2013 Formula Challenge
2013フォーミュラチャレンジ・ジャパン Rd.5
決勝レース 6月22日(土)
フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第5戦の決勝が6月22日(土)、富士スピードウェイで行われた。
公式予選に引き続きコースはドライコンディション。しかし少し厚めの雲が上空に覆い被さり、やや低めの気温の中、15周の決勝レースは12時20分にフォーメーションラップを開始。
ところが後方グリッドの#7ナニン・インドラ・パユーング、#13林周平の2台が自分のグリッドを行き過ぎてしまったためにスタートがやり直しとなり、当初予定より1周減算されて14周でスタートすることになった。
ホールショットを奪ったのはポールポジションの#14藤波清斗。
その後方では数台が並走状態で1コーナーに殺到したが、予選2番手の#3篠谷大幹がかろうじてポジションをキープ、3番手の#4高橋翼、4番手の#5石川京侍がテール・トゥ・ノーズで続く。
序盤は#3篠谷にコンマ9秒ほどのリードを築き上げた#14藤波だったが、5周目の最終コーナーでシフトダウンのタイミングを誤りレブリミッターを作動させてしまう。
これにより立ち上がり加速の延びなくなった#14藤波を2位の#3篠谷がホームストレートで抜き去ってトップに立った。
抜かれた#14藤波は#4高橋、#5石川、#9道見ショーン真也の3位集団に追いつかれて何度も1コーナーで並びかけられることになり、レース後半は防戦一方の展開に。
この間に#3篠谷は着々とリードを広げ、最後は2位以下に7.1秒の大差を付けてトップでフィニッシュ。
参戦3シーズン目にして念願の初優勝をものにした。
2位には#5石川や#4高橋の再三にわたるアタックを退けた#14藤波が付け、3位にはファイナルラップのダンロップコーナーで先行する2台を一気に抜き去った#9道見が入った。
なお、スタート遅延の原因となった2台にはレース再開後、ドライビングスルーのペナルティが課せられたが、これに従わなかった#13林に対しては黒旗が提示され。失格の裁定が下された。
なお、今大会も第5戦決勝レース中のベストラップ順で第6戦のグリッドを決めるというルールが適用されており、ファステストラップを記録した#3篠谷が次の第6戦のポールポジションを獲得。
スタート直後の混乱で後退を余儀なくされ、10位に終わった#1山下健太が2番手グリッドをものにした。
第6戦決勝はこのあと16時05分より15周で行われる。
優勝:篠谷大幹
大きな1勝を挙げることが出来たことに関し、スポンサーの皆様、トヨタ自動車様に感謝しています。これからも応援をお願いします。スタートは落ち着いていこう、ということで、ポジションキープで行けました。序盤はペースが上がらず焦っていましたが、その後は自分のリズムを取り返してトップに立てたので良かったと思います。次のレースもポールポジションだと思うので、スタートを失敗せず2連勝を狙います。
レースの途中から嬉しさがこみ上げてきて、言葉にできない状態でした
2位:藤波清斗
スタートは決まって1コーナーもトップでいけ、序盤のペースも良かったんですが、ミスをして2位に落ちてしまい、その後はペースが上がらなくなって2位を守るので一杯一杯でした。何がいけなかったのか対策を考えて次のレースでは優勝したいです。ミラーを多少は気にしていましたが、今回もなるべく見ないようにして走っていました
3位:道見ショーン真也
スタートは悪くなかったのですが、1コーナーに入ったところでイン側にもう一台居たので少しコースアウトしてしまいました。最終ラップで3ワイドになった時はギリギリの状態でしたが、3位のドライバーの注意が4位の方にいっていたので、その瞬間に『行ける』と思いました