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2013 Formula Challenge

Round10-11-12SUZUKA CIRCUIT

Race

2013フォーミュラチャレンジ・ジャパン Rd.12
決勝レース 11月10日(日)

#1山下健太が3連勝でシリーズチャンピオン獲得

フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン(FCJ)第12戦の決勝レースが11月10日(日)、鈴鹿サーキットで行われた。

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FCJの2013シーズンもいよいよ最終戦。第12戦決勝は朝8時30分にフォーメーションラップを開始した。この日の鈴鹿は朝から時折雨粒が落ち始めていたが、コースオープンの段階ではまだ路面はドライの状況だった。このため、各車両ともスリックタイヤを装着してダミーグリッドに向かったのだが、スタート進行が行われている間に西コースから次第に路面が濡れ始め、ヘアピンやスプーン、シケインなどでコースアウトやスピンを喫する選手が続出。フォーメーションラップでも#4高橋翼、#9道見ショーン真也、#18浅原悠貴らがスピンやコースアウトしてしまう場面があった。このためスタートは一旦ディレイとなり、全車ウェットタイヤに換装した後1周減算で再スタートすることになった。

その後、8時49分に2度目のフォーメーションラップが開始された。スタートでトップに立ったのはポールポジションの#1山下健太だった。同じくウェットコンディションでの走行となった木曜日の合同テストで走行ラインを掴んで自信を得たと語る#1山下は、前日の2レースとは違って序盤から一気に後続を突き放しにかかり、1周目で早くも2位の#5 石川京侍に1.666秒の差を付けて戻ってきた。その後も#1山下は着実にリードを広げていき、折り返し点となる8周を終えた時点では4.96秒もの大量リード。そのまま後半もペースを保ったまま着実に周回を重ね、見事3 連勝を飾った。2位には#5 石川。3位には#2根本悠生との熾烈なドッグファイトを制した#4高橋が入った。
これにより2013年のシリーズチャンピオンは参戦一年目の#1山下が獲得することになった。

なお、今回スポット参戦していた#16柴田隆之介は中団グループで積極果敢な走りを見せて9位でフィニッシュ。#17久保凛太郎はウェット路面で苦しい走りを強いられながらも10位。#18浅原は15位だった。

なお2006 年の発足以来8シーズンに渡り、多くの優秀なドライバーをトップカテゴリーに送り続けてきたFCJ はこのレースを持って一旦その幕を下ろすことになった。

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優勝:山下健太
雨の鈴鹿はそんなに走ったことが無かったんですが、3日前の合同テストで1 セッションだけ雨で走れたので、その時にどこがグリップするかラインをよく考えながら走ったので、自信を持ってレースに臨むことが出来ました。スタートは悪くはなかったんですが、少し出遅れた形になり、それでもなんとかトップで1 コーナーに入ることが出来て、徐々に後続を引き離すことが出来ました。ファステストラップも獲りたかったんですが、それはできなかったので、そこがちょっと悔しいです。ドライタイヤは3レース使わないといけないので、昨日のレースは少し抑えていた部分があったんですが、今日は雨になりましたし、そこそこ自信があったので、序盤から攻めていきました。来年のことはまだ決まっていませんが、できればF3 に乗りたいと思います。

2位:石川京侍
スタートはそこそこ決まりましたが、オーバーテイクまではいかず、その後はペースが上がらないままタンタンと終わってしまいました。一年間を振り返ると、1回も優勝できなかったのが悔しいですし、いい一年ではなかったかもしれませんけど、自分の中では凄くスキルアップが出来ました。来年のことは決まっていませんが、できればF3 に乗りたいですし、何のクラスであってもステップアップはしたいです。

3位:高橋翼
スタートで前に行こうと思いましたがそれが空回りしてしまって、スタートを決められませんでした。3 番手のクルマを1周目のスプーンで抜けたんですが、2周目の1コーナーでブレーキを奥にしすぎて飛び出してしまったのはいけなかったと思います。その後はペースを上げられて、ファステストラップも獲れたので、それは良かったと思います。僕もできればF3 を希望しますが、まだ何も決まっていません。



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シリーズチャンピオン
#1 山下健太
photo FCJ は今年初めて参戦しましたが、非常にレベルの高いレースで、最終戦に来るまでかなり苦労しました。前回の富士でも予選13番手とか、速く走らせるのが難しいクルマで、鈴鹿に来て漸く雨でも晴れでも速く走らせられるとこまできたので、自分はこのFCJに来て本当に成長できたと思いますし、最後に3連勝してシリーズチャンピオンを獲れて良かったと思います。F4はセットアップが出来るクルマで、週末を通してセットを進めながらレースを出来ますが、FCJはタイヤの内圧しか触れないし、途中でクルマのシャッフルもあるので、コースによって自分に合ったり合わなかったりするので走らせるのが難しかったです。タイプの違うレースを2つやってきて、2つともチャンピオンが獲れて良かったです。



株式会社日本レースプロモーション代表取締役社長
白井裕社長

photo 8年間にわたり支えていただいたFCJ も残念ながら今年で終わります。我々も少し冷却期間をおいて、ゆくゆくは再開したいとも思います。いままで117 名のドライバーが参加し、今回のスーパーフォーミュラにも6名の出身ドライバーが参戦していますし、その中でも山本尚貴君はチャンピオン候補になっています。これまで8年間ご支援いただきありがとうございました。




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