2013 Formula Challenge
2013フォーミュラチャレンジ・ジャパン Rd.7
決勝レース 6月23日(日)
フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第7戦の決勝が6月23日(日)、富士スピードウェイで行われた。
3レースが開催された第3大会富士の最後の決勝は23日朝10時35分より21周で行われた。
今回のスターティンググリッドは第6戦決勝で各自の出したベストラップの順ということで、ファステストラップを記録した#14藤波清斗がポールポジションを獲得。
#14藤波はスタートも上手く決まってそのままトップで1コーナーへ。
その後方では#4高橋翼と#5石川京侍が激しい2位争いを展開、コカコーラコーナーで#5石川がアウトに膨らみ、その間に#4高橋が先行。両者の間には#9道見ショーン真也が割って入り3位に浮上する。
こうして一旦は4位に後退した#5石川だったが、5周目の1コーナーで#9道見をパスして3位を奪い返すと、6周目の1コーナーでは#4高橋のインを突き、2位に浮上、更にはトップを快走する#14藤波とのギャップをも瞬く間に削り取って8周目の1コーナーでアウトから#14藤波に挑みかかった。
ここではかろうじて#5石川を押さえ込んだ#14藤波だったが、#5石川は10周目の1コーナーやヘアピンでも仕掛けてくる。
懸命に#5石川の攻撃を退ける#14藤波。
こうして2台が接近戦を繰り広げているうちに、3位の#4高橋と#9道見の2台も追いつき、11周目の1コーナーにはトップ4台が並走状態で雪崩れ込んだ。
このバトルを制したのは#4高橋。2番手に#5石川が続き、これまでトップを走っていた#14藤波は#9道見にも先行されて一気に4位に後退した。
その後方からは#6三笠雄一も追いついてきたが、#6三笠は続くダンロップコーナーでスピン、この間に#11坪井翔、#3篠谷大幹が#6三笠をかわして#14藤波に迫る。
#3篠谷は12周目の1コーナーでアウトから#14藤波をパスするが、#14藤波も同じ周のダンロップで#3篠谷を抜き返す。ギリギリの間合いで一旦引いた#3篠谷を今度は#11坪井がパス、しかし#3篠谷は15周目の1コーナーで#11坪井を抜き返すと、再び#14藤波を追い上げにかかった。
一方トップの#4高橋を追い上げていた#5石川は14周目の1コーナーで#4高橋をパス。トップに浮上して後続を突き放しに掛かるが、ここまで激しいトップ争いを繰り広げているうちにピットウォール側の白線を超えて走行していたことがペナルティの対象となり、10秒ストップが課せられてしまった。
更には#5石川に続いて16周目のホームストレートでインから#4高橋を抜き去った#9道見にも同様の裁定が下り、こちらはレース結果に40秒が加算されることになってしまった。
これにより第7戦の優勝は#9道見に続いてチェッカーを受けた#4高橋翼のものになった。
2位には#14藤波に最後の直線で並びかけ、鼻差で前に出た#3篠谷大幹がつけ、ポールからスタートした#14藤波清斗は3位で表彰台の一角を得た。
次回第4大会もまた同じく富士スピードウェイでの開催。
8月24-25日に第8、9戦が行われる。
優勝:高橋翼
昨日は2レースとも悔しい結果に終わったので、今日こういう形ではありますが勝てたことは嬉しく思います。次回も富士でのレースですが、2レースとも優勝する気で頑張ります。
2位:篠谷大幹
今回のレースは序盤苦しくて前について行くことが出来なかったんですが、後半は前のクルマのペースが落ちてくると思って、落ち着いてタイヤをもたせながら走ったので、ガソリンの軽くなった分だけタイムアップできて前に追いつくことが出来、ファステストも記録できました。次も2連勝目指して頑張ります。
3位:藤波清斗
前半の5周くらいはペースも良かったんですが、10周目あたりからペースが上がらず、後ろからのプレッシャーに負けてしまい、ミスなどもあって抜かれてしまい、その後もついていけませんでした。こういう結果になってしまいましたが、次回は気持ち的に弱い面を克服して連勝したいです。