2013 Formula Challenge
2013フォーミュラチャレンジ・ジャパン Rd.8
決勝レース 8月24日(土)
フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第8戦の決勝が8月24日(土)、富士スピードウェイで行われた。
朝から分厚い雲が上空を覆い尽くす中、公式予選は終始ドライコンディションで行われたが、12時20分の第8戦決勝スタート時刻を目前にして、大粒の雨がコースを濡らし始めた。
しかし雨量自体はそれほど多くはなかったため、今回は全車スリックタイヤを装着してスタートに臨むことになった。
結局この雨はレースが始まるとすぐに止み、ほぼドライコンディションの状態でレースは進行した。
ホールショットを奪ったのはポールポジションの#8清原章太。続く2番手には予選4位からスタートした#6三笠雄一が見事ジャンプアップを果たし、予選2位の#9道見ショーン真也は3番手。
序盤から着実にリードを広げていく#8清原に対し、2位以下は#6三笠、#9道見、#2根本悠生が接近戦を展開。そこから少し遅れて予選3位の#4篠谷大幹が5番手で周回を重ねていく。
しかし#2根本は7周目のヘアピンでスピン、大きく順位を落とすことに。
変わって1周目を7位で終えた#11坪井翔がファステストラップを更新しながら着実に順位を上げて追いついてきた。
その前方では3番手を走行する#9道見は7周目の最終コーナーで#6三笠を捉えて2位に浮上。
#6三笠は12周目の1コーナーで#3篠谷にインを突かれるが、立ち上がりで抜き返して3位をキープ。逆に#3篠谷の背後には#11坪井が徐々に迫り、13周目の最終コーナーで#11坪井が#3篠谷のインを突いて4番手に浮上した。
更に#11坪井はファイナルラップのダンロップコーナーで#6三笠のインに飛び込み、3位でチェッカーを受けた。
こうした後続のバトルを尻目に、トップの#8清原は着実にリードを広げ、最後は2位の#3道見に4.181秒差を付けて15周を走り切り、FCJ参戦3年目にして遂に念願の初勝利をものにした。
なお、今回スポット参戦の#15長渕蓮は14番グリッドからスタートし、12番手という結果であった。
第9戦決勝は8月25日(日)朝8時25分より、21周で行われる。
優勝:清原章太
ほっとしています。やっと勝つことが出来ました。
スタートは落ち着いてしっかり決めて、あとはのびのびとベストタイムを出すことだけを考えて走りました。これからはF3も、FCJの残りのレースも、勝てるように頑張ります。
1年目は表彰台に上がることも出来ず、2年目は表彰台には上がれても勝つことが出来ず、自信を失いそうになった時もありましたが、「自分は遅くない」と信じてやってきました。今年F3にも参戦したことで、走り方や技術など、F3で学んだことをFCJで生かすことが出来ました。
自分にとってのフォーミュラでのベストレースはF3で勝った時になるのかなと思います。なので、今の気持ちはF3で勝ちたいと思っています。でもそのために今はFCJで学んでるところです。
2位:道見ショーン真也
スタートはうまくいきませんでした。その後はタイヤが暖まるまで様子を見てからプッシュしました。2位に上がった時にはもう、清原選手とのギャップが大きかったので、なんとかファステストラップを獲ろうと思いましたが、できませんでした。
三笠選手は最終コーナーで少しミスをしたようだったので、スリップストリームを使って抜きました。
3位:坪井 翔
3位になれたのは応援して下さった皆さんのお陰だと思います。
スタートは良くなくて、1~2周目の混乱を避けることが出来ず、8位くらいまで落ちてしまいましたが、ペースは良かったので、追い上げていこうと思いました。明日は3位からのスタートなので、優勝を狙っていきます。
最終ラップは三笠選手がヘアピンでミスしたみたいだったので、もう抜くしかない、絶対に表彰台に上りたいと思ってダンロップで抜きにいきました。