを装着してグリッドへ向かうことになった。
12時35分、21周の決勝がスタート。ここで2番グリッドの#8清原章太がエンジンストール、一気に後続に飲み込まれて10位まで後退してしまう。更にポールポジションの#14藤波清斗も#5石川京侍、#4高橋翼らの先行を許し、3位でコントロールラインに戻ってきた。
藤波の背後にはルーキーの#1山下健太が迫ってきて両者は熾烈な3位争いを展開。2周目のプリウスコーナーで#1山下が#14藤波をパスすると、続く最終コーナーでは#14藤波が#1山下のインをつき、それに#1山下がクロスラインをとって並びかけ、両者サイド・バイ・サイドの状態でホームストレートに戻ってきた。ところが1コーナー手前で前に出た#1山下に#14藤波が追突。#1山下はなんとかコースに踏みとどまったものの、#14藤波は姿勢を乱してアウト側のガードレールに突っ込み、早くもレースを終えることになった。
更にその後方では、エンジンストールで出遅れた#8清原が、追い上げを開始してすぐに#2根本悠生と接触。これにより#8清原にはドライブスルーペナルティが課せられ、この時点で上位入賞の望みはほぼ潰えてしまった。
このように第1戦で表彰台に上がった3人のうちの2人が序盤で優勝争いから脱落する中、トップに立った#5石川は序盤から一気に後続を突き放しに掛かり、2位を走る#4高橋との差を3周終了時点で2.989秒まで広げるが、当初ウェットだった路面が次第に乾いていくにつれ、#4高橋のペースが#5石川を上回るようになる。21周レースのうち6周を終えた時点での両者の差は2.471秒に縮まり、その後もじわじわと#4高橋は#5石川に接近していく。一方、#5石川も9周目にファステストラップを更新し、いったんは#4高橋を3秒後方に押しやるものの、先行逃げ切りの作戦で飛ばしてきた#5石川のフロントタイヤはかなり消耗が進んでいたため、10周目、11周目と再び#4高橋の接近を許してしまい、18周が終了したところで遂にその差は0.9秒に。19周目には完全にテール・トゥ・ノーズの状態となってしまった。そして20周目の1コーナーで#4高橋はアウトから#5石川を抜き去りトップに立ち、フル参戦2戦目、昨年のF1日本グランプリサポートレースでのスポット参戦を入れても僅か4戦目にしてFCJ初優勝を獲得した。
一方、抜かれた#5石川もこの時点で既にフロントタイヤが限界に来ていたこともあり、無理に抵抗することなく、2位でのポイントを獲得することに頭を切り替えてチェッカーを受け、第1戦に続いて2戦連続での表彰台をものにした。3位にもまたルーキーの#1山下が入り、第2戦決勝は上位3人が全てフル参戦1年目の選手という結果となった。

次回、FCJ第3戦・第4戦は、5月11〜12日にツインリンクもてぎで行われる。

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優勝:高橋翼
1回目に悔いの残るレースをしたので、2回目のレースは優勝を狙っていました。その通りの結果が得られて本当に嬉しく思います。序盤はなかなかペースが上がらない状態でしたが、後半から良くなってきて、残り5周あたりで抜けると思うようになりました。路面にところどころ乾いた場所があったので、それを利用しましたが、最後のラップは本当にタイヤがきつかったです。


2位:石川京侍
昨日はスタートを失敗しましたが今日はうまくいったのですが、タイヤマネジメントが難しかったです。できることを精一杯やったので悔いはありません。タイヤは最後まで持つと思ったので、ストレートでタイヤを冷やしながらとりあえず最初に逃げて、と思ったのですが、思ったより消耗が速かったです。

3位:山下健太
まだ表彰台に乗るだけの速さは無かったので、昨日の結果には悔いは残っていません。今日のレースで、もしいけるとしたら雨の時がチャンスだと思っていました。実際に表彰台に乗ることが出来て良かったです。藤波選手のペースがあまり良くなかったので1コーナーで抜こうとしたんですが、そこでは抜けず、プリウスコーナーで前に出て、最終コーナーでは藤波選手がインをついてくることを見越してクロスラインをとってストレートで並び、1コーナーで前に出ました。


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